オオクワガタマット飼育 -フスマを使用する時の粉ダニの注意点-

オオクワガタマット飼育 -フスマを使用する時の粉ダニの注意点-

 

 

マット飼育に適合しているフスマ

 

オオクワガタのマット飼育に効果を発揮し、リーズナブルなフスマは、小麦の表面の皮を剥いたものです。フスマは、オールブランとして牛乳をかけて食べるフレークでも、味わい深く食供物繊維も豊富に含んでいる健康食品としても人気があります。オオクワガタのマット飼育でも人気があります。
マット飼育では、温度管理とエサ換えの時期とともに、幼虫の食べるマットを如何に質の高いものを作るかが、重要となります。
質の高いマットとは、栄養価が高く、加水分解せず長持ちするマットを指します。
オオクワガタ飼育でのマットの作成は、如何に適合した海水を作り続けるかが重要となる海水魚の飼育に似ているところがあります。

幼虫のエサとなるマットを作成するには、一次発酵をしていない朽木マットへ発酵を進めるための添加剤を加えます。
この添加剤の配合は、ブリーダーの秘伝の配合や好みがあり、ヘラブナ釣りの練りエサの配合をどうするか似ています。
添加剤の配合は、ある意味マット飼育の醍醐味といえます。

ビール酵母、小麦粉、きな粉、化学薬品、カニの甲羅の粉など、添加剤は数多くあります。
この添加剤の中で、効果が高く、安全で安定しているのがフスマです。
私も、フスマを添加剤の主体として20年以上マット飼育を楽しんでいます。

しかし、昨年フスマの使用方法をズボラにしてしまい、3令幼虫が蛹になる時の蛹化不全が50%以上発生する事態となりました。

 

 

粉ダニの発生

 

フスマは、安価で安定したマット作りを可能にしますが、クワガタショップからフスマが届いてから、半年以上経つと急激に粉ダニが発生します。
特に15㎏入りの多量のフスマをワンシーズンで使い切らないで残しておくと、米を入れる強い紙の袋やビニール袋もボロボロになり粉ダニだらけになり、所々破けてきます。

フスマを入れた袋が破けると他の雑虫なども入り、品質的に劣化しているのがわかります。
さらに、そのまま放置していると、フスマの中に、粉ダニによってミノムシのような塊ができると薄い粉と粉ダニが半々混じった状態になります。

 

 

初めての粉ダニ被害

 

1年以内なら今まで飼育していても問題がありませんでした。
今回、2年以上たったほぼ粉ダニのフスマを添加剤に使用してしまったのが、蛹化不全を起こした原因です。

それも、12月末に3回目のエサ換えをするマットの作製で劣化した粉ダニだらけの添加剤を使用したため、本来なら70℃ほど発熱するマットも、気温が低いのでマットの一次発酵の温度がほとんど上がらず、粉ダニや雑虫、雑菌がそのまま残ってしまう状態になりました。

蛹化不全の状態は、蛹室を作り、前蛹になる前に多く発生しました。
蛹室内には、ダニのようなものが多く発生していて、前蛹になる前の幼虫の身体にも群がっていました。
よく蛹室内にコバエが発生することがありますが、羽化に及ぼす影響はほとんどなかったので、楽観していると、次々に期待の幼虫が蛹化不全でダメになっていきました。
特に、オスの蛹化不全が多く、なんとか種オスを確保できる惨憺たる結果となりました。

メスは、環境の悪い中でも種を保全する強さをもともと持っているせいか、記録更新はできませんでしたが、来年用の種メスをある程度確保することができました。

下の画像は、去年のフスマの教訓を元に飼育している幼虫です。
今年は、オスメスともに、順調に育っており来年の羽化が楽しみです。

 

エサ換え後、マットへ潜っていく幼虫の姿は圧巻です。

 

フスマの適正な使用法で記録更新を狙う

 

今年は、12月末のエサもフレッシュなフスマを使用し、自己記録の更新を狙っています。

下の写真は、800mlのマヨビンへエサ換えした直後の今年山梨で採集した2令幼虫が3令幼虫へ成長したものです。
最初は、65㎜程度と思っていましたが、予想よりドンと伸びたので、上手くいけば70㎜までもっていけるかなと楽しみにしています。

 

 

 

 

【次のブログも参考にお楽しみ下さい】

 
オオクワガタ飼育、マット飼育で安価に多くの大型個体を累代飼育
 
オオクワガタデータ飼育-エサ換えのタイミングと交換の仕方
 
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巨大オオクワガタデータ飼育 -マット飼育で78ミリのオスを出す-
 
 

 

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かつてのオオクワガタ有名産地、山梨県韮崎一帯で天然のオオクワガタを求めた採集記が完成しました。本書は、「1年を通じた採集記」、「採集幼虫のその後」、そして、「20年前同じ場所で体験した採集記録(加筆)」の3部で構成されています。

 

 

 

 

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40連隊の見えない戦士達: 自然をまとう「スカウト」戦闘技術
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本書は、実戦で強烈な威力を発揮する「スカウト」の戦闘技術に触れた瞬間、根底から意識が変わってしまった隊員たちが、戦場から生き残って帰還するために、寸暇を惜しんで戦闘技術の向上へのめりこんでいく姿を記録したものです。

そして願わくば、ミリタリー関係者だけでなく、日々、現実社会という厳しい戦いの場に生きるビジネスパーソンやこれから社会へ出て行く若い人たちに、読んでいただきたいと思っています。スカウトという生き残り術を身につけることは、必ず日々の生活に役立つと私は信じています。

 

 

 

40連隊に戦闘技術の負けはない: どうすれば強くなれるのか!永田市郎と求めた世界標準
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『40連隊に戦闘技術の負けはない―どうすれば強くなれるのか!永田市郎と求めた世界標準―』
に登場する隊員たちが訓練を通じ成長していく姿は、若い人達に限らず、人材育成全般にも多くのヒントがあると思います。
人生・仕事への姿勢について、ミリタリーの人に限らず、多くの人達に読んで頂ければと思います。
読み方は自由に、肩肘張らず、気楽に読んでいただき、志を持ったインストラクターと若い隊員たちの記録を堪能して頂ければ幸いです。

 

 

 

オオクワガタ採集記: 朽木割り採集・灯下採集・樹液採集の世界
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オオクワガタに出会い、採集やブリーディングを始めて、いつの間にか20数年が経ってしまいました。
日本各地のオオクワガタの有名ポイントで多くの仲間と出会い、採集をした楽しい思い出やズッコケ採集記は私の宝物です。
オオクワガタを通じ、色々な経験や学びがあり、人生が豊かになった感じがします。そんなオオクワガタ採集記をお楽しみ下さい。

 

 

 

オオクワガタ飼育記 ~マット飼育による美形・大型作出テクニック~
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マット飼育は、菌糸ビンのように簡単に大型を作出するのは難しい飼育法ですが、綺麗な個体を得ることができ、安価で多量にオオクワガタを飼育できることが魅力です。
本書により、マット飼育のコツを積み上げ、皆さんの目指すオオクワガタを作出して頂ければ幸いです。

 

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20 Comments

  1. 匿名希望

    自分も2016年冬に、同じ失敗をしました。 自分の場合フスマではないですが、とある添加剤を多く入れ作成したマットにダニが大量大発生し、幼虫にもビッシリとこびりつく事態でした。

    不思議なことに、ビンはすべて同じ棚に入れてるんですが、大量にダニがわいてるビンと、ほぼ全くわいて無いものと分かれました。特に、好気性発酵状態を保たれて森林のようないい匂いがするマット、そのままの単なるオガクズ(無添加)、黒土・完熟系のマットにはダニの発生がかなり少なかったか、無しだったような気がします。 

    これはおそらく、添加剤の栄養素が酸化・腐敗した成分にダニが好むものがあるのだと思われ、その成分があるほうに集中し大量繁殖したのだろうと思われます。 ダニは脂質が酸化した、過酸化脂質を好むということ見聞きしたことがあります、脂質が多い添加剤を使うと沸きやすくなると思われます。自分は、高たんぱく高脂質の添加剤を使ったため、そういう事態になったと思われます。フスマにも脂質もわりと含まれていますので、長期保管してると沸きやすいと思われます。

    話は変わりますが、10月に交換した群があと2週間ほどで2ヶ月になろうとしています。夏の教訓をふまえ、マットの持ちを考慮した仕込みにしましたら明らかに長持ちしており、2ヶ月を超えても大丈夫そう、もしかしたら3ヶ月いけるかな?っという具合になってます。

    この場合は、必ずしも12月に交換しなくてもよいでしょうか? 交換のタイミングをどうするか、迷っています。

    あと、12月に交換するとしたら、その時マットへ添加するフスマ量は、いつもだいたいどれくらいにしてますでしょうか? 羽化までもっていくので多く入れすぎると絶対失敗するだろうなとは思ってます。

    1. futamiryu

      いつも丁寧なコメントありがとうございます。

      添加剤の話、興味深く読ませていただきました。

      12月に交換するマットは、長持ちするように、いつもよりフスマを半分程度にします。
      同じ量でもいいのですが、添加剤を多くすると気温が上がる頃にマットが劣化してしまうため、マットの水分量を微妙に調整する必要があります。
      水分量を抑えると途中からマットがカラカラになってしまうこともあり、水分量の調整は割合微妙なところがあります。
      このため、マットの安定性を重視し、フスマの量を少ないマットにしています。

      エサ換えは、2か月で交換しています。
      大型がコンスタントに出ているのでこのペースで行っています。
      自宅で飼育している系統は、1月のエサ換えでは、成果が出ていないからです。
      1月に幼虫が、じわじわ伸びるていくのも12月交換の理由です。

      飼育環境で交換時期を動かすのも正解かもしれません。
      色々チャレンジするのも、面白いのですが、どうしても安全策をとってしまっています。

      コメントを読んで、チャレンジも面白いかなと感じています。

  2. 匿名希望

    回答ありがとうございます。

    1月もじわじわ成長するとすれば、3ヶ月ひっぱったマットよりも、12月にフレッシュなマットに交換して1月に食べさせるほうがよさそうですね。いろいろチャレンジもしてみたいですが、今年はやっぱり飼育法をきちんとトレースして、バックボーンを作るということが良さそうです。アレンジはそれがちゃんとしてからということで、今後も2ヶ月交換で引き続きやってみます、2週間後交換なので終わりましたら体重報告などをしたいと思います。

    あと、メスについては2本交換と3本交換、どちらがよいでしょうか? 少し前のブログでは、2本交換でいけるみたいなことが書いてたような気がします。

    1. futamiryu

      コメントありがとうございます。
      大型のオスを作出するため、メスを大型にする必要があるかどうかについては、色々意見があると思います。
      私は、オオクワガタのメスの美しいシルエット、点刻、つやにも魅力を感じます。
      メスも可能な限り大型を作り出したいと考えます。

      メスのエサの交換は、ズボラでも、ある程度満足できる大きさは出せますが、少しでも大型を狙うのならば、3回のエサ換えがいいと思います。
      ただ、飼育頭数が多くエサが作り切れなかった時、十分にエサ換えの時間を確保できない時、気力が出ない時、2回のエサ換えになります。
      オオクワガタは、4年~6年周期で、大型が多数出る時期があると考えています。
      どうも今年が、その時期のようなので、頑張ってメス全て3回のエサ換えを行う予定です。
      エサのマットもいい感じで仕上がっています。

  3. 匿名希望

    なるほど。その時の状況に応じて、いろいろ変えるという感じですね。

    メスを今年どうしようか悩み中です。先日、ビン壁面から見えたメスの一部が、もうかなり黄色くなっていたので、これ以上は無駄に栄養を与えてもあまり食べないだろうな、とは思ってます。

    なので、2本で羽化まで引っ張ろうかとも思いますが、マットの持ちが気がかりです。

    羽化を5月にすると過程して、2本でひっぱって途中でマットが限界だと感じた場合、遅くても何月までの交換するのがよいでしょうか? 前蛹になる1ヶ月前ぐらいが限度でしょうか?

    1. futamiryu

      幼虫がクリーム色から、黄色味を帯びてくると、通常エサ換えをすると刺激を与えてしまい縮むと、本に書いてあったり、ブリーダーのコメントにあります。
      室温管理の状態と、栄養とのバランスを考えたエサの安定度の設定を如何にしたか、系統の特性によって、判断することが大切だと思います。
      幼虫が早めに成熟してしまい、予定通りのエサ換えができない場合、大型の可能性はやや低くなるが、天井崩落を回避し安全性をとるなら、予定通りにエサ換えをする。時々大型が出るが、エサがもたず天井崩落により羽化不全を覚悟するなら、このまま。
      決断の時期ですね。
      私は、途中でマットを変えるのは、良い結果が出たことがないためやりません。
      判断は、飼育している環境にもよりますが、私の行っている飼育環境であれば、予定通りのエサ換えを選択します。
      あまりに早期に成熟する幼虫は、種親として適していない可能性があるので、無事羽化すればいいレベルに区分します。
      飼育環境や幼虫の特性によっていろいろな考え方や方法があると思います。
      ご参考までに。

  4. 匿名希望

    回答ありがとうございました。

    リスクか安定か、いずれにせよ決断の時期が迫っているですね。この時期の選択が、これまでやってきた1年間の締めになると思うので、ぬかりのないようにしたいと思います。

    12月に、また経過報告できたらいたします。 

  5. 匿名希望

    またコメント失礼します。

    主力群の♂の3本目の交換と体重計測がおわりました。結論からいうと、大失敗でした。

    ほとんどの個体が10月から横ばいか1~2gほど体重ダウン、平均12~13グラム。

    体重が伸びた個体は2割ぐらいで、そのうちMAX16gで15グラムが平均。10月からの伸び率はわずか1~2グラムです。

    掘ってみると、エサがほとんど食されてない状態で、ただただ黒くなっているだけでした。居食い部屋も小さく、幼虫がこじんまりとしていました。どうりでエサの持ちがいいなぁ消費されないなぁ、と思っていました。持ちが良かったのではなく、食べてなかっただけですね。

    たぶん、エサ作りが失敗したような気がします。それとも成長限界かも?

    ともかく、2ヶ月を棒にふってしまい、勝負どころで失敗し落胆が大きいです。これは親超えはきびしいかもしれません。

    今期はもう保険オオクワとヒラタの動向をみるだけしかなくなりました。この動向次第で、来期の処し方をどうするか考えることにします。

    1. futamiryu

      私も、体重が乗らず残念な結果になってしまった年を、何回か味わいました。
      飼育方法の問題点をあぶり出し改善することによって、来年のモチベーションにつなげました。
      小さいのが多く出た次の年は、大型が出るパターンが多く、そこで立ち直ったりしてきました。

      多くの経験を、次の年の飼育へ反映していくと、楽しみに変えられると思います。

      エサは、シンプルに作成した方がいいと私は考えています。

      10年以上同じ血統でやっていたら、血統自体を切り換えるのも手かもしれませんね。

      来週採集に行くので、次の週からエサ換えを始めようと考えています。

      引き続きオオクワライフを楽しんで下さい。

  6. 匿名希望

    回答ありがとうございます。

    今回の幼虫を観察しましたら、全体を通してそこまで黄色くはなってなく透明感が残っており、つまんだ時に肌質がとても柔らかな感触の個体も数頭いました。おそらくですが、成長限界ではなく、エサ作りに失敗し拒食をおこしたのではないかと思われます。という事は、プラス思考すると、まだ成長の伸びしろはあるような予感はします。

    失敗の原因はいくつか検討がつきます。 実は今回はフスマを使いませんでした。フスマと成分が似ているような感じのやつですが、フスマよりたんぱく質と脂質が低いものです。狙いは、長持ちさせたかったのと、新にチャレンジする添加剤の結果が知りたかった好奇心にかられまして。 

    それと、マットに篩をかけて、3ミリ以上10ミリ以下ぐらいのかなり粗め粒子だけで作成した(しかも発酵は浅い)のも、もしかしたら食べなかった原因かもしれません。 物理的に幼虫の口に入りにくいし硬いしで、嫌がったのかもしれません。

    あくまで憶測ですが。

    それに対して、保険オオクワとヒラタには、微粒~中粒子の混合のマットで、添加剤も実績あるもので仕込んでいます。いわゆる普通の発酵マットです。1月の初頭で2ヶ月経過しますが、これで主力郡を上回る成長率であれば、主力群のマットが失敗だったということが明確に判明しますね。 なので、いろいろな意味で、まだ楽しみは残ってありますね。

    1月にまた報告できればいたします。

  7. 匿名希望

    またコメント失礼します。本日、保険のオオクワとヒラタの一部を、試しに3本目へと交換しましたところ、結論からいって大成功な結果を得られました。

    11月初頭の2本目へ交換時で12グラムだったオオクワ2匹と、11グラムだったヒラタ1匹ですが、この時点で最も小さく、はっきりいって全く期待してなかった個体でした。 ところが蓋を開けてみたらオオクワが21グラムと19グラムという、10グラム近くにも迫る伸び率で驚きました。血統もたいしたことないのですが、マット飼育にしては飛躍的な成長率です。これは順調にいけば70ミリをゆうに超えるペースでしょう。

    ヒラタは15グラムでした。4グラムの成長で、弱そうだった個体にしては悪くはないなと。

    理由として、餌作りが上手くいったと思っています。オガの質や添加剤に無理がなくバッチリ合った結果だと思います。

    体重が伸びなかった主力群は、やはり餌が大失敗だったという事が証明されましたね。 冒険せずに、普通にやっていたらたぶん伸びていたでしょう。くやまれます。

    著作の飼育法での手ごたえを、ここへきてかなり掴んだと思います。 良い飼育法だいうことが実証されたと思います。

    今回交換したのは最も小さかったものなので、他の個体はさらに期待できそうです。 すべて交換終わりましたらまたご報告します。 なんか、前回の絶望感から一変し、楽しみになってきました。

    1. futamiryu

      とても嬉しいコメントありがとうございます。

      楽しみを見つけたり、感じながら行うオオクワガタの飼育は最高ですね。
      さらに、コメントを頂いて嬉しさを感じることができ、幸せに思います。

      オスのエサ換えは全て終了しました。最大31.0g、30g台が2頭、29gが4頭、26g~27gが主力です。
      メスは、1/4のエサ換えが終わり、最大15.6g、14gが2頭、12gが主力です。前回のエサ換えの時期が11月にずれ込んでしまったため、年明け残りのエサ換えを頑張って行います。

      オスは、体重が乗っても、羽化不全や縮んでしまうことが多く、5番目以降が無事成虫になるのが例年の状態です。

      来年、自己記録更新できるか、楽しみです。

  8. 匿名希望

    回答ありがとうございます。 今回の結果は、まったく期待してなかった個体だけに衝撃が大きいです。同じメスから3回目の産卵させた保険グループですので。

    1本目で伸びなかったので期待してなかったですが、2本目で爆発的に伸びたのは予想外で。最小だったこの幼虫もこの成長率であれば、順調にいけば、70ミリを超えて立派な成虫として期待できるレベルですので、この飼育法が間違いないという証明だと思われます。

    30グラム台がでるとはおどろきです、さすがです。 全体的な飼育の勘を熟練しているのも結果として出ているのでしょうかね。

    自分はこの飼育法の勘がやっとついてきたという感じですかね。手ごたえはかなり掴みつつあります。

    前回の主力群がくやまれます。初卵群の方が大きくなる条件が有利なはずなのに、ここまでの大差がでるとは。やはり餌は重要という事になりますね。 餌の探求は、まだ可能性がありそうだなと感じております。

  9. 匿名希望

    またコメント失礼します。 保険のオオクワと本土ヒラタの♂の3本目の交換がすべて終わりました。

    結果は、オオクワ 13g台→20g~18g、11g→18g。 (こないだの交換組 12g→21g、12g→19g)

        ヒラタ 全6匹中、13g~11g台の5匹→すべて15g(こないだの11g→15g含む)。 14gの1匹→16g。 

    という伸び率でした。 

    オオクワは3回目産卵群で期待してないわりには、20g超えも2匹で、全体が20gに迫る粒揃っているので、いい感じだと思います。

    ヒラタはイマイチでした。 ヒラタは暴やすくビン内マットをぐちゃぐちゃにかき回してしまい、何度かマットを直しましたが、また暴れるので、安定して居食いをしてくれませんでした。暴れのせいで十分な成長ができなかったのは明白です。飼育方法自体は問題なく合ってるような気はしますが。今回のエサはオオクワとまったく同じでしたが、暴れないようなマットが必要かもしれません。

    ヒラタの評価は微妙ですが、オオクワの方は大成功だと思います。成長が2本目も継続してじわじわとあげてくる感じで、透明感やプリプリっとした色艶も残ってあり、3本目からの成長も期待できそうな印象でした。順調にいけば、25gで73~5ミリにいくかいかないか?という感じでしょうか。

    1. futamiryu

      コメントありがとうございます。

      期待している大きさになると、また面白くなりますね。

      私の方は、1月からジワジワ成長するのがパターンです。
      ドンと大きくなる時期ではありませんが、この時期の体重の乗りは大切だと考えています。

  10. 匿名希望

    回答ありがとうございます。1月からもジワジワ成長するのですね。

    保険のオオクワは、主力群から1ヶ月ほど遅い産卵ですので、現在1月ですが、実質的には12月の時点に相当すると思います。

    という事は、保険オオクワは2月にかけてもじわじわ成長する期待がもてるということですね。 25gで75ミリも夢ではないペースになり面白くなってきました。

    ちなみに、種親は♂69ミリ♀40ミリの佐賀産です。この血統背景からして、今回の飼育は、ペース的には大成功ではないかと思われます。まぁ、最後まで完全羽化までなってみなければ分らないところですが。 

    次回の報告は羽化させてからの報告になると思われます。 これから先が長いですが、頑張ります。 

    あと、名前を変えようと思ってます。いずれ決まったらコメントします。

    1. futamiryu

      数頭以上、70㎜オーバー確実ですね。
      去年オスの羽化不全の発生が2割以下で、お腹が羽の中に入らない状態のオスが出ていなければ、系統の限界はきていないと思います。

      72㎜台以上のオスが作出できれば大成功ですね。

      名前の変更、お待ちしています。

  11. 匿名希望

    良い名前がなかなか浮かばなくて決めかねています。

    体重から(グラムから)羽化サイズの予測ですが、このマット飼育の場合はどういう感じになるか、データーはありますでしょうか?

    あと、3本目投入後は羽化まで置くのが通常ですが、今回は実験の意味合いもかねてますので、2ヶ月したら試しに一部を掘り返してみようかと思います。期待してない個体だけですが。体重が乗っているとおもしろいですね。掘り返したら、またご報告したいと思います。

    あと、毎回苦労するのが、マットを仕込む時の水分量なんですが、これがなかなかムズかしいです。 一般的にはギュッと握って形ができる程度とありますが、例えば、全く同じ水分量でも小粒子が多めだと形ができやすく分かりやすいですが、粗粒子が多めだと握っても形ができにくくボロっと崩れやすいです。 粗粒子で形がしっかりできる水分量だと、かなり多い水分量になってると思います。

    つまりギュッと握って形ができるという判断基準はかなりあいまいだと感じています。マットの粒子も毎回ごとにムラがあることから、なかなかベストな水分量がわかりません。 

    いつもはどのような感じで水分を仕込んでいるでしょうか? 使うのが微粒子だとした場合、ギュっと握って形が出来るか出来ないかぐらいの、ギリギリな感じぐらいでしょうか? オオクワの場合、水分量がやや低めほうが成績がよい気はします。

    1. futamiryu

      体重については、今年の幼虫で正確にデータを取る予定です。

      マットの水分量は、強く握って団子になるかどうかで、判断しますが、下に置いたらはらっと崩れる程度で加水します。
      このまま、1か月加水せずマットを発酵させます。
      ビンに詰める前に、マットの水分調整をします。団子になるかならないかギリギリの感じで、粒子の大きさ関係なくこのパターンで行います。
      上手く文章にできないのですが、ボロっと崩れる程度でいいと思います。
      始めた頃は、完全なお握りができるようにと思うと、いつも加水し過ぎの状態でした。
      やはり、水分少なめで、ビン詰めの時、加水により微調整するようにしてから成果が出てきたのは確かです。
      冬場は乾燥しやすいので、ほんの少し水分が多い感じにします。
      エサを手でビンに入れ、棒で詰めている時、詰めていないビンの表面のエサが乾くような時は、少しづつ加水をしながら、エサ詰めをします。

      「ギュっと握って形が出来るか出来ないかぐらいの、ギリギリな感じぐらいでしょうか? オオクワの場合、水分量がやや低めほうが成績がよい気はします。」でいいと思います。

  12. 匿名希望

    回答ありがとうございます。やはり完全なおにぎりが出来るようにすると水分過剰になりやすいですね。自分もつい近年までそういう風にやってました。あまり成績がよくなかった気がします。

    今後は、仕込むときは発酵に支障がぐらいの低めでやってみようと思います。ビン詰めの時に、足りなそうであれば加水していくみたいな感じで。

    オオクワは、オガの質が適していても、水分が多いと摂食しないような気がします。

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