永田市郎氏が十数年振りに我が家へ-年齢70オーバー、身体と心は40代-

永田市郎氏が十数年振りに我が家へ-年齢70オーバー、身体と心は40代-

 

 

お互いに抱き合い再会を喜ぶ

 

永田市郎さんの車が到着した電話が入り、玄関の外に出て待っているとTシャツと短パンというラフな井出達で、達人永田市郎さんが階段を上って来ます。十数年以上の年月が経過したにもかかわらず、お互いに強く抱きあった瞬間、つい先日会ったばかりのような感じに一瞬になります。十数年の間の出来事の何から話そうかと思っていたは何だったかのように、自然に流れるような会話が始まってしまい最初から止まりません。
抱きあった瞬間、70歳を越えているはずの身体は、30代?と錯覚してしまうほど、分厚く、背中の筋肉はしっかりと付いていて、尚かつ、柔らかさがあります。日々の鍛錬をしっかり続け一流の身体を保持しているのがわかります。
成田に到着した時の電話では「足が細くなってしまいました」と言っていましたが、実物は私と変わらない太さで、鍛えている足の筋肉が維持され、いつでも鋭く伸びのある前蹴りを自在に繰り出すことができそうです。

再会を祝して抱き合った時の分厚い胸は、何か心をグッさせる、包み込む広さと優しさがあります。

 

 

サプライズパーティー

 

自宅での永田市郎さんの来日と瀧野隆浩氏の出版記念パーティー参加者の人選をしているhataさんから、誰が来るのかハッキリと連絡がなく、hataさんも忙しいんだなと思い、家内から何人来るかわからないと準備が進められないという質問にも、今回は少なくして話をしっかりしようとしているから、そんなに来ないよと伝えました。

時間になると北九州から数名来て久しぶりの対面をしていると、関東中から当時のやる気のある熱いメンバー達が「こんにちは」と言いながら、上手い酒を片手に次々我が家に集まって来ます。凄い人数で途中からすごい熱気となりエアコンフル回転状態になります。

宴は、ワーワー騒ぐのではなく、バラバラに話すのではなく、皆がまとまって聞き話すという規律正しく盛り上がりながら続いていきます。

各人の十数年間の間の話は、とても密度と学びが多く大変楽しく素晴らしいものです。
hataさんのサプライズ企画は大成功となりました。

家内からは、「あなたの言った3倍以上の人が来たわね。情報部長経験者として如何なものでしょう」と笑いながら、チクリと刺されてしまうほどでした。

 

 

十数年の月日の価値

 

永田市郎さんは、自衛隊を始めとするミリタリー系の訓練に実戦に必要な「銃口管理」と実戦での銃の取り扱いの基本である「ガンハンドリング」を徹底的に普及した人です。

銃から実弾を発射するような実戦を知らない日本に、戦いで銃を安全に使用し、敵を倒す術を一から教えてくれました。

アメリカ本土での米軍との共同訓練や国際貢献活動に参加する実戦に近い訓練を目前とした隊員達は、永田市郎さんの来日を要請しました。

そんな隊員達へ永田市郎さんは、必要とする訓練を年4回手弁当で来日し、戦闘技術を惜しみなく伝えます。来日は、2週間近くにわたり、日本全国の部隊を回って隊員達へ熱烈な訓練を行います。

我が部隊も我が部隊もと要望が多くなるため、部隊の指導者クラスに小倉に集まってもらいいっぺんに訓練をしたり、永田市郎さんから学んだ戦闘技術を小倉の隊員が他部隊へ普及などもしてきました。

永田市郎さんは、実戦で必要な知識と戦闘技術だけにとどまらず、心の作り方、人材を育成するために必要な物事の捉え方、考え方をもやる気のある若い隊員達に伝授してきました。

当時を若い隊員だったメンバーも10数年が過ぎ、仕事や人生に対する姿勢を叩きこまれてきた若手幹部達は、順調に成長と昇級を重ねて中堅や早いものは上級幹部になり始めています。

准曹などの下士官のメンバーも、部隊の中核で活躍する立場に成長しています。

正しく導かれた当時の若手が、権限と責任が大きな立場の上級幹部・最先任上級曹長になり、引き続き戦える部隊・隊員育成を目指すことのできる環境ができてきました。新しい幕がこれから始まる予感がします。

 

 

将来実現すべき能力

 

部隊で重要なメンバーになりつつある自宅に集まったメンバーへ永田市郎さんは、昔話をほどほどにして、ほとんどの時間を次目指すべき方向を熱く語ります。

正確な戦闘情報の入手と射撃ができる能力を保有する優秀なスナイパー養成の必要性を語ります。

地上で行動する部隊に危険な存在となる敵をスナイパーによって排除しつつ、スナイパーを地形上の要点へ、へリを使用しながら次々送り込む戦闘要領、システムを作らなければならないと伝えます。市街地の戦闘の怖さとやり方を熟知している永田市郎さんの視点は、将来必ず必要になると思います。

陸上自衛隊で遅れている分野のコンバットメディックについても、熱く語ります。機会を作りコンバットメディックについて書こうと思います。

 

 

追記

私の戦闘技術を陸上自衛隊へ伝えることが私の愛国心です 
ガンハンドリングは武士の作法とレベル判定の基本
目標を何処に置くのがいいのか
早く伸びるのがいいのか、成長が遅いタイプはどうなのか
永田市郎さんとの出会いを紹介していますので、お楽しみください。

ICHIRO NAGATA公式ブログ「TACTICAL LIFE」において、本記事が取り上げられました。そちらもご覧いただければ幸いです。

 

 

 

 

【kindle本が出ました】

 
 

二見龍レポート#2 コンバットメディックの照井資規、弾道と弾丸を語る
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二見龍レポート#1 ネイティブ・アメリカンの狩りの技術を伝える川口拓氏との対談
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40連隊の見えない戦士達: 自然をまとう「スカウト」戦闘技術
40連隊の見えない戦士達: 自然をまとう「スカウト」戦闘技術

 

 

本書は、実戦で強烈な威力を発揮する「スカウト」の戦闘技術に触れた瞬間、根底から意識が変わってしまった隊員たちが、戦場から生き残って帰還するために、寸暇を惜しんで戦闘技術の向上へのめりこんでいく姿を記録したものです。

そして願わくば、ミリタリー関係者だけでなく、日々、現実社会という厳しい戦いの場に生きるビジネスパーソンやこれから社会へ出て行く若い人たちに、読んでいただきたいと思っています。スカウトという生き残り術を身につけることは、必ず日々の生活に役立つと私は信じています。

 

 

 

40連隊に戦闘技術の負けはない: どうすれば強くなれるのか!永田市郎と求めた世界標準
40連隊に戦闘技術の負けはない: どうすれば強くなれるのか!永田市郎と求めた世界標準

 

 

『40連隊に戦闘技術の負けはない―どうすれば強くなれるのか!永田市郎と求めた世界標準―』
に登場する隊員たちが訓練を通じ成長していく姿は、若い人達に限らず、人材育成全般にも多くのヒントがあると思います。
 人生・仕事への姿勢について、ミリタリーの人に限らず、多くの人達に読んで頂ければと思います。
 読み方は自由に、肩肘張らず、気楽に読んでいただき、志を持ったインストラクターと若い隊員たちの記録を堪能して頂ければ幸いです。

 

 

 

オオクワガタ採集記: 朽木割り採集・灯下採集・樹液採集の世界
オオクワガタ採集記: 朽木割り採集・灯下採集・樹液採集の世界

 

 

オオクワガタに出会い、採集やブリーディングを始めて、いつの間にか20数年が経ってしまいました。
 日本各地のオオクワガタの有名ポイントで多くの仲間と出会い、採集をした楽しい思い出やズッコケ採集記は私の宝物です。
 オオクワガタを通じ、色々な経験や学びがあり、人生が豊かになった感じがします。そんなオオクワガタ採集記をお楽しみ下さい。

 

 

 

オオクワガタ飼育記 ~マット飼育による美形・大型作出テクニック~
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マット飼育は、菌糸ビンのように簡単に大型を作出するのは難しい飼育法ですが、綺麗な個体を得ることができ、安価で多量にオオクワガタを飼育できることが魅力です。
 本書により、マット飼育のコツを積み上げ、皆さんの目指すオオクワガタを作出して頂ければ幸いです。

 

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2 Comments

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