風立ちぬ -大人の心に強烈に刻み込まれる作品-

風立ちぬ -大人の心に強烈に刻み込まれる作品-

風立ちぬ風立ちぬ

 

 

ゼロ戦を通じて表現する男の生き様

 

戦争というイメージをその時代の生活環境として捉え、ゼロ戦誕生までの時間の流れの中で物語を躍動感を持って展開していきます。日本の良さを素朴に感じほのぼのとしながらも、活力に溢れ激動の時代における、大人の男女の美しい心のつながりが表現されています。「風立ちぬ」は、恋愛の清々しい美しさと、男女の心のつながりのあり方や恋愛を大切にしてほしいというメッセージが優しい心を持って伝えてくれます。

零戦は、紙飛行機のような形で抽象的に表現されていて、戦闘において活躍した戦闘機という感じを出さず、零戦を日本の若い技術者達が毎日知恵を出し合って作製していくイメージが頭に強く残るように表現されています。技術者が、ドイツの進んだ飛行機の技術に触れ、日本の遅れを取り戻そうと全力で打ち込む生き生きとした姿を見せてくれます。

そして、関東大震災の時に出会った少女との再会から、物語が展開されていきます。

 

 

男を引きつける女性の限りない心の美しさ

 

「風立ちぬ」は、女性がひたむきに男性の活躍を願い応援する姿と男性の仕事や生活にとても大切な存在でいてくれる女性の姿が描き出され、そんな大切な女性を男性が大事にする気持ちが表現されています。男女の本来あるべき姿と夫婦の美しさを表現しているといえます。そんな彼女は結核におかされていて余命わずかである状態の中、周りの人の協力により結婚式を挙げます。

体調がいい時以外、床に伏せている女性は、零戦を設計する技術者の夫を蒲団から手を出し、「仕事が終わるまで手をつないでいたい」と言い、2人で優しく手をつないでいる姿を見ると、男性は心が揺れると思います。更に、余命少ない女性が、まだ病状が何とか悪化しておらず美しい状態でいれる時に夫と素晴しい時間を過ごそうとしている姿が心を打ちます。

 

 

心に焼き印を押した最後のおばさんの言葉

 

零戦が完成する段階になると女性はサナトリウムへ姿を消してしまいます。その時二人を見守っていた、おばさんがポツリといった「一番綺麗な姿を見せたかったのね」という言葉は多分一生私の心に刻み込まれて忘れることはないと思います。男がイメージする女性の美しさを限りなく透明にそして純粋に表現されています。

日常に流され、平らになってしまった私の心へ、大切な宝物をプレゼントしてくれた感じがします。

男性必見の作品です。

 

 

関連記事紹介

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です