戦いの中でやられないで生き残る人の行動から学ぶ

戦いの中でやられないで生き残る人の行動から学ぶ

※本記事のアイキャッチ画像は、永田市郎様から頂いた画像を使用致しました。

 

生き残る人間と死ぬ人間

 

戦闘のプロフェッショナルと言われる特殊部隊の隊員は、何故敵にやられないで、数々の戦闘を経験しながら、任務を達成して帰ってこれるのでしようか。彼らは、スバ抜けた体力と射撃能力と厳しい訓練を積んで強い精神を持っているからでしょうか。

他にもっと重要なことがあります。

どうしてもランボーやターミネーターの激しいアクションをイメージしてしまいますが、実は見つからないように、動きをできるだけ小さくし、動くと遠くからでも見つけられるので、ゆっくりした動きを我慢強く行うという地味な事をしっかり・確実にできる人間のみが生き残ります。この技術が非常に重要です。

それは、どんなに強くても見つかってしまえば、窮地に陥り、やられてしまう確率が高くなります。反対に、見つからなければ、敵からやられることがないため、生き残り必ず生還することができます。

見つからないために、動きはゆっくり、敵がいるかどうかを常に確かめながら行動します。

大切なことは、どんなに急いでいたり、危なくなりそうになっても、眠くて疲れていても、お腹が空いていても、「周辺の確認と自分がどのように見えているかを考えて、見つかりにくい道や茂みを音をたてないように歩くことを必ず確実に行う」ということです。

周囲の確認や見つかりにくい行動は基礎的な事項であり、何故重要なのかという疑問があると思います。

簡単である基礎的な動作をどんな状態でも一回も力を抜かずに実施する粘り強い冷静な心が重要であるということです。

少し慣れると、基礎的な動作をバカにしてサボったり、手を抜いてしまう人は生き残れません。

どんな状態でも、やらなければならないことを確実にするという行動を身につけることにより、たとえランボーでなくとも、生き残り任務を達成できる強い人間になることができます。

そんな人間は信頼され、企業が欲しい人物でもあると思います。

 

≪次のブログも参考にしてお楽しみください≫
 

任務を達成して生き残れる人の考え方と準備の仕方

気配を感じることはできるのか -水面にうつる月のごとく-

戦闘の参考になる映画「ハンテッド」

敵に見えない動きを追求する

カモフラージュ(スカウトのスト―キング)

森の中での歩き方

森の中での動き方

カウンタースナイパー(インディアンの性能を持った隊員の育成)

 

 

 

 

 

自衛隊最強の部隊へ-偵察・潜入・サバイバル編: 敵に察知されない、実戦に限りなく特化した見えない戦士の育成
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二見龍レポート#2 コンバットメディックの照井資規、弾道と弾丸を語る
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二見龍レポート#1 ネイティブ・アメリカンの狩りの技術を伝える川口拓氏との対談
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40連隊の見えない戦士達: 自然をまとう「スカウト」戦闘技術
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本書は、実戦で強烈な威力を発揮する「スカウト」の戦闘技術に触れた瞬間、根底から意識が変わってしまった隊員たちが、戦場から生き残って帰還するために、寸暇を惜しんで戦闘技術の向上へのめりこんでいく姿を記録したものです。

そして願わくば、ミリタリー関係者だけでなく、日々、現実社会という厳しい戦いの場に生きるビジネスパーソンやこれから社会へ出て行く若い人たちに、読んでいただきたいと思っています。スカウトという生き残り術を身につけることは、必ず日々の生活に役立つと私は信じています。

 

 

 

40連隊に戦闘技術の負けはない: どうすれば強くなれるのか!永田市郎と求めた世界標準
40連隊に戦闘技術の負けはない: どうすれば強くなれるのか!永田市郎と求めた世界標準

 

 

『40連隊に戦闘技術の負けはない―どうすれば強くなれるのか!永田市郎と求めた世界標準―』
に登場する隊員たちが訓練を通じ成長していく姿は、若い人達に限らず、人材育成全般にも多くのヒントがあると思います。
人生・仕事への姿勢について、ミリタリーの人に限らず、多くの人達に読んで頂ければと思います。
読み方は自由に、肩肘張らず、気楽に読んでいただき、志を持ったインストラクターと若い隊員たちの記録を堪能して頂ければ幸いです。

 

 

 

オオクワガタ採集記: 朽木割り採集・灯下採集・樹液採集の世界
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オオクワガタに出会い、採集やブリーディングを始めて、いつの間にか20数年が経ってしまいました。
日本各地のオオクワガタの有名ポイントで多くの仲間と出会い、採集をした楽しい思い出やズッコケ採集記は私の宝物です。
オオクワガタを通じ、色々な経験や学びがあり、人生が豊かになった感じがします。そんなオオクワガタ採集記をお楽しみ下さい。

 

 

 

オオクワガタ飼育記 ~マット飼育による美形・大型作出テクニック~
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マット飼育は、菌糸ビンのように簡単に大型を作出するのは難しい飼育法ですが、綺麗な個体を得ることができ、安価で多量にオオクワガタを飼育できることが魅力です。
本書により、マット飼育のコツを積み上げ、皆さんの目指すオオクワガタを作出して頂ければ幸いです。

 

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6 Comments

  1. まう@東大阪

    サバイバルゲームをイチローさんが紹介されたころ、私もやっておりました。
    当時はモデルガンが主流ですから、弾はでません。川原や山林がバトルフィールドです。
    やられた!と思わせるまで近づいて、驚かせて勝ちとなります。
    1日1ゲームが基本のアンブッシュ戦になります。

    風が吹いて草木が揺れたら、少し匍匐。
    2mまで近づきゴムナイフで勝った時は、快感でした。

    若い武士の皆さんには、職務で身に付ける技術と、趣味で身に付ける特技を
    双方で生かしてスキルアップして頂ければ、
    どちらも充実するのでは?と考えております。

    1. futamiryu

      まう@東大阪 様

      自然に溶け込むには我慢強さとそれなりの体力が必要ですが、自然に溶け込む状態になると心地良さを感じるようになります。
      心地良さを感じている時は、見えない状態になっています。

      「若い武士の皆さんには、職務で身に付ける技術と、趣味で身に付ける特技を 双方で生かしてスキルアップして頂ければ、
      どちらも充実する」

      このような隊員は部隊の宝となります。

                          futamiryu

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