オオクワガタトラッキング採集-福島県南会津編-

オオクワガタトラッキング採集-福島県南会津編-

 

 

8月下旬の南会津灯下採集

 

イレギュラーな形(蜘蛛の巣にかかったオオクワメス採集、おばさんが採っておいた虫かごからオオクワメス採集、道の白線の上でひっくり返っているオオクワオスをヒラタとがっかりしながら採集など)でオオクワガタ採集の結果を出してきた下の息子と2016年8月下旬今年最後の灯下採集へ出発しました。

昼過ぎに南会津に到着しましたが、思った以上に気温と湿度が高く温泉に入って休憩していてもエアコンがなければ暑くて汗が出るほどです。南会津に来た感じがしないほどの気象状況は期待が持てます。
山の気象が、オオクワガタ採集にいい状態であったのか良くなかったのかは、採集をしてみないとわかりません。果たして今夜はどんな展開があるのか楽しみです。
去年は、最後の最後で自然が微笑みオオクワガタのメスを採集終了直前に私達にプレゼントしてくれました。

暗くなるまで休憩していると夕立が来て1時間ほど雨が降りましたが、急激な気温の低下もなく、「今夜はかつ丼を食べて気合を入れよう」と盛り上がります。

 

 

風がなく蒸し暑い夜、今日は来るな

 

8月下旬になると日暮れも早くなり、LED化されていない優秀な外灯には19時を過ぎるとモヤモヤした感じに虫が集まってきます。「夕立があったけど、虫の飛びがいいね」と息子も今夜の気温の高い状態に期待を膨らませています。

 

伊南灯下

「こんなところに虫の来る外灯があるとは知らなかった」と二人で偵察をしていると今まで気が付かなかったところに外灯があり、小高い開けた所にあるため、羽蟻が凄い状態で集まっています。
採集時期も遅いせいか、採集者は1組しか会わない状況です。20時を過ぎると今夜は月が沈んで真っ暗の状態になる採集日和です。調子が良ければ一晩中やろうと二人で話し合いました。

 

 

甲虫や蛾は多少の雨では問題なく飛ぶが

 

橋桁にカブのメスが飛んできて甲虫の気配が出てきました。新しく見つけた外灯は、近づくと身体に羽蟻がいっぱい付いてしまう状態で近寄りにくい状態になっています。「いいね」と息子が言います。

気温も下がらず蒸し暑さは変わらず、風もないのでコンディションはかなりいいのですが、甲虫が来る予兆となる小さい蛾がほとんど飛んでいません。
暗くなった直前にオオミズアオが来ました。オオミズアオが出たポイントは採集でいい結果を出していないのが今までの経験です。

間もなく、強い雨が降り始めました。

南会津一帯の灯下採集では、多少の雨には関係なく外灯に蛾や甲虫が飛ぶので採集を続けることができます。5キロから10キロポイントを変えると雨がやんでいる状態が多く灯下採集は多くのポイントを知っていることが大切であることを実感します。

そして、雨が上がると縁石の上にクワガタが水を避けて登って来るので見つけやすくなります。このパターンで多くのオオクワガタを見つけています。

 

 

サンショウウオではなく、カエルと仲良くなった夜

 

「甲虫の気配がしないのがおかしい」と息子が言うように甲虫が飛んできません。
カブ数匹しか今夜は見ていません。

間もなく雨が降り始め、どんどん雨が強くなりワイパーを強にしても運転しにくい状態になりました。雨宿りで雨の止むのを待っても、ポイントを移動しても全く雨脚は弱くならずかえって強くなっていきます。

「山は、雨でも問題なく飛ぶから」と話しても、この状態は大雨洪水警報の出る状況です。車で回りながら窓を開けると雨が中に入り濡れてしまう状態ですが、息子が何かを見つけ外に出ました。
「点刻はあるか」聞くと、「クワのメスだけど雨が強くてよくわからない」と言うので、「裏返しにしてみろ」と伝えると「アー!! 足が赤い」と言いアカアシでした。

遂に土砂降り状態で採集は困難な状態になってしまいました。
後で家内に聞いてみると、大雨洪水警報が出ているので今夜南会津から帰れるか心配したとのことでした。
伊南カエル

 

何処のポイントを回っても青い写真のカエルがいっぱいいる状態になりました。

15年以上前、雨が強く今夜の採集は終了ですの合図は、開けた場所の至る所にサンショウウオが出てきた時でした。
近年、サンショウウオの姿は無くなり、採集終了の合図はアマガエルになったようです。

このところ南会津、桧枝岐一帯の自然の変化を感じます。

帰りの車の中、「南会津は、虫が極端に少なくなり採集地としては楽しめなくなるかも」と息子が言う言葉に、「そうなるのも近いのかな。来年また調べてみよう」と思いました。

 

 

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