旨い酒との出会いを求めて -酒の作り手と売り手の気迫を感じる-

旨い酒との出会いを求めて -酒の作り手と売り手の気迫を感じる-

キャッチアップ画像は、十四代の七垂二十貫「双虹」です。丁寧に作られた蔵人の卓越した技術が光ります。シッカリした中に、口に含んだ瞬間に爽やかさが広がり、香り高く華やか、そして、優雅な味わいがあります。
 

坂の上の雲の秋山好古

 

小説「坂の上の雲」に登場する秋山兄弟の兄は陸軍、弟の秋山真之は海軍で活躍します。弟の真之は日本海海戦でとても有名な人物です。私は何故かこの小説の中での兄好古と日本酒の描写部分が頭に残っています。日本酒を飲む好古の姿がこの上もない崇高な飲み物と接しているイメージとして湧き上り、好古が飲む日本酒が酒の概念を超え、好古の身体に合った生きる活力と喜びを与る妙薬として描かれているように感じるからです。

坂の上を読んだ当時の私は20代、今から30年以上も前のことで、当時日本酒は味も銘柄もわからず酔うために飲んでいたため、日本酒を飲むと悪酔いし、なかなか酔いが抜けず、後味が化学調味料の残る、次の朝酷い頭痛をくらう、私にとってとてもいけない飲み物でした。

坂の上の雲の日本酒と現実の日本酒のギャップが大き過ぎ、好古のような味わいを得ることのできる日本酒はあるのだろうか、今の大量生産型の日本で昔の旨くて手間のかかる日本酒を作るような時代が来るのだろうか、と思って過ごしてきました。

 

七福神
岩手県の名前がとてもめでたい酒「七福神」、酒米の亀の尾を使った七福神はいけます。

 

 

日本酒の師との出会い

 

陸幕が六本木にある頃、事務官で私よりも15歳年上のokitu(oさん)さんと同じ部屋で勤務していました。oさんは、大事そうに何かのラベルをはがしてコレクションしており、聞いてみると旨い酒を飲んだ時のラベルをはがして集めているとのことでした。当時の日本酒の悪いイメージを話すと、勘違いしていると言います。同僚も私の意見と同じで、「oさん、食べ物と酒は、口でいくら言っても美味しいかわからない」と皆から聞いた瞬間、「皆さんは人生を損している。私が旨い酒を新年会に持ってきましょう」ということになりました。

新年会の時、めったに手に入らない「十四代の生酒」です。とコップに注がれ飲んだ瞬間、「秋山好古はこれを味わっていたんだ」と今までの疑問が解けました。
多くのことを語っているのですが、日本酒は不味いと思っていたものが素晴らしく酒が旨すぎて、日本の田園風景の中で身体の中に注がれる澄みきった液体を感じていてoさんの話はほとんど聞こえません。

この瞬間から、師と弟子の出会いとなりました。
「生酒、火入れしていない酒をいい、米は、山田錦で、純米酒であればそこそこいけます」、「アル添は私は飲みません」師が私に教えてくれた初めての内容です。

「十四代」は、凄いですねというと、「このような日本酒やあなたに合うような日本酒がいっぱい日本に存在してますよ」と言い、現在もすごい酒を持ってきて当時のメンバーに飲ましてくれます。

 

 

日本酒に追い風

 

日本酒造りの世代が交代し、本物を目指す新進気鋭の若手蔵元の参入により、日本酒のレベルそのものが格段に向上しています。美味しい日本酒を取り扱う飲食店が増え、おしゃれな店でも日本酒を楽しむ人が多くなり、女性向けの商品開発や女性の杜氏の活躍により、日本酒ブームが巻き起こっています。

全体の製造量は減少傾向にありますが、研究とチャレンジを続け本物を追及する銘柄は、増加しています。日本酒本来の美味しさと一銘柄で一年を通じ四季毎に色々な種類の味を楽しめる技法があり、丁寧に大切に作られた日本酒の魅力は世界にも広がっています。

これからも、素晴らしい日本酒を紹介する予定です。
新年会の時期になると、美味しい日本酒を飲んだ瞬間、oさんが普通のおじさんから私の日本酒の師へ変化した瞬間を思い出します。
 

 

十四代
幻舞の杜氏は、女性です。
 

 
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【kindle本が出ました】

 

二見龍レポート#2 コンバットメディックの照井資規、弾道と弾丸を語る
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二見龍レポート#1 ネイティブ・アメリカンの狩りの技術を伝える川口拓氏との対談
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40連隊の見えない戦士達: 自然をまとう「スカウト」戦闘技術
40連隊の見えない戦士達: 自然をまとう「スカウト」戦闘技術

 

 

本書は、実戦で強烈な威力を発揮する「スカウト」の戦闘技術に触れた瞬間、根底から意識が変わってしまった隊員たちが、戦場から生き残って帰還するために、寸暇を惜しんで戦闘技術の向上へのめりこんでいく姿を記録したものです。

そして願わくば、ミリタリー関係者だけでなく、日々、現実社会という厳しい戦いの場に生きるビジネスパーソンやこれから社会へ出て行く若い人たちに、読んでいただきたいと思っています。スカウトという生き残り術を身につけることは、必ず日々の生活に役立つと私は信じています。

 

 

 

40連隊に戦闘技術の負けはない: どうすれば強くなれるのか!永田市郎と求めた世界標準
40連隊に戦闘技術の負けはない: どうすれば強くなれるのか!永田市郎と求めた世界標準

 

 

『40連隊に戦闘技術の負けはない―どうすれば強くなれるのか!永田市郎と求めた世界標準―』
に登場する隊員たちが訓練を通じ成長していく姿は、若い人達に限らず、人材育成全般にも多くのヒントがあると思います。
人生・仕事への姿勢について、ミリタリーの人に限らず、多くの人達に読んで頂ければと思います。
読み方は自由に、肩肘張らず、気楽に読んでいただき、志を持ったインストラクターと若い隊員たちの記録を堪能して頂ければ幸いです。

 

 

 

オオクワガタ採集記: 朽木割り採集・灯下採集・樹液採集の世界
オオクワガタ採集記: 朽木割り採集・灯下採集・樹液採集の世界

 

 

オオクワガタに出会い、採集やブリーディングを始めて、いつの間にか20数年が経ってしまいました。
日本各地のオオクワガタの有名ポイントで多くの仲間と出会い、採集をした楽しい思い出やズッコケ採集記は私の宝物です。
オオクワガタを通じ、色々な経験や学びがあり、人生が豊かになった感じがします。そんなオオクワガタ採集記をお楽しみ下さい。

 

 

 

オオクワガタ飼育記 ~マット飼育による美形・大型作出テクニック~
オオクワガタ飼育記 ~マット飼育による美形・大型作出テクニック~

 

 

マット飼育は、菌糸ビンのように簡単に大型を作出するのは難しい飼育法ですが、綺麗な個体を得ることができ、安価で多量にオオクワガタを飼育できることが魅力です。
本書により、マット飼育のコツを積み上げ、皆さんの目指すオオクワガタを作出して頂ければ幸いです。

 

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