鳥取県中部地震、震度6弱の震源地倉吉市の災害対応

鳥取県中部地震、震度6弱の震源地倉吉市の災害対応

 

 

住民に恐怖を与える震源地の余震

 

平成28年10月21日に発生した震度6弱の鳥取県の地震発生後、翌日の22日の朝に鳥取県入りしました。倉吉市に入ると瓦の崩れた家屋が散見されるようになり、車両から降りて状況を確認していると、防災行政無線が「給水は小学校で実施します」と放送をしていて断水地域があるのがわかります。

断層の横ずれにより生じた直下型地震の後には余震が続きます。

余震は、数10トンの大岩が高い所から落ちた時に発生するような「ドォン」という音とも揺れともとれるような衝撃の後、「ドスーン」と響く感じの揺れです。
ガタガタというような揺れとは違います。

直下型地震発生後、一日の間、「ドォン」、「ドスン」の余震が5分から10分おきに来ます。大きな揺れで恐怖を味わった人にとって、余震はまた大きな揺れが何時来るかわからない恐怖感を与えます。
夜暗い状態で寝ていた時に、また震度6が来たら次は家が倒れ、圧し潰されてしまうのではないかと思い、恐怖と不安で避難所へ避難する人が急増します。
この状態は、現地で体験しないとわかりません。

余震は、翌日も1時間から数時間間隔で発生しますか、3日後になると余震の間隔3時間から5時間に広がり、揺れもかなり減衰するため、家が大丈夫な人は一気に帰宅します。

 

 

伝統的な家屋に被害が集中

 

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瓦が落ちてしまったり、壁が崩れる被害は、地域の伝統的な家屋に多い状態です。屋根の両端に鯱があり、瓦を固定している家屋は、鯱が傾いたり、落ちてしまったり、瓦が剥がれて茶色い土が出ています。

目的地の市役所まで6キロ程度になり、周囲を見るとコンビニが通常営業を行い、家には電気がついているのがわかります。
大きな地震でしたが幸いにも深刻な状態ではないことがわかりました。

また、断層のズレによる被害は、プレート型地震と異なり被害を受ける地域が限定されるため、被災地への支援は、比較的迅速に実施できます。

 

 

震源地の古い市役所

 

階段の石が崩れている映像は、倉吉市役所です。昭和31年に建設された市役所は、老朽化していますが、市役所内には電気がついており、柱や屋根に被害がありません。

3階、4階の窓は、多くの窓のガラスが割れていますが、市役所業務開始のため、被災者への物資支援活動を行いながら、片付けを続けています。
耐震構造を強化するためのエックス型の耐震強化が密度濃く各窓に行われていたからです。4日後市役所は通常業務を開始しました。耐震強化は、非常に有効であることがわかります。

 

 

災害に強い鳥取県

 

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倉吉市の災害対策本部は、市役所から県の施設へ移動し活動を行っていました。県の施設内では、市の災害対策本部と廊下を隔てて県の現地対策本部が設置され、知事と市長がテレビ会議により被害状況の認識統一を行い、迅速な判断と対策が行なわれていました。

知事が現地の状況を直接市長から確認し、必要な指示と支援を行う方式は、非常に有効な災害対策本部の活動であると思いました。

また、通常の災害対応の2倍以上のスピードで対策が進んでいることから、普段から災害に対する準備が良くなされていることがわかります。

 
≪次のブログも参考にして下さい≫
直下型地震では15秒間命の確保が重要、キッチンはとても危険
 

 

 

 

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