小倉はもう一度強さを掴みとれるか

小倉はもう一度強さを掴みとれるか

※本記事のアイキャッチ画像は、永田市郎様から頂いた画像を使用致しました。

 

 

駐屯地に入って感じた強さは

 

駐屯地に入った瞬間に、隊員の考えている事や部隊の強さがわかるものです。10年振りに小倉駐屯地に近づいていき、駐屯地の中に入って感じたことは、穏やかさと純真という感覚でした。小倉は強さと荒さが前面に出てくると思っていたんですが、全く感じることはできません。駐屯地に入ると優しい男達がいるだけできのいい人間の集まりのようでした。荒々しい不遜に思える強さは何処にいってしまったのかという状態でした。

 

 

記念日行事の観閲台にいた男達

 

注意深く観察すると、隊員達はしっかり逆境の中で戦闘技術を何とかつなげている事がわかりました。記念日行事の観閲台前でVIPの警護にあたっている男達はなかなかの強さを感じます。周りの人とオーラが違うのが遠くからでもよくわかるぐらい強さを周りに伝えています。それはそれでいいのですが、柔らかさが前面にきて強さが見えないようにするとより実戦で強くなると感じました。

 

 

訓練展示という訓練を見て

 

まじめなメンバーが上司の意図を確実に具現化しているのがよくわかります。あの40連隊の枠に捉われない行動は全く姿を消していました。戦闘技術が不十分なところを素人が見てよかったと感じるレベルで完成度を設定しているところは、やめて純粋な強さを求める姿を出したほうが駐屯地に訪れた人達の心を揺さぶるもがあると感じました。

 

 

10年経っても伝えられ技術を維持していた隊員

 

組織で10年間やってきた事を継承することは難しいものがあると思います。本物を見た隊員はその必要性とやらなければならない事を知り、環境が変わっても何とか維持していこうと踏ん張っていくのが隊員の良さと辛さです。実戦に強くなりたいと心底考えている隊員達が必要とする戦闘技術を継承しようと努力しますが、上司が隊員の目線と訓練を見る目ができていないため、いい訓練をしてもしぼんでしまうのが現実です。

こんなひたむきの隊員の心に火を付けるのが、幹部の仕事であり、隊員が動きやすいように、部隊の活動する地域を航空攻撃から守る対空ミサイルを設置しての安全を約束する、対空火網の傘をさすように、隊員の行動の自由度を広げることが重要です。

10年経って日本全国へ武者修行に行っていたメンバーが色々な人間を連れて帰ってくる時期に小倉はなりました。これからの爆発が楽しみです。

40連隊のメンバー頑張ってください。いつも応援しています。強い小倉を全国へ広める活動を始める時期がついにきました。打ち抜いて下さい。

 

 

 

 

 

自衛隊最強の部隊へ-偵察・潜入・サバイバル編: 敵に察知されない、実戦に限りなく特化した見えない戦士の育成
自衛隊最強の部隊へ-偵察・潜入・サバイバル編: 敵に察知されない、実戦に限りなく特化した見えない戦士の育成

 

 

 

 

 

【kindle本が出ました】

 
 

二見龍レポート#2 コンバットメディックの照井資規、弾道と弾丸を語る
二見龍レポート#2 コンバットメディックの照井資規、弾道と弾丸を語る

 

 

 

二見龍レポート#1 ネイティブ・アメリカンの狩りの技術を伝える川口拓氏との対談
二見龍レポート#1 ネイティブ・アメリカンの狩りの技術を伝える川口拓氏との対談

 

 

 

40連隊の見えない戦士達: 自然をまとう「スカウト」戦闘技術
40連隊の見えない戦士達: 自然をまとう「スカウト」戦闘技術

 

 

本書は、実戦で強烈な威力を発揮する「スカウト」の戦闘技術に触れた瞬間、根底から意識が変わってしまった隊員たちが、戦場から生き残って帰還するために、寸暇を惜しんで戦闘技術の向上へのめりこんでいく姿を記録したものです。

そして願わくば、ミリタリー関係者だけでなく、日々、現実社会という厳しい戦いの場に生きるビジネスパーソンやこれから社会へ出て行く若い人たちに、読んでいただきたいと思っています。スカウトという生き残り術を身につけることは、必ず日々の生活に役立つと私は信じています。

 

 

 

40連隊に戦闘技術の負けはない: どうすれば強くなれるのか!永田市郎と求めた世界標準
40連隊に戦闘技術の負けはない: どうすれば強くなれるのか!永田市郎と求めた世界標準

 

 

『40連隊に戦闘技術の負けはない―どうすれば強くなれるのか!永田市郎と求めた世界標準―』
に登場する隊員たちが訓練を通じ成長していく姿は、若い人達に限らず、人材育成全般にも多くのヒントがあると思います。
 人生・仕事への姿勢について、ミリタリーの人に限らず、多くの人達に読んで頂ければと思います。
 読み方は自由に、肩肘張らず、気楽に読んでいただき、志を持ったインストラクターと若い隊員たちの記録を堪能して頂ければ幸いです。

 

 

 

オオクワガタ採集記: 朽木割り採集・灯下採集・樹液採集の世界
オオクワガタ採集記: 朽木割り採集・灯下採集・樹液採集の世界

 

 

オオクワガタに出会い、採集やブリーディングを始めて、いつの間にか20数年が経ってしまいました。
 日本各地のオオクワガタの有名ポイントで多くの仲間と出会い、採集をした楽しい思い出やズッコケ採集記は私の宝物です。
 オオクワガタを通じ、色々な経験や学びがあり、人生が豊かになった感じがします。そんなオオクワガタ採集記をお楽しみ下さい。

 

 

 

オオクワガタ飼育記 ~マット飼育による美形・大型作出テクニック~
オオクワガタ飼育記 ~マット飼育による美形・大型作出テクニック~

 

 

マット飼育は、菌糸ビンのように簡単に大型を作出するのは難しい飼育法ですが、綺麗な個体を得ることができ、安価で多量にオオクワガタを飼育できることが魅力です。
 本書により、マット飼育のコツを積み上げ、皆さんの目指すオオクワガタを作出して頂ければ幸いです。

 

関連記事紹介

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です