あなたは、いらない人間になっていませんか?(不必要善とは)

あなたは、いらない人間になっていませんか?(不必要善とは)

 

 

不必要善 -組織にとって最もいらない人間になっていませんか-

 

会社やチームは、採用をしたり、仲間に入れたりする時、面接をしたり、人物評価をします。仲間に入れて一緒に仕事をしたいタイプなのか、仲間に入れてはならないタイプかを判断してします。

この時、「不必要善」というカテゴリーの人を見落としてしまいがちです。このタイプの人は、害がないように見えて、無駄を拡大させ、組織の方向を狂わせる恐れのある人です。今回は「不必要善」について、紹介します。

人のタイプを「必要なことをやる人と不必要なことをやる人」、「善意と悪意」で区分すると4つの人間像に区分出来ます。

不必要善

 

Aタイプ 必要なことをやる人  善意のある人

Bタイプ 不必要なことをやる人 善意のある人

Cタイプ 必要なことをやる人  悪意のある人

Dタイプ 不必要なことをやる人 悪意のある人

 

となります。一番いいのはAタイプで一番悪いのはをDタイプというのはすぐにわかります。次はB、Cの順位というのが妥当なところです。

Bタイプは、「これはいいことです」、「組織にとって重要なことをしています」と本人は思って、不必要なことをする人です。

Cタイプは必要なことをやれる人ですが、人間を成長させる必要のある人です。

しかし、Cタイプは必要なことと不必要なことを区別することが出来ますから、教育や研修、指導、多くの経験を積むことにより、人間性や言動について改善が可能なタイプです。

また、組織にとっても必要なことをしてくれるので有効な人物です。

問題なのはBタイプです。組織やチームにとって必要としないことを、額に汗をかきながら、笑顔と充実感を味わい、「今日もいい仕事したな―」とキラキラしながら一生懸命やるタイプです。人柄はいいのかもしれませんが、本人が「頑張ったぞ今日も」といらないことをし、キラキラしているので余計始末が悪いタイプです。

これはやらなくてもいいから、この方向で仕事をするようにと言っても、「どうしてなんですか?いいことをしているのに」か、「そうか、もっと頑張れということか」と反応します。そして、組織にとってやらなくてもいいことをより一層進めていく人です。

善意の中に隠れた、ズレのある人、座標軸の狂っている人は、状況を正しく把握できないばかりか、間違った判断をしてしまうタイプであり、昇任していけばいくほど組織へ害を広げる人間です。

不必要善のタイプにならないために、自分自身で状況を見て判断するための座標軸を持っておくことが重要となります。善意と明るさという蓑を着た巧妙に隠れている「不必要善」はいませんか。

 

 

 

 

 

 

自衛隊最強の部隊へ-偵察・潜入・サバイバル編: 敵に察知されない、実戦に限りなく特化した見えない戦士の育成
自衛隊最強の部隊へ-偵察・潜入・サバイバル編: 敵に察知されない、実戦に限りなく特化した見えない戦士の育成

 

 

 

 

【kindle本が出ました】

 

二見龍レポート#2 コンバットメディックの照井資規、弾道と弾丸を語る
二見龍レポート#2 コンバットメディックの照井資規、弾道と弾丸を語る

 

 

 

 

二見龍レポート#1 ネイティブ・アメリカンの狩りの技術を伝える川口拓氏との対談
二見龍レポート#1 ネイティブ・アメリカンの狩りの技術を伝える川口拓氏との対談

 

 

 

40連隊の見えない戦士達: 自然をまとう「スカウト」戦闘技術
40連隊の見えない戦士達: 自然をまとう「スカウト」戦闘技術

 

 

本書は、実戦で強烈な威力を発揮する「スカウト」の戦闘技術に触れた瞬間、根底から意識が変わってしまった隊員たちが、戦場から生き残って帰還するために、寸暇を惜しんで戦闘技術の向上へのめりこんでいく姿を記録したものです。

そして願わくば、ミリタリー関係者だけでなく、日々、現実社会という厳しい戦いの場に生きるビジネスパーソンやこれから社会へ出て行く若い人たちに、読んでいただきたいと思っています。スカウトという生き残り術を身につけることは、必ず日々の生活に役立つと私は信じています。

 

 

 

40連隊に戦闘技術の負けはない: どうすれば強くなれるのか!永田市郎と求めた世界標準
40連隊に戦闘技術の負けはない: どうすれば強くなれるのか!永田市郎と求めた世界標準

 

 

『40連隊に戦闘技術の負けはない―どうすれば強くなれるのか!永田市郎と求めた世界標準―』
に登場する隊員たちが訓練を通じ成長していく姿は、若い人達に限らず、人材育成全般にも多くのヒントがあると思います。
人生・仕事への姿勢について、ミリタリーの人に限らず、多くの人達に読んで頂ければと思います。
読み方は自由に、肩肘張らず、気楽に読んでいただき、志を持ったインストラクターと若い隊員たちの記録を堪能して頂ければ幸いです。

 

 

 

オオクワガタ採集記: 朽木割り採集・灯下採集・樹液採集の世界
オオクワガタ採集記: 朽木割り採集・灯下採集・樹液採集の世界

 

 

オオクワガタに出会い、採集やブリーディングを始めて、いつの間にか20数年が経ってしまいました。
日本各地のオオクワガタの有名ポイントで多くの仲間と出会い、採集をした楽しい思い出やズッコケ採集記は私の宝物です。
オオクワガタを通じ、色々な経験や学びがあり、人生が豊かになった感じがします。そんなオオクワガタ採集記をお楽しみ下さい。

 

 

 

オオクワガタ飼育記 ~マット飼育による美形・大型作出テクニック~
オオクワガタ飼育記 ~マット飼育による美形・大型作出テクニック~

 

 

マット飼育は、菌糸ビンのように簡単に大型を作出するのは難しい飼育法ですが、綺麗な個体を得ることができ、安価で多量にオオクワガタを飼育できることが魅力です。
本書により、マット飼育のコツを積み上げ、皆さんの目指すオオクワガタを作出して頂ければ幸いです。

 

関連記事紹介

5 Comments

  1. 名無しのグルメ好き

    管理人様初めまして。愚生は新潟県新潟市に住む要らない人間の片割れです。自殺でもすれば、全て綺麗さっぱりすると思います。直ぐ傍には国道が走り、少し歩けば鉄道の線路有り、2級河川ですが、川もあります。何時でも自殺が可能です。朝起きて、顔を洗って、序でに昼飯を炊いて、板場を雑巾で拭き、トボトボ歩いて何時もの図書館に行き、為にならないコメントを送信、煙草と云えば、湿気モクを灰皿から拾って其れを吸う、そんな毎日です。

    1. futamiryu

      名無しのグルメ好き 様

      何にも囚われることのない毎日を過ごすという事は、競争や他と比較したりするギスギスした社会生活と違い、自然で人間らしくいられるものだと思います。何かと比べることを重視したりすると、これが常識という変な常識と呼ばれる環境ができてきます。この世界に身をおいて競争をしますが、勝者はもてはやされますが、そんなにいません。

      比べたりするようになるといつの間にか多くの事に囚われるようになっていきます。比べたり、囚われない心を持つようにすると本来の優しい柔らかい生き生きとした自分が出てきます。
      今の囚われない生き方に意思のある行動を気が向いたらしてみる自分を観察して楽しむというのもなかなかです。

      可笑しいから笑うのではなくて、笑っているうちに楽しくなります。笑ってみるのも一年続けるとできるようになります。ちょっとやってみるのもいいかもしれません。
      一つできたらいいなと思う事は、煙草を吸ったりする時間をストレッチや身体を動かす時間にすると身体が綺麗になると調子も上がってきますのでどうかなと思います。小さい呼吸が大きな呼吸に変わると身体に力と気力が充てんされます。

      夏オオクワガタ採集に新潟に行きました。自然の豊かな心優しい土地柄であるなと感じました。新潟は、心を浄化する素晴らしい環境があります。このようなところで人間らしく何かに囚われることなく生きていけることは幸せだと感じます。

                                            Futamiryu

  2. Pingback: 2014年9月人気記事ランキング | 戦闘組織に学ぶ人材育成

  3. Pingback: 2014年8月人気記事ランキング | 戦闘組織に学ぶ人材育成

  4. Pingback: 改革は「組織に対する挑戦」を克服しなければ元に戻る(その1) | 戦闘組織に学ぶ人材育成

名無しのグルメ好き へ返信する コメントをキャンセル

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です