対人関係を悪くする人を疑い妬む猜疑心

対人関係を悪くする人を疑い妬む猜疑心

 

 

イライラする原因

 

自分のやっていることが上手くいかなかったり、失敗して上司に怒られたり、人間関係がギスギスしてくると、あの人のせいでこうなったとか、自分の失敗をさらに悪く他人に広めている、評判が悪くなったのはあの人のせいだという猜疑心が湧き上ってきます。猜疑心は、積乱雲のごとく発生とともに急激に発達し大きくなります。

ほとんどのことは自分のせいであり、思い違いやどんどん膨らむ人を疑う心が作り上げたものであるのに、自分ではなく、他人のせいでこうなったという気持ちが正当化されていきます。

何故こんな失礼な対応を自分にするのか、なめているのではないか、下に見て適当に扱っていないか、上手くいかない状態と人間関係に怒りが湧きます。そして、いつも思い出してはイライラするようになります。

 

 

悪い方へ悪い方へ引き込まれる心

 

一度猜疑心を持ち始めると、視点のバランスが悪くなり偏っていきます。自分を見る視点が消滅し、他人のせいにするフィルターで関係する人ばかりを見る視点と思考になります。他人のせいにする糸口を見つけると、「やっぱりな」と思い、更に「あれもそうだ」、「これもそうだったんだ」という急な下り坂を転げ落ちるように、悪い方へ悪い方へ視点と心が引き込まれていきます。

 

 

何も良い事はないことを認識する

 

自分が相手に、あいつのおかげで、彼のせいでと猜疑な心を抱いていると、知らず知らずのうちに、言葉の端々や行動にも猜疑心が現れます。その言動を相手も敏感に感じ取り、相手も猜疑心を膨らましていきます。

人は、好きと思ってくれている人や自分を信頼してくれる人に好感を持ち、それに相応の対応をするのが普通です。猜疑心を持っている人には、いい印象をもつこともなく、信頼関係や好意も生まれません。

猜疑心は、イライラしながら間違った視点で人の言動を受け取ってしまい、悪い方向ばかりを考えるようにします。顔つきや行動を悪くし、慕う人もなく、信頼関係を壊していきます。

猜疑心は何も良い事はありません。猜疑心をもとうとする心と行動を自分からなくす努力が必要となります。
特に、発生から急激に発達するため、初期に自分の心と視点をきれいに正しくすることが重要です。

 

 

人に信じてもらえる自分を磨く

 

猜疑心を育もうとする心を入り口の状態でスパッとカットし、こんなことを考える時間を自分の人間性を高めることに使おうと思うと切り替えられます。猜疑心を持つよりも猜疑心を持つ必要のない言動と人に信頼される自分を如何に作るか、裏でコソコソ言われたり、妬まれないような対応と表現を身に付けるようにすることが大切です。

まずは、猜疑心が発生しそうな時、こんなことをしても何もプラスはないと反省し、心がプラスに働く新しい道を作り、前向きな自分を作るイメージを持ち、スパッとカットして下さい。

 

 

 

 

 

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オオクワガタに出会い、採集やブリーディングを始めて、いつの間にか20数年が経ってしまいました。
日本各地のオオクワガタの有名ポイントで多くの仲間と出会い、採集をした楽しい思い出やズッコケ採集記は私の宝物です。
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マット飼育は、菌糸ビンのように簡単に大型を作出するのは難しい飼育法ですが、綺麗な個体を得ることができ、安価で多量にオオクワガタを飼育できることが魅力です。
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