成長している人の特徴は、共通しているところがあります。
成長に必要な知識と経験をいつまでも続けていく努力をしているところです。
異なる視点を持つ方法として、他の分野を知ることが有効となります。
他の分野を知ることによって、今まで自分が生きていた中での全体最適の見方から、他の分野を含めた全体最適を図る眼を持つことができるからです。
その行動によって、新たな人のネットワークも広がっていきます。
この行動を発生するためには、意識レベルで大切なことがあります。
それは「成長を続けようとする意志」です。成長を続ける意思を持つことによって、多くの人から学ぼうとする「謙虚な心」が一つのカギとなります。
多くのことを学ぶには、学ぼうとする相手の年齢、経歴は関係ありません。
年下の人間や部下からは学ぶものはないし、学ぶこと自体おかしいのではないかという捉え方では、チームメンバーとのコミュニケーションが一方的になりやすく、お互いの信頼関係も進んでいかないでしょう。
また、研修やセミナーに参加した時、内容の90%を知っているので行く必要はなかったと捉えて吸収を止めてしまうのか、10%も知らないことを学ぶとともに、参加者との人的ネットワークを作ろうと捉えるのでは、同じものに参加しても、得るものは格段に異なります。
「自分が知っていることやできることは社会全体では大したことではない」「まだまだ」という謙虚な心が、物事を受け入れる懐を広く深くし、人の話を受け入れることができます。
このため、成長をする人は、性格が穏やかであると感じるのではないでしょうか。
穏やかな雰囲気によって、相手は緊張することなく、心理的安全性を確保する必要もなく、しっかり話ができる環境ます。
定点観測をしていると、成長している人は、年々、半期ごと、又は、四半期ごとに変化をしていることがわかります。
変化の早い環境を受け入れ、適応することによって、成長を続けているからだと思います。
50代、60代になっても成長を続けている人は、謙虚な心を持って多くの人と接して多くのことを学んでいます。
そして、学んだものを自分の中に取り込み融合させ、ワンランク向上させたものにします。この繰り返しが成長へつながります。
若い世代は、これを毎日普通に行っています。成長するはずだなと思います。
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