部下が示した目標を超える仕事をする方法

部下が示した目標を超える仕事をする方法

 

 

指示を出すのでは100%を超えられない

 

 売り上げやノルマを数値で設定する定量的な目標は、達成すべき明確な数値目標となります。一方、日々の業務の中で部下へ示す仕事の内容の多くは、「資料を作成せよ」、「時期経営戦略を検討せよ」、「計画を作成せよ」など定性的な性格のものになります。
 定性的な仕事を命じた場合、目指しているレベルの100%の内80%程度達成できれば、まあ合格ラインだなと判断し、よく頑張ったということになると思います。

 

 

社長と孫の関係による完成度低下の恐れ

 

 社長から課長をみた場合、間に部長がいると、社長と課長との関係は、親と孫の関係になります。親は、子に指示を出せますが、孫にまで指示を出すことは通常しません。親の存在を無視してしまうからです。
 同じように、社長が部長を飛び越して直接課長に指示を出すことは、通常行いません。ここにジレンマが生じます。

 孫に当たる課長の仕上げた仕事の内容が、部長が示した内容の80%の出来で合格と判断すると、同じように部長と社長との関係も同じような達成度合いで合格と判断してしまうと、社長が当初求めていた目標のレベルの80×80=64%、64%程度の出来になってしまいます。
 実際のところは、中間管理職が奮闘するのでもう少し高い値になるかもしれません。
 
 示した目標の64%のレベルでは、求めていたレベルギリギリの合格点よりも少し高い程度です。これでは、社長が求めていることをを徹底したり、要求したレベルの仕事の質に満足できるほど到達できたとはいえません。。
 全てを定量的な目標で示すのは難しいため、多くの定性的な仕事は、求めているレベルのぎりぎり合格程度になります。
 結果として、部下はしっかりやったつもりなのに、社長からすれば、「徹底が不十分な状態である」、「求めていることをやり切っていない」という現象が発生してしまいます。
 特に、事故が発生した場合など何か事案が発生した時、問題となります。

 

 

イメージと狙いを共有する

 

 命じたことの100%を越える成果を出すことを可能にするやり方があります。

 定性的な仕事をやることは同じですが、何故この仕事をするのか、又はこの仕事を取り巻く状況を明らかにし、自分が何をしたいのか頭にある全体像のイメージをそのまま、部下に伝えるやり方です。

 全体の中の仕事の位置付けが明確になるため、ただ単に計画や報告書を作成するというパーツの中での狭い思考の範囲から、そのパーツに直接・間接的に関わる事項が理解でき、部下の思考範囲が大きく広がります。
 自分の頭にあるイメージを部下の頭の中にイメージとして伝えることができると、より、仕事の全体の中で今やる仕事の位置付けとやるべきこと完成させるレベルが明らかになります。
 
 ここまで伝わると、部下は、全体の中で示された仕事をどのようにしていけば、仕事全体の最適化が進むのか、より良いものができるのか理解できます。
 
 さらに、もっとここを強化したほうが全体としてより良くなるということがわかれば、上司へ改善部分について提言することもできます。
 
 部下の思考範囲を限定した範囲から、思考範囲を拡大させ、イメージを伝えることによって、考えていた以上の仕事の内容になります。
 また、思ってもみなかったところまで部下の思考が広がり、示したこと以上の内容や成果が得れる可能性があります。
 この状態で仕事をしている部下は、やらされている状態ではなく、自らがやっているという満足感と、高いモチベーションを保持しています。

 この方法によって、部下は素晴らしいアイデアを出し、その実現に向かって積極的に進んでいきます。

 

 

 

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