小さなチームで大きな仕事、社員の力で最高のチームを作る方法

小さなチームで大きな仕事、社員の力で最高のチームを作る方法

 

 

少数精鋭で鋭利に素早く切り込むためにシンプルにする

 

小人数では多くのことをやるには限界があるためやるべきことを明確にし、シンプルにする必要があります。小人数のチームは、人的な規模の制約を受けますが、考え方や業務の要領をシンプルにすることにより、慣例でやっている業務や不必要な業務を削減し、迅速な判断、素早い切り換えし、鋭い加速ができます。

シンプルにするため、「なぜ行うのか」、「どういった問題を解決するのか」、「これは本当に役に立つのか」、「何か価値を加えているか」、「これは行動を変えるものか」という行動の価値を明確にします。

 

 

シンプルにするための絞り込み

 

シンプルにするための絞り込みをするためには、「判断の軸を作り」、「明確な方向性を出し」、「価値のない仕事に貴重な時間をつぎ込まない」ために、仕事の価値を自分自身に問いかけ続けることが必要です。

次の5つを問いかけることによって、答えが絞り込まれ、シンプルになります。

【なぜ行うのか】
「やれと言われているからやっているのか」、「何のために行うのか」、「誰のためになるのか」、「その背後にある動機は何か」の答えを整理することにより、ブレない軸ができます。

【どういった問題を解決するのか】
「何が問題なのか」、「自分達の認識不足が問題なのか」、「曖昧さが問題なのか」、問いかけによって何をしようとしているか認識し、しっかりした方向性ができます。

【これは本当に役に立つのか】
「何か役に立っている物を作っているのか」、「ただ何かを作っているだけなのか」を明らかにする必要があります。
「役に立つかどうか」の視点や効果は、時が経ってもすり減りません。

【何か価値を加えているか】
何か加えるのは簡単ですが、「価値を加える」のは難しいものです。自分が取り組んでいることが商品や仕事にとって、更に価値のあるものにしているか評価します。

【これは行動を変えるものか】
今取り組んでいることをやることによって、何かを変えることができるのか。
シンプルですがとても重要な部分です。

行動へ移る前に、5つの問いかけにより、やろうとしている本当の価値を定めます。

そして、行動は、モチベーションを維持向上させながら、シンプル、鋭利に素早く切り込みます。

 

 

如何にチームのモチベーションの維持・向上するか

 

大きくて遠いゴールと壮大な実行計画の問題点は、やろうとするモチベーションを殺してしまいます。
モチベーションの低下は、失敗へ導くものなので注意が必要です。

「100項目」で構成されている実行すべき計画書を「10項目」で構成している計画書10冊に分解します。

リストの1つをやったことにより、1%やったことになるのか、10%やったことになるのか達成感の違いが出てきます。

同じ量だけやることが残っていますが、「100項目」で構成されている計画書よりも、「10項目」で構成している計画書のほうが、満足度やモチベーション、そして、進捗をした達成感を得られます。

あと、99残っていると考えると、モチベーションを砕かれやすくなります。

小さな目標を達成することによって、モチベーションが向上し、次に進むパワーを生み出します。増加したパワーによって次の目標を素早くクリアすることができます。

このルーティンを加速させていきます。

 

 

意思決定と行動の素早さを支える睡眠

 

睡眠をとることは極めて重要です。

徹夜をすれば、直ぐに数時間が手に入りますが、後で、「創造性」、「士気」、「仕事に対する態度」が破壊されてしまいます。
睡眠を削る仕事のパターンが、習慣的になるのは避けなければなりません。

睡眠が不足すると、頑固になり一度決めたら変えない泥沼に陥りやすくなります。

創造性は、睡眠不足で失われやすくなります。
3倍の量の仕事ができるのは、労働時間を3倍かけているのではなく、1/3の労働力で仕事ができるようにする解決策を「創造性」によって考えついているからです。

睡眠をとっていないと、この解決策が思いつかなくなります。

士気が低下するとあまりきつくない方向へ流れやすくなります。
疲れている時は、大きな問題に取り組もうとする気力がなくなってしまうからです。

睡眠不足であると、忍耐力や寛容力もが著しく低下し、チームワークが発揮できなくなるため、注意が必要です。

 

 

 
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小さなチーム、大きな仕事 働き方の新しいスタンダード (ハヤカワ文庫NF)

 

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社員の力で最高のチームをつくる

 

チームの力を発揮する基本となる事項を分かり易く解説しています。

 

社員の力で最高のチームをつくる――〈新版〉1分間エンパワーメント
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自衛隊最強の部隊へ-偵察・潜入・サバイバル編: 敵に察知されない、実戦に限りなく特化した見えない戦士の育成
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【kindle本が出ました】

 

二見龍レポート#2 コンバットメディックの照井資規、弾道と弾丸を語る
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二見龍レポート#1 ネイティブ・アメリカンの狩りの技術を伝える川口拓氏との対談
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40連隊の見えない戦士達: 自然をまとう「スカウト」戦闘技術
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本書は、実戦で強烈な威力を発揮する「スカウト」の戦闘技術に触れた瞬間、根底から意識が変わってしまった隊員たちが、戦場から生き残って帰還するために、寸暇を惜しんで戦闘技術の向上へのめりこんでいく姿を記録したものです。

そして願わくば、ミリタリー関係者だけでなく、日々、現実社会という厳しい戦いの場に生きるビジネスパーソンやこれから社会へ出て行く若い人たちに、読んでいただきたいと思っています。スカウトという生き残り術を身につけることは、必ず日々の生活に役立つと私は信じています。

 

 

 

40連隊に戦闘技術の負けはない: どうすれば強くなれるのか!永田市郎と求めた世界標準
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『40連隊に戦闘技術の負けはない―どうすれば強くなれるのか!永田市郎と求めた世界標準―』
に登場する隊員たちが訓練を通じ成長していく姿は、若い人達に限らず、人材育成全般にも多くのヒントがあると思います。
人生・仕事への姿勢について、ミリタリーの人に限らず、多くの人達に読んで頂ければと思います。
読み方は自由に、肩肘張らず、気楽に読んでいただき、志を持ったインストラクターと若い隊員たちの記録を堪能して頂ければ幸いです。

 

 

 

オオクワガタ採集記: 朽木割り採集・灯下採集・樹液採集の世界
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オオクワガタに出会い、採集やブリーディングを始めて、いつの間にか20数年が経ってしまいました。
日本各地のオオクワガタの有名ポイントで多くの仲間と出会い、採集をした楽しい思い出やズッコケ採集記は私の宝物です。
オオクワガタを通じ、色々な経験や学びがあり、人生が豊かになった感じがします。そんなオオクワガタ採集記をお楽しみ下さい。

 

 

 

オオクワガタ飼育記 ~マット飼育による美形・大型作出テクニック~
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マット飼育は、菌糸ビンのように簡単に大型を作出するのは難しい飼育法ですが、綺麗な個体を得ることができ、安価で多量にオオクワガタを飼育できることが魅力です。
本書により、マット飼育のコツを積み上げ、皆さんの目指すオオクワガタを作出して頂ければ幸いです。

 

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