二見龍YouTube 迫撃砲小隊長時代
現在の81mm迫撃砲は新型になり、信管や弾薬の性能が向上しているので、早期破裂や不発射はほとんどなくなってきました。
今から40年近く前、私が迫撃砲小隊長を拝命し、実弾を行うと不発射がたびたび発生し、81mm迫撃砲の方針を思いっきり蹴り込んだり、砲身内に詰まった弾を砲を逆さにして激しくゆすり回収したりしたのを記憶しています。
砲弾を地上10mの位置で爆発させ、地上に展開している歩兵や車両に損害を与える曳火(えいか、Air burst)といわれる砲撃の一つです。
その時使用した信管は、先端に風車がついていて発射されると風車が勢いよく回転して発電する方式でした。
ある時、この砲弾が発射して間もなく破裂したのです。
これを体験した隊員は、以降、言われなくても安全確保のための壕をキチンと掘るようになりました。
本物の体験は強烈です。二見龍YouTubeお楽しみ下さい。