熊本地震でマンションに発生した予想しなかった水がこない、給水被害

熊本地震でマンションに発生した予想しなかった水がこない、給水被害

 

学校の避難所からあふれた避難者はホームセンターへ

 

周囲のライフラインが回復し普段の状態へ戻りつつある一角に、隣に大きなホームセンターがあり、とても便利な位置にある14階建てのマンションがあります。奇異に感じるのは、マンションの1階にある災害対策本部です。外見に被害がないこのマンション数棟だけが今でも水が出ていないからです。
災害対策本部を運営している自衛隊の大先輩が「よく熊本に来てくれました」と迎え入れ、16日の大変だった状況を話し始めました。
「近くの小学校へ避難者が殺到し、廊下やグランドを含め1300人受け入れたが、入りきれない避難者は、隣のホームセンターへ避難を始め、ホームセンターの建物の軒下や駐車場に1000名を超える人が避難した」と、まだ車中泊をしている人の方を見ながら話します。

「今は、この一帯、電気、水道、ガスが回復した状態です。ホームセンターもガラスの破片を掃除し、中を片付け営業再開準備をしているのですが」とマンションを見ながら16日の本震の破壊力を話し始めます。

 

 

16日の本震にやられた

 

「14日の地震で驚いたが、被害がほとんど無く、徐々に余震が少なくなるパターンですむなと考えながらも、念のため浴槽に水をためておくことにしました」、顔が少し険しくなり、「16日の地震がいけない。建物がや設備が弱っていたところを完全に破壊する破壊力があった」、「浴槽の水も全部なくなってしまった」というので、確認すると。

「浴槽が揺れ水がこぼれるのと浴槽の栓が揺れが激しく抜けてしまったからだ」と教えてくれました。

「屋上がやられました。これが痛い」

 

 

給水塔が倒れ水道配管が千切れる

 

16日の本震で、屋上にある給水塔が倒れてしまい、この時に水道管を引きちぎってしまったのと、建物内部の水道管に損傷を受けたため、周りの家屋は水が出ていてもこのマンション全体に給水されず、対策本部を引き続き運営をしています。
内部の損傷は、復旧に時間がかかるとのことで、まだまだ不便な生活が続くとのことです。

マンションは、強い構造ですが、思ってもみないライフライン上の被害が発生することがこの現場からわかりました。
陸上自衛隊のOBが中心となりマンションの災害対策本部を運営し、シニアの人達が明るく笑顔でごみ集積所で片づけを協力して行っているのが印象的です。リーダーの存在と日頃の顔の見える関係、平時のマンションの管理体制の充実が大切であることが理解できます。

家の中に住めても、家の各場所が損傷を受けたため、家が大丈夫でも、多くの人が修繕の日取りを電話で調整しています。また、電柱が傾いたり、公共施設の塀の破損が家に影響を与えていたり、ゴミの収集についても対応しなければならず、修繕関係者が毎日フル回転しています。

熊本市では、ラジオで悪徳修繕事業者に引っかからないための注意喚起を1時間おきに流すほど、需要が発生しています。

 

 

 

【kindle本が出ました】

 

本書は、実戦で強烈な威力を発揮する「スカウト」の戦闘技術に触れた瞬間、根底から意識が変わってしまった隊員たちが、戦場から生き残って帰還するために、寸暇を惜しんで戦闘技術の向上へのめり込む姿を記録したものです。

そして願わくば、ミリタリー関係者だけでなく、日々、現実社会という厳しい戦いの場に生きるビジネスパーソンやこれから社会へ出て行く若い人たちに、読んでいただきたいと思っています。スカウトという生き残り術を身につけることは、必ず日々の生活に役立つと私は信じています。

 

40連隊の見えない戦士達: 自然をまとう「スカウト」戦闘技術
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