オオクワガタマット飼育 -1令、2令幼虫のマット飼育-

オオクワガタマット飼育 -1令、2令幼虫のマット飼育-

 

 

産卵木からの幼虫取り出しの時期

 

オオクワガタの飼育を始めた時、可能な限り早い時期に栄養価の高い餌を食べさせることが大型を出す秘訣であると考え、卵で取り出してみたり、卯化したてのまだ弱弱しい1令幼虫を産卵木から割り出したりしていました。3令幼虫になるまでの死亡率が15%に近い状態になり、この方法が大型になるとは言い切れない事がわかりました。

数年かけて、1令幼虫初期での割り出しをしたり、1令幼虫後期で割り出したり、2令幼虫初期で試したりしたところ、1令幼虫の前期と後期の間ぐらいに割り出すと3令幼虫になるまでの死亡がほとんどなくなり、比較的安定した大きさが出る経験値を得ました。

最近は、割り出しの時期を産卵木から幼虫の食痕である木屑が産卵木からモコモコ数か所から出てきたら、1令幼虫後期手前のいい時期だと判断して割り出しをしています。

 

 

1令幼虫を入れるビンの大きさ

 

産卵木は、メスの成虫が産卵のための穴を掘って産卵後に埋め戻しすることにより、産卵木全体がオオクワガタのメスの持っているバクテリアでコントロールされるようになります。この産卵木の中で卵から卯化し、幼虫がバクテリアに守られながら成長していきます。

産卵木から割り出した1令幼虫は、ビンに移された時に一緒に入れた食痕のバクテリアと幼虫自体の糞によってバクテリアを放出しながらビン全体をバクテリアでコントロールしようとします。
このため、ビンが大きすぎると小さい1令幼虫では環境コントロールが十分できない状態になります。360mlの俗称マヨピンでは大きすぎます。アオハタジャムビンなどの180ml程度の大きさが適しています。

ビンは、でこぼこしているような形状よりも、中が凹凸のないビンが幼虫飼育には適しています。

キッチンペーパーを4つ折りにしてビンに被せます。このキッチンペーパーにマジックで系統、割り出しの時期を記入しておくと幼虫の個別管理が容易です。

 

 

マットの水分量

 

6月の中旬頃に割り出しを行い小ビンへ一匹一匹入れていきます。割り出しの時期は梅雨時で湿度が高い気候のため、ビンの中のマットの水分が乾燥せずに3令幼虫になって大ビンへ移すまでの間、いい感じで維持されます。
夏は、気温が高くマットが乾燥しやすくなり、9月に入ると秋の長雨で比較的湿度が高くなり、冬は乾燥するのでマットの水分を微妙に調整することが大切です。

小ビンへ詰めるマットは、梅雨時のため、軽くマットを握ると何とかお握りができる程度が適しています。硬いお握りができ、少し水分が出てくる状態だと水分が多すぎるので日陰で乾燥する必要があります。握っても固まらないマットの状況だと、気温が上昇する7月になった時急激に乾燥していくので加水する必要があります。

幼虫が小ビンのマットを十分にコントロールしている時は、乾燥や加水分解が幼虫によりコントロールされ、幼虫が澄みやすい環境が維持されます。コントロール能力を超える多過ぎたり、少な過ぎたりする水分量だとマットが急激に悪化してしまいます。

 

 

小ビンに移す時のポイント

 

幼虫には触らないことが大切です。

オオクワガタ飼育を始めて気が付いたのは、人間の手は多くの雑菌が付いており、外や家には色々な菌が飛んでいるということです。
朽木割採集を息子達と一緒に山梨県へいった時、小学校低学年の下の息子が素手で触ったオオクワガタの幼虫やコクワガタの幼虫はほとんど数時間後黒くなり始め死んでしまいました。人間の手のひらには多くの雑菌が付いているを、この甲府地域の採集で知りました。

オオクワガタ飼育をしていて、人間は色々な菌に触れたり、吸い込んでも大丈夫な身体を持っている生き物だなと感じます。

小ビンへオオクワガタの1令幼虫を入れた後、可能な限り幼虫の食痕の木くずをビンに入れると幼虫の小ビン内の環境コントロールが上手く出来、成長にいい影響を与えます。

飼育経験、特に色々チャレンジした飼育経験は、非常に貴重です。是非データーをとって次に生かして下さい。

新婚の奥様は計量しながらお味噌汁を作ったりしますが、ベテランの主婦は勘で見事な味のお味噌汁を作れるように、オオクワガタ飼育の経験を積んでいくとは、勘どころで上手く飼育できるようになります。その勘どころを記録しておくことが大切です。

多くの飼育に関する知見があると思います。今回、自分のオオクワガタ飼育体験からオオクワガタ幼虫のマット飼育について紹介させて頂きました。
あなた独自のオオクワガタ飼育をどうぞ楽しんで下さい。

 

 

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2 Comments

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