オオクワガタデータ飼育-エサ換えのタイミングと交換の仕方-

オオクワガタデータ飼育-エサ換えのタイミングと交換の仕方-

 

 

オス3回、メス2回の大ビンエサ換え

 

2016年に割出しを行う新成虫は、エサ換えの要領を変更したので取り出すまで、いつもの大きさが出るかどうか不安と期待の入り混じった状態でした。ビンの蓋に使っているキッチンペーパーに青マジックで大型の判定が書かれているメス5頭を取り出してみて、来年からこの方法でいいなと感じました。
ビンからオオクワガタのメス50ミリオーバーが2頭、49ミリ台1頭、48ミリ台後半が2頭出てきたからです。

2年前、12月の最後のエサ換えをする時、エサが不足してしまいオスとメスの大型判定の幼虫を優先してエサ換えを行い、大型以外のメス幼虫は3回目のエサ換えをせずに羽化までもっていくことになりました。
普通の大きさ判定のメス幼虫は、エサが間に合わないので並みの大きさの成虫でも仕方がないなと思いながらの処置でした。大型のメス成虫を得るには、3回のエサ換えが必要であると考えていたからです。

昨年の成虫取り出しでは、3回エサ換えをしたメス幼虫から49ミリと50ミリの新成虫が数頭出てきました。
今回は、メスは面白くないなと思いながら、2回しかエサ換えをしていない期待薄のビンを見ると、中のマットは蛹室の天井が落下寸前の粉状になり始めているギリギリのマットの状態です。
ドンとビンを置いたら蛹室の天井が間違いなく落下しそうなマットのため、ビンの中の成虫の状態もよく見えません。

3回のエサ換えをすると、まだマットがしっかりしているので、成虫を取り出す時には固く詰めたマットを掘っていかなくてはならず結構手間がかかります。
2回のエサ換えだとビンの口を下にしてトントンと叩くと劣化したマットが成虫とともに出てくる状態です。これは楽だけど大した大きさのオオクワガタは出ないと思いながら、新成虫を見ると49ミリ台の迫力のある大きさです。
ノギスで測ると48ミリ台の後半が出てきました。ラベルの幼虫の評価は、並み(45ミリ以下の評価)幼虫でした。

残ったビンをトントンして取り出していくと、49ミリと50ミリが各1頭出ました。工夫は必要ですが、メスは、3回のエサ換えよりも2回のエサ換えの方が大きくなりやすいことがわかりました。

 

 

11月のエサ換えから羽化まで

 

エサ換え2回は、最後のエサ換えから新成虫を取り出すまで8カ月マットを持たせる必要があります。マットの乾燥が進むと大きさが出にくく、ディンプルも出やすくなります。水分が多過ぎると加水分解が気温の上昇とともに急激に進んでしまい蛹室の天井落下や蛹室内がベチャベチャになり、羽化不全になりやすくなります。

このため、今迄3回のエサ換えをしていました。

2016年は、最後のエサ換えの時のマットの水分量の調整とエサ換えの時期を遅らせる工夫をし、エサ換えは2回にしました。

 

 

冬場はビンを洗わないで使用

 

もう一つのチャレンジは、冬場ビンの乾燥に時間がかかり、エサ換えをしたくてもできない状態を改善することです。
エサ換えのために幼虫を取り出したビンをそのまま洗わずに、ビンへマットを詰め込み同じビンへ幼虫を入れる方法です。
同じビンに入れるので幼虫が持っているバクテリアの変化もなく成長に問題はありませんが、劣化し始めたマットがビンに残っているのでマットの列化が早まり羽化までマットが持たないと考えていましたが、昨年特に問題がないことが分かったからです。

 
 

2016年のオオクワガタマット飼育の成果

 

オスは、阿古谷産と森田ゴールド系で76ミリ、77ミリ、78ミリ、79ミリが出て今までの最高記録を更新することができました。
メスは、羽化の早かった通常大きさの出ないグループでも47ミリ台中心となり、大きさの出る主力グループは50ミリ台2頭、51ミリ台2頭、52ミリ台1頭が出て、平均が48ミリ後半の大きさでした。後半グループは50ミリ台1頭、平均体長48ミリ後半の結果となりました。

メスの53ミリ台の新記録は来年以降の楽しみとなりました。今年の新成虫の子供はかなり期待ができるので今から楽しみです。

成虫を取り出す時期は、産卵木から幼虫を取り出したり、エサを作成したり、趣味で忙しい充実した時期となります。更に、明度資料から月令と月の出と月の入りを調べながら今年の夏の採集計画を練ったりと楽しい季節です。

 

 
アイキャッチ画像は、2016年6月21日に割出しをした新成虫オス78ミリです。大きさ・形ともに満足できるオオクワガタを作出できました。ビンから出てきた時、「デカい」と感じる瞬間はなんともいえません。

 
 

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