89式小銃のサバゲー用電動ガンと実銃との共通点は、同じ形状であること、重量が同じであることです。実銃は空砲を使うと音が出るので、住宅地に近い場所や夜間の使用は制約され、実弾は射撃施設がないところ以外は撃てません。戦闘訓練をしている時に射撃した弾が、何処へ飛んで行っているのか、何処に当たっているのか正確に把握できません。
サバゲー用の電動ガンは、当たり前ですが、装填すれば銃口から弾が出ます。
ガラスに当たれば割れたり、目に当たれば失明の危険があり、歯も折れる威力があるので、銃口を人に向ければ怪我をさせる恐れがあれます。
弾込めをした瞬間から、銃口を人に向けない、銃口で人を切らないという銃口管理をしなければなりません。
ガンハンドリングを磨くことができます。
更に、電動ガンは戦闘訓練の時、有効性を発揮できます。戦闘間、自由自在に動きながら、チームワークを発揮して有利な態勢に持ち込んでいき相手を倒します。
弾が出なければ、思いっきり動けますが、実弾を使用した場合、銃口を人に向けないというガンハンドリングを確実にしないと仲間を撃つてしまうので、急に動けなくなってしまいます。
弾が出ない時と実弾を装填した時のギャップを電動ガンにより埋めることができます。
実戦に近い状態での動作を何度も訓練できるので、戦闘間のガンハンドリングも演練することができます。
サバゲーチームのガンハンドリングレベルが何故高いのか理解できます。
建物での戦闘を映画などで見ると、ヘリから屋上にリぺリングで降りて、上から下に敵を掃討していく場面が多いのに気付きますが、電動ガンを使用して上から攻める訓練と下から攻めていく訓練をすると、圧倒的に上から攻めるほうが成功率が高く、有利なことがわかります。
下から攻め上がる場合の階段での戦闘の難しさを痛感することになります。
階段での戦いを知っているメンバーが上にいれば、下からの攻撃は大きな損害が出ることが電動ガンを使用することによってすぐわかります。
そして、対策を考え試すことが電動ガンにより容易に実現できます。
射撃をする場面は、色々な状況がありますが、敵か味方か、更に民間人なのか武器を持っているのか、銃を使用しようとしているのかを識別して射撃の必要性を判断する識別射撃が常態となり、訓練をしつかりしないと迷っているうちにやられてしまいます。
識別ができるのは裸眼では30m以内の間合いになります。間合いが近くなればなるほど、迅速な判断と射撃動作が必要となり、どれだけのレベルに上げないと対応できないか電動ガンによって対戦するとわかります。
建物の中で壁や障害物に隠れて戦いをする場合、引き金を引く右腕の肘を横に張っていると銃と右肘が見え、肘が目標となります。
敵が遮蔽物から射撃をしようとする時、右肘に加え、右足と右肩が少し出ていれば、見えている部分が射撃目標となります。
近間では早い射撃と小さな目標を撃ち抜く正確な射撃技術が必要となります。撃った弾がどこへ飛んでいくか弾足がわかる電動ガンは、この訓練をするのに最も適しています。
サバゲー用電動ガンは、実戦的な訓練を実現し、ガンハンドリングのレベルを向上させ、隊員を手強く、射撃能力の向上まで可能にするかなりの優れモノです。
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