朝礼で話をする時、伝えることは一つに絞る、心へ注がれる話と言葉

朝礼で話をする時、伝えることは一つに絞る、心へ注がれる話と言葉

 

 

よほど興味が無ければ人の話は聞いていない

 

朝礼を見た瞬間、メンバーが話をしっかり聞いているのか、給料をもらっているので仕方なく立っているのか即座にわかります。朝礼では、眠いな、怠いな、今日も仲間とチームを組める、社長何を話すかなと、皆がどんな気持ちでいるかの思いや意識が集合体となり、会場全体の空気を作り上げます。
その空気を感じ取れる感覚は、リーダーに特に必要なものです。

朝礼によってメンバーや社員のモチベーションが高いのか低いのか、何か不満がたまっているのか、目がキラキラしているのを確認できるからです。

この空気を無視して、自分の話したい事や朝礼用の本からの言葉を引用して話しても、無駄に時間が過ぎるのと、部下やメンバーのやる気が低下するだけです。

朝礼は、全体を覆う空気の状態や部下のモチベーションを毎日確認でき、濁った空気や元気のない目に活力を与える機会です。

 

 

伝えたい事は3つの嘘

 

話をする内容や要望事項は、3つにし、それ以上話しても聞いていないといわれます。

ある上司は、「朝礼時、今日は多くのことを話しても皆さんの頭に入らないので、要望事項を3つに絞りました」と言いながら、胸の内ポケットから紙を出し読み始めました。
「要望事項のその1の(1)は何々」と始めると、少し話が短いと期待していた部下の膝が一気に崩れました。
彼は、(3)までそれぞれ3つの要望事項にあるので、9つの内容を長々と話します。自分でも覚えられないので紙に書いたものを読んでいます。

立って聞いているものが、紙に書かないと覚えられないものを読んでも頭に入らず、残りもしません。
更に、3つも多過ぎます。立って人の話を聞くのは、結構きついものです。特に何も興味がないと苦痛になります。

 

 

心に注ぎ込まれるか言葉

 

朝礼で話す内容は、一つに絞り込むことが重要です。

一回の話で全ての内容や考え方を伝えようとするのではなく、短く聞いている人の心に注ぎ込まれる言葉を選んで話すことが必要です。文章を読んだだけでは人の心へ言葉は注ぎ込まれません。

まず、聞いている人の目の輝きや顔の表情を確認しながら話さなければ伝わりません。
内容は、自分が満足してしまうまで話すのではなく、聞く人がもう少し聞きたい、もっとよく知りたいと思うところで、止めておく程度が適切です。

目が輝いている時の話、普通の時、目に光が足りない時の話を最低準備しておく必要があります。空気を感じ取り、皆の前で話す直前に内容を決めて話すことができると効果的です。聞くサイドの状態を知り、その状態に適した話しをできなければ、心へ言葉を注ぎ込むことはできません。

心に注ぎ込まれる言葉は、自分の心に注ぎ込まれる言葉でもあります。

自分の心を揺らしたり、深く注がれる言葉を選定し、いらない枝や葉を削ぎ言葉をすきっとさせることが大切です。

自分の心に注がれる内容に加え、更に言葉を磨いたものが、人の心に注ぐことができる話と言葉になります。

 

 

 

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