自分は必要とされているか、職場で自分の立ち位置を探す毎日

自分は必要とされているか、職場で自分の立ち位置を探す毎日

 

 

自分は必要とされているか

 

自分が必要とされていないと感じ始めると、こんなことではいけないと思い、最初は無理をして踏ん張りますが、周りを見ずに自分勝手に焦りながら空回りしてしまい、一寸した歯車の狂いが次第に加速していきます。
周りに自分の行動をよく見てもらい、信頼され、評価されたいと思っているのに、自分の行動ばかりを気にしたギラギラした動きは、周りとの調和を乱していきます。

何か少しでも上手くいったら、自分の頑張りの成果だとアピールする言動は、皆に認められたいと思う心の現れですが、周りからは自分が自分がという鼻につくものに感じられます。皆でやっているのに、自分がやったかのように振る舞う行動に、周りは距離を置くようになっていきます。

安定した心が次第に不安定となり、自信が揺らぎ始め、失敗を気にして守りの行動が多くなります。守りの行動は、人との会話や行動が消極的になるので、成果は余計出にくくなり、アピールだけが目立ち、行動にも余裕がなくなります。

このパターンが続くと、次第に自信が削られていき、心も重くなり、動きは小さく言動が暗くなります。

  

 

イライラしない

 

妻や子供、恋人、友人、そして職場において自分が必要とされていると感じる時、安定した心が維持され、穏やかに伸び伸びと充実する生活と仕事ができますが、自分自身で負のスパイラルに入り込むと状況は一変します。

徐々に「自分は必要とされているのか」と悩んでいきます。毎日上手くいかないことに苛立ちを感じるため、イライラした顔と行動になっていきます。上手くいかない状態を早く効果的に改善しよう考え、高いレベルのことを目指して更に空回りするため、成果も得ることはできずイライラ感が増加していきます。

能力が高く活躍している人ほどパフォーマンスがよく、完成度が高いので、一寸したところから狂いが生じたり、つまずきやすく「自分は必要とされているのか」と悩みやすいため、パフォーマンスの高い人ほど、自分の心と行動を正常にする事に気を使います。

 

 

一つずつ積み上げた成果

 

冷静の状態ならば、焦っているので全ての仕事や行動が中途半端になっていることに気付きます。
しかし、歯車が狂っていると気づくことができません。

一寸でも上手くいかないと、自分はいらない人間であると感じられてしまうと思い、その仕事に自分はいなかったかのように逃げ去り、次の仕事に飛びつきます。
ここで挽回しようとして、焦るが上手くいかないと次の仕事へ逃げ込むパターンが続きます。仕事をやり散らかして逃げていくような人は、信頼されず必要とされません。

状況を改善するには、自分に与えられた仕事や役割を最後まで踏ん張ってやり遂げることです。
やり遂げることで、心の暗い霧が晴れ始め、仲間の見方や距離が変化していきます。

 

 

周囲が価値を決める

 

一つ一つやり遂げる仕事や行動に、周囲や仲間は評価をし始め、一緒に組んでいこうと思うようになります。小さな一歩でも確実に前に進む行動が、狂った歯車を少しずつ元に戻していくきっかけとなり、継続することによって今度はプラスのスパイラルとなって改善が急激に進みます。

明るくなってくると、家族との会話や対応、信頼度も改善され、家族の応援を受けながらの活動になり、より良いパフォーマンスができるようになります。

更に、この踏ん張りが、経験となり、意識・行動・人間性が、以前よりも向上するプラスがあります。

 
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本書は、実戦で強烈な威力を発揮する「スカウト」の戦闘技術に触れた瞬間、根底から意識が変わってしまった隊員たちが、戦場から生き残って帰還するために、寸暇を惜しんで戦闘技術の向上へのめりこんでいく姿を記録したものです。

そして願わくば、ミリタリー関係者だけでなく、日々、現実社会という厳しい戦いの場に生きるビジネスパーソンやこれから社会へ出て行く若い人たちに、読んでいただきたいと思っています。スカウトという生き残り術を身につけることは、必ず日々の生活に役立つと私は信じています。

 

 

 

40連隊に戦闘技術の負けはない: どうすれば強くなれるのか!永田市郎と求めた世界標準
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『40連隊に戦闘技術の負けはない―どうすれば強くなれるのか!永田市郎と求めた世界標準―』
に登場する隊員たちが訓練を通じ成長していく姿は、若い人達に限らず、人材育成全般にも多くのヒントがあると思います。
人生・仕事への姿勢について、ミリタリーの人に限らず、多くの人達に読んで頂ければと思います。
読み方は自由に、肩肘張らず、気楽に読んでいただき、志を持ったインストラクターと若い隊員たちの記録を堪能して頂ければ幸いです。

 

 

 

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オオクワガタに出会い、採集やブリーディングを始めて、いつの間にか20数年が経ってしまいました。
日本各地のオオクワガタの有名ポイントで多くの仲間と出会い、採集をした楽しい思い出やズッコケ採集記は私の宝物です。
オオクワガタを通じ、色々な経験や学びがあり、人生が豊かになった感じがします。そんなオオクワガタ採集記をお楽しみ下さい。

 

 

 

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マット飼育は、菌糸ビンのように簡単に大型を作出するのは難しい飼育法ですが、綺麗な個体を得ることができ、安価で多量にオオクワガタを飼育できることが魅力です。
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