福祉避難所として要配慮者を受け入れ奮闘する益城町の特別養護老人ホーム

福祉避難所として要配慮者を受け入れ奮闘する益城町の特別養護老人ホーム

 

明るいオーラに包まれた福祉避難所

 

益城町役場が熊本地震で使用できなくなり、町役場は地域福祉センターへ移転しました。移転した町役場の近くに「福祉避難所」として要配慮者を受け入れている特別養護老人ホーム(特養)の施設があります。特養の駐車場に入った時から、災害発生後の厳しい状態のなかに明るさと心地良さを感じました。疲労が蓄積されていく状態でこのような感じを受けたのは不思議です。

この感覚は、入り口近くでショートステイやデイケアの人を送迎している施設の人達からも感じます。玄関の受付で挨拶をすると、笑顔ときびきびした動作で丁寧な対応をして頂き、直ぐにリーダーとして活躍している病院長に合わせて頂きました。

普通なら入所者の介護度が高くなると人手もかかり、災害時には多くの人が特養を頼って来るので施設のメンバーは疲労していると思っていました。しかし、この福祉避難所は施設の皆さんは明るく、元気、かつ素早くスマートに業務が行われています。

リーダーの院長から現在の状況について説明して頂きました。

ここの施設は50床のベットを有し特別養護老人ホームとしてはそんなに大きくない規模の施設であり、特別養護老人ホームに連接してデイケアやショートステイの介護施設があり、近くの病院も同じ系列であり各施設が協力して運営しているとのことでした。
病院は耐震上運営ができなくなり、入院している人を他の病院へ移動した後、病院の医師や看護師は特別養護老人ホーム関係施設で勤務しています。

 

 

リーダーの存在と各施設との連携

 

特養の運営と介護施設全般の統制を院長が行い、特養の理事長がショートステイとデイケアの施設を運営しています。同じ系列なのでチームワークが良く、病院勤務者が配置されたため人員が充実しており、町役場や物資集積所も近くにあって補給面も上手く機能しています。
介護協会の支援も早く必要な人員を確保できたところも大きかったと話されます。

ホワイトボードには、各施設の人員現況、ライフラインの状況、入所者の状況、注意を要する事項が記載されおり、全体の状況が一目でわかるようになっています。各人のローテーションと任務が明確に示されていて、組織が有機的に機能しています。

有事に強いリーダーと組織を支える人達を目の当たりに見た感じでした。

 

 

特養の受け入れ可能人数

 

「ベッドは50床ですが、現在200名を何とか受け入れています。職員の数も何とか確保しながら毎日運営している状況です」と院長は話します。
院長の話から、通常の3倍を受け入れなければならない災害発生時の現実を知ることができます。
また、上手く運営されている特養の福祉避難所から、福祉避難所の運営に必要とする職員を確実に配置することが極めて重要であることがわかります。

介護関係の職員の人達は、配置された益城町の福祉避難所で即戦力として活動している姿を見て凄いと感じました。職員の人達から感じる使命感の高さ、無駄のない動きと頑張りに頭が下がります。

まだまだ長く活動が続きます。ご活躍を祈念致します。

 

 

関連記事紹介

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です