本書を読まれた方は、改めて日本は安全な国であると感じると思います。
日本国内では危険を感じ取る感覚が薄れていたり、無い状態でも通常の生活ができてしまうからです。
例えば、歩きスマホをしていると、人にぶつかるおそれがあったり、歩く人の邪魔になる、交通事故の原因となります。
その無防備な状態は、外国では確実に犯罪の標的となるでしょう。
イヤホンをしながら歩きスマホをしている場合、人が近づくこともわかりません。
背後から手を伸ばしスマホを盗むのは、機会を狙っていれば、雑踏の中でも、夜道でも、住宅街でも簡単にできてしまいます。
日本ではスマホを盗むことは起こっていませんが、海外で安全確保を確実に行うためには、まず日頃から隙のない行動に心がけることが重要となります。
安全を確保する視点として、自分の行動する場所を周囲のセキュリティレベルよりも、ワンランク上げることによって、犯罪を起こしにくくすることができるため、安全を確保するためのポイントになります。
現在、日本の政策において、外国人の労働者や移民が今後確実に増えていく状況にあります。
とすると、海外で起きていた犯罪、テロの手法も含めて、日本国内に入ってくる可能性が高くなります。
今後、日本国内でも、危機管理・安全対策手法が必要になっていくことが予想されます。本書の内容が、そのお役に立てることができれば幸甚です。
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