目標とすべき小部隊-futamiryu小倉へ行く-

目標とすべき小部隊-futamiryu小倉へ行く-

 

 

40連隊で目指した小部隊

 

北九州空港に着くと連隊長の時の副官だったkoonoが待ってくれていて、山田訓練場や曽根訓練場、小倉の懐かしい場所を回り、小倉を離れて10年の月日が少しずつ無くなる配慮をしてくれました。懐かしい風景を見ているうちに、精神の盛り上がりを感じるとともに、小倉で皆と目標として目指した小部隊の練成風景が浮美ます。「目標とすべき小部隊」を作るため9個のやるべきことを示したことを思い出しました。

 

 

9個のやるべきこと

 

中隊長を始め隊員全員に示した内容を紹介します。部隊の練成や仕事への心構えに活用してみて下さい。

① 敵に見つからず敵を発見できること

実戦では敵も細心の注意を払って行動するので発見することが非常に難しい状態になります。発見イコール仕留める(仕留められる)ため、戦闘技術の要素がこの行動に集約されています。

 

② 発見した敵を装備火器で撃破できること

自己の保有する装備を自由に使いこなさなければなりません。

 

③ 多くの戦い方のバリエーション(戦法)を持っていて、状況に合わせて柔軟に発揮できること

新しい戦法の開発ができる想像力と状況に合わせて使いこなせる個々の能力とチームワークを保有する部隊は手強いです。

 

④ 大声や文句を言いあって声の大きい方が勝つ様な訓練ではなく、冷静で戦闘員を相手が逃げられないように配置し、淡々と敵を倒すことのできる頭脳とチームワークを持っていること

 

⑤ 陸曹は全員分隊長、小隊長ができ、火力要求ができる。陸士は、全員分隊長ができ、火力要求ができること

一つ又は二つ上の職務をこなすことができる能力と砲迫火力を使える戦闘技術を陸士であっても保有している部隊はありません。どこも持っていない実戦ではとても重要となる能力を持っている部隊を目指します。

 

⑥ 照準は3秒以内、ダットサイトを使用する場合は、1秒間に4発正確に撃ちこめる射撃技術を身に付けること

 

⑦ 味方の位置と敵の位置を把握し、隊員同士が位置情報を共有できること。チームリーダーは常に何をするかを明確に示し、これを隊員は理解でき正確に行動すること(敵と自分の状況を把握し、意思をキチッと示し敵を倒す)

分隊長から3方向から射撃を受けた報告を受けた時、敵の損耗状態配置をおさえている小隊長の指示は、「敵は分隊の半分の勢力だ。西が空いているので81Mを指向し西から回 込んで撃破せよ。準備ができたら報告せよ。ON CALLで81Mを撃つ」これを受けた分隊長は、「13:34に座標○○○に81Mの射撃を3分間頼む」という行動を当たり前のように出来るようにする。

⑧ チームは信頼で満ち溢れていること

 

⑨ 必ずチーム員を助け出すこと

 

 

連隊長官舎での明日を語る会や職場で皆で考えながら、小部隊の強化を進めました。

 

「もうすぐ、宿泊する場所に到着します」というKOONOの声で、隊員と一緒にマウトで訓練していた風景から我にかえりました。

 

明日は、記念日行事で模擬戦を見るのが楽しみです。

 

 

 

 

【kindle本が出ました】

 
 

二見龍レポート#2 コンバットメディックの照井資規、弾道と弾丸を語る
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二見龍レポート#1 ネイティブ・アメリカンの狩りの技術を伝える川口拓氏との対談
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40連隊の見えない戦士達: 自然をまとう「スカウト」戦闘技術
40連隊の見えない戦士達: 自然をまとう「スカウト」戦闘技術

 

 

本書は、実戦で強烈な威力を発揮する「スカウト」の戦闘技術に触れた瞬間、根底から意識が変わってしまった隊員たちが、戦場から生き残って帰還するために、寸暇を惜しんで戦闘技術の向上へのめりこんでいく姿を記録したものです。

そして願わくば、ミリタリー関係者だけでなく、日々、現実社会という厳しい戦いの場に生きるビジネスパーソンやこれから社会へ出て行く若い人たちに、読んでいただきたいと思っています。スカウトという生き残り術を身につけることは、必ず日々の生活に役立つと私は信じています。

 

 

 

40連隊に戦闘技術の負けはない: どうすれば強くなれるのか!永田市郎と求めた世界標準
40連隊に戦闘技術の負けはない: どうすれば強くなれるのか!永田市郎と求めた世界標準

 

 

『40連隊に戦闘技術の負けはない―どうすれば強くなれるのか!永田市郎と求めた世界標準―』
に登場する隊員たちが訓練を通じ成長していく姿は、若い人達に限らず、人材育成全般にも多くのヒントがあると思います。
 人生・仕事への姿勢について、ミリタリーの人に限らず、多くの人達に読んで頂ければと思います。
 読み方は自由に、肩肘張らず、気楽に読んでいただき、志を持ったインストラクターと若い隊員たちの記録を堪能して頂ければ幸いです。

 

 

 

オオクワガタ採集記: 朽木割り採集・灯下採集・樹液採集の世界
オオクワガタ採集記: 朽木割り採集・灯下採集・樹液採集の世界

 

 

オオクワガタに出会い、採集やブリーディングを始めて、いつの間にか20数年が経ってしまいました。
 日本各地のオオクワガタの有名ポイントで多くの仲間と出会い、採集をした楽しい思い出やズッコケ採集記は私の宝物です。
 オオクワガタを通じ、色々な経験や学びがあり、人生が豊かになった感じがします。そんなオオクワガタ採集記をお楽しみ下さい。

 

 

 

オオクワガタ飼育記 ~マット飼育による美形・大型作出テクニック~
オオクワガタ飼育記 ~マット飼育による美形・大型作出テクニック~

 

 

マット飼育は、菌糸ビンのように簡単に大型を作出するのは難しい飼育法ですが、綺麗な個体を得ることができ、安価で多量にオオクワガタを飼育できることが魅力です。
 本書により、マット飼育のコツを積み上げ、皆さんの目指すオオクワガタを作出して頂ければ幸いです。

 

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5 Comments

  1. HIDAKA

    相変わらず忙しくしていますね、あけましておめでとうございます。
    私の方は 相変わらず射撃場の管理人で子供たちに射撃を教えています。
    教室の子供たちは今やライフル協会に所属する子供たちより数段上を行く腕前になっています、したがって今年のJr大会にエントリーして殴り込みをかけることにしました。
    八月に東京で開催される大会にエントリーするつもりです。
    ひょっとすると5年後には有名になるかもしれないですね、でもこの世界も凝り固まって組織が停滞していますね、酷いもんだ。来年は還暦なので頑張ろうかと思います。

    1. futamiryu

      HIDAKA様

      HIDAKAさんに習っている子供達は、恐ろしく腕を上げるでしょう。
      なんといっても、師団の全部隊の訓練を如何にすれば、本物の強さを身につけることができるのか、考え実行した腕の持ち主ですから。

      東京に来た時は、是非会いましょう。

      挑戦心は、人間を生き生きとさせ、光り輝くものにします。活躍を続けて下さい。

      身体の手入れを良くしながら頑張ってください。

                             futamiryu

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