オオクワガタマット飼育-フスマが手に入りにくい年のフスマの入手法-

オオクワガタマット飼育-フスマが手に入りにくい年のフスマの入手法-

 

 

オオクワガタマット飼育に最適の添加剤

 

 今年は、オオクワガタマット飼育に必要なフスマがなかなか手に入らない年です。フスマは、マット飼育において、安価で手に入りやすく幼虫がとても上手く育つ優れた添加剤です。フスマと出会ってからは、飼育用のマットはフスマを中心に、小麦粉、きな粉、トレハロースを添加して作成しています。

 最初はどうしても栄養価だけを考えてマットを作成してしまうものですが、栄養価だけ考えてマットを作成すると、マットがすぐに加水分解してしまい、黒くドロドロになってしまいます。
 この状態ではマットには栄養がないため幼虫は育ちません。

 フスマの優れている点は、栄養価の高いマットが作成でき、マットが加水分解しにくく比較的長く持つというところです。

 

 

エサ換えによる体重の減少

 

 エサ換えをすると、幼虫は身体の中にある糞を全て新しいマットへ出してしまうため、幼虫が縮んでしまいます。
 幼虫が、元の体重に戻るまで約3週間程度かかります。

 高栄養素でマットが1か月程度しか持たない状態であれば、1か月ごとにエサ換えをしなければならず、元に体重に戻ったらまたエサ換えをする状態のため、幼虫は大きくなりません。

 その点、フスマは、とても安価で使いやすい添加剤です。奈良オオクワセンターが元気な時、フスマを30kg、1500円で購入できました。
 フスマの欠点は長く置いておくと、密封が不十分だと中に粉ダニが大量発生するところです。
 奈良オオクワセンターも閉店してしまい、今では、餌を作成するのに必要な量を小分けにしたフスマを購入しています。

 4月も半ばに入るとペアリングを行い産卵が始まります。6月には1令幼虫が出てきます。5月の初旬には割り出し幼虫用のマットを作成しないと間に合わなくなります。
 
 そろそろマットとフスマを頼む時期です。

 しかし、いつものクワガタショップへフスマを頼もうとしましたら、在庫がなく売り切れの状態です。

 

 

健康食品として人気が出てきたフスマ

 

 巷では健康食ブームでフスマをプランと呼び、身体にもよく人気が出ています。ブームに敏感な妻は「ブランは身体にいいのよ」と言いながら、毎日朝食で楽しんでいます。
 
 安価で家畜の餌に使われていたフスマも、今では人気が出て、その需要が増しているように思われます。平成13年頃、人気のないフスマは今後入手できなくなるといわれていたのがウソのようです。

 フスマを購入しようと探していますが、クワガタショップでは品切れ状態でした。健康食品のジャンルで探すと、食材としてフスマを扱っているところが多く、健康食品の分野で出回っています。
 家畜用ではなく、人間ようのため、かなり安いところで500g500円程度です。今までクワガタショップで2㎏150円で買っていたのとは、かなり値段が違います。

 オオクワガタマット飼育に欠かせないフスマは、今迄のように安価ではなく、ある程度値段の張る添加剤になる時代が来るんではないかと感じます。

 先ほども書いたんですが、フスマはそのまま長く置いとくと粉ダニが発生し、劣化してしまうので使う分その都度購入するやり方が適しています。

 これからフスマは高くなると思いますが、大事に使いながらオオクワガタマット飼育を楽しみたいと思います。

 もし安価でフスマが手に入るところをご存知の方は、とても貴重なショップだと思います。

 問題がなければ、ショップを教えて頂ければ、多くのマット飼育者が喜ぶと思います。

 

 
 

【kindle本が発刊されました】

 

 

天然オオクワガタを求めて-山梨県韮崎一帯オオクワガタ採集記-
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かつてのオオクワガタ有名産地、山梨県韮崎一帯で天然のオオクワガタを求めた採集記が完成しました。本書は、「1年を通じた採集記」、「採集幼虫のその後」、そして、「20年前同じ場所で体験した採集記録(加筆)」の3部で構成されています。

 

 

 

【次のブログも参考にしてお楽しみ下さい】

 
オオクワガタ飼育、マット飼育で安価に多くの大型個体を累代飼育
 
巨大オオクワガタデータ飼育 -マット飼育で78ミリのオスを出す-
 
オオクワガタの飼育 – ゴールデンウイーク以降のペアリング時の注意点と面白い行動 –
 
オオクワガタマット飼育 -1令、2令幼虫のマット飼育-
 
 

 

 

【kindle本が出ました】

 

二見龍レポート#1 ネイティブ・アメリカンの狩りの技術を伝える川口拓氏との対談
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40連隊の見えない戦士達: 自然をまとう「スカウト」戦闘技術
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本書は、実戦で強烈な威力を発揮する「スカウト」の戦闘技術に触れた瞬間、根底から意識が変わってしまった隊員たちが、戦場から生き残って帰還するために、寸暇を惜しんで戦闘技術の向上へのめりこんでいく姿を記録したものです。

そして願わくば、ミリタリー関係者だけでなく、日々、現実社会という厳しい戦いの場に生きるビジネスパーソンやこれから社会へ出て行く若い人たちに、読んでいただきたいと思っています。スカウトという生き残り術を身につけることは、必ず日々の生活に役立つと私は信じています。

 

 

 

40連隊に戦闘技術の負けはない: どうすれば強くなれるのか!永田市郎と求めた世界標準
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『40連隊に戦闘技術の負けはない―どうすれば強くなれるのか!永田市郎と求めた世界標準―』
に登場する隊員たちが訓練を通じ成長していく姿は、若い人達に限らず、人材育成全般にも多くのヒントがあると思います。
人生・仕事への姿勢について、ミリタリーの人に限らず、多くの人達に読んで頂ければと思います。
読み方は自由に、肩肘張らず、気楽に読んでいただき、志を持ったインストラクターと若い隊員たちの記録を堪能して頂ければ幸いです。

 

 

 

オオクワガタ採集記: 朽木割り採集・灯下採集・樹液採集の世界
オオクワガタ採集記: 朽木割り採集・灯下採集・樹液採集の世界

 

 

オオクワガタに出会い、採集やブリーディングを始めて、いつの間にか20数年が経ってしまいました。
日本各地のオオクワガタの有名ポイントで多くの仲間と出会い、採集をした楽しい思い出やズッコケ採集記は私の宝物です。
オオクワガタを通じ、色々な経験や学びがあり、人生が豊かになった感じがします。そんなオオクワガタ採集記をお楽しみ下さい。

 

 

 

オオクワガタ飼育記 ~マット飼育による美形・大型作出テクニック~
オオクワガタ飼育記 ~マット飼育による美形・大型作出テクニック~

 

 

マット飼育は、菌糸ビンのように簡単に大型を作出するのは難しい飼育法ですが、綺麗な個体を得ることができ、安価で多量にオオクワガタを飼育できることが魅力です。
本書により、マット飼育のコツを積み上げ、皆さんの目指すオオクワガタを作出して頂ければ幸いです。

 
  

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12 Comments

  1. 匿名希望

    この頃は送料の高騰などによりマットの価格も高くなっていてますね。前と同価格でも内容量が少し減ってるという感じがします。

    さて、今年も種親を入手したので今年もマット飼育もとりかかるつもりです。 添加剤のフスマ以外のきな粉や小麦粉などについて質問なんですが、フスマ量に対しての何%ぐらいにしてますでしょうか?著作では45Lケース基準のフスマに対して大さじ~という感じになってますが、自分は45Lケースを所持してないのでその塩梅に迷います、なのでフスマ量に対して何%というだいたいの目安があればありがたいです。

    あと、加温してた蛹が続々羽化しました。オスは飼育途中で失敗して期待がないグループはどれも親未満。自然羽化グループでもしかしたら親超えるかも?というオスが2~3匹という状況です。
    メスでは親超えを確定しました。まだ完全に硬化してませんがざっくりで45ミリは確定で親を大幅超えを達成しました。頭幅も13ミリほどあり太めな感じです。蛹体重で7.3グラムほどあり47ミリいきそうな感じでしたが、高温さらして早く羽化させると自然羽化に比べて若干小ぶりになるのかも?しれません。

    実はこのメスより大きい個体が数頭いますので、このマット飼育法が大成功したといえる結果と思います。マット飼育でメスがこのサイズが出るんなら、もはや菌糸じゃなくてもいいのではないかと思うぐらいです。もちろん最先端極限を目指す人達からしたら小さいでしょうが、自分的にはこの結果にはとても満足しています。

    1. futamiryu

      45ℓのケースへ使用する量は、小麦粉は1㎏入りの袋で15~18ケース作成できるので60g程度、
      きな粉は185g入りを5~6回使用できるので35g程度が目安になると思います。
      フスマを少し入れ過ぎたら、小麦粉を抑えたりします。

      現在までのメスの羽化の状況や期待できる幼虫の状況から、マット飼育成功の手ごたえ
      十分ですすね。
      おめでとうございます。
      微力ながら、お役に立てて嬉しいです。
      コメントのやり取り楽しくさせていただいております。

      この場で、多くの人がコメントに参加していただけると、賑わって楽しくなると
      思います。

      本日、能勢YGのペアリングを行いました。
      幼虫で入手した2頭は、メスで蛹化が始まりました。12月に生まれた幼虫なので
      大きさは出ず、来年以降、この幼虫の子の結果に期待です。
      今年も、オオクワガタが忙しくなってきました。

  2. 匿名希望

    回答ありがとうございます。 45リットルケースにマットは何リットルぐらい入れてますでしょうか? 同じ60グラム35グラムでもマット30リットルに対してとマット20リットルに対してでは、だいぶ違うと思います。 いずれ最大でも60グラムと35グラム程度ということはわかりました。

    自分も長くマット飼育してきましたが、ずっと結果を出せなかった自分の盲点だったことを著作でたくさん学ぶことができました。一気にブレイクスルーして飼育術が向上したと思います。

    1年間やってみての手ごたえですが、もうちょっとコツをつかめばメスなら50ミリはいけそうな気がしてきました。メス幼虫最終体重10グラム前後(羽化サイズ48ミリ前後)ぐらいは安定して出そうな感じを受けたので。メスは栄養価を高めすぎて劣化が少々はやいマットでもわりと大丈夫な感じがしました=つまりミスの許容幅が広いなという印象です。

    オスに関してはまだちょっとわかりません。オスとメスでは要するマットの栄養価が異なるような気もしてきました。

    いずれにしてもマット飼育では高栄養すぎて劣化が早いマットはダメということは確実ですね。そのバランス塩梅が難しいところです。

    あと、気になることがあるんですが、大ビン1本目で何グラムぐらいに成長すれば、だいたい成功と言えるでしょうか? 

    自分は、去年は大ビン1本目で主力群で15~6グラムが最大でした(その後、主力群は2本目のエサつくり失敗により最終体重もほぼ伸びずで終わり)。

    保険群が全頭平均12グラム前後だったのが、2本目で21グラムまでの伸びをみせまして、結果的にこれが現在の最大個体となっています。

    主力群でエサミスをしなければもっと大きいのが出せたとは思います。

    1. futamiryu

      大切な事項を説明していませんでした。
      45ℓのケースには、25ℓのマットを入れます。
      攪拌しやすく今のところ安定したマットができているからです。

      幼虫が多い時は、ケースが不足してしまいます。
      そのため、1次発酵が終了し、2次発酵が始まってからケース8分目までマットを
      入れて、ケースを空けるようにしています。

      ジャムビンで3令になった幼虫を大ビンへ移す時、メスはマヨビン、オスは1300mlの
      ビンへ移します。
      頭幅のないオスの幼虫は、マヨビンに入れます。ここでの判定はしていません。
      大びんに入れてから、ドンと大きくなるかが勝負だと思っているからです。
      早く取り出した幼虫と遅く取り出した幼虫とは、成長度が異なるので、正確な
      状況を掴むのは難しいと捉えています。
      それが全てでは無いと思いますが、こんな感じでエサ換えをしています。

      2本目の大ビン餌換えの時、体重判定をします。
      オスは28g以上、ずんぐりしていて頭と首回りが太い幼虫が好みです。
      メスは14g以上だと上手くいったなと満足します。
      参考になれば幸いです。 

    2. futamiryu

      新たなチャレンジや仮説を立てながら飼育スタイルを改善しながら、
      理想の個体作出を目指していくことが飼育の醍醐味だと思います。

      また、今年もペアリングが始まり、新たな飼育の幕が開きました。

      今年は、能勢YG血統にチャレンジします。
      マット飼育で80㎜オーバーのオスと、54㎜オーバーのメス作出を
      目指してチャレンジしたいと思います。

      忙しくなりそうです。

  3. 匿名希望

    回答ありがとうございます。25リットルという数字がわかったのでよかったです。25リットルに対して、フスマ2~4%きな粉35g前後、小麦粉60g前後(トレハロースもあれば適量)という感じで大丈夫でしょうか。

    いまふりかえると、自分のオスでのサイズが出なったのは、1本目のビン容量(エサ量)にも原因がありそうです。 去年3令加齢後の1本目はオスメスともにすべて800ccに入れました。オスにはエサが足りなかったかもです。

    今年は1本目からオスはできるだけデカビンでエサも多めでやってみるつもりです。

    1本目終わりで28グラム、14グラムとは驚きです。自分もまだまだだなと思います。かなり高いハードルですが、でも目標が数値で明確になったので頑張りがいが増しました。やはり特大を出すとしたら、1本目終わりで最低20グラムは出てないと厳しいですね。

  4. 匿名希望

    またコメント失礼します。

    親を超えそうなオス蛹のうち1匹が羽化しました。まだ硬化してないのでわかりませんがざっくりで、長さは親と同等もしくはじゃっかん大きいかも?という感じのようです。

    縦の長さ的にはほぼ同じという感じですが、そのボディバランスというか対比がけっこう違う感じで羽化しました。まず、頭幅や背板幅が親よりひとまわりほど大きいです。それと、上翅が小さくキュッと締まっててお尻にかけて絞り込んでいく逆三角形が強く、その結果、縦の長さは同じでも「頭から尻にかけての全体像が逆三角形体型がより強調された」ような感じです。上翅部は親よりひとまわり以上小さいとパッとみてわかります、もし上翅が親と同じ大きさなら親を軽く上回ったと思います。

    体重的には縦の長さも親を超えそうでしたが、体重が縦ではなく横や幅に出たのかな?という気がします。

    このような親は次の種親にするにあたいするでしょうか?

    1. futamiryu

      これはなかなかの成果ですね。
      系統が確立されれば、されるほど形が揃うのですが、まだ固定されていない楽しみのある系統だと感じました。
      F0やF1からは色々なタイプの子供が出るので系統確立を楽しむ絶好の機会になります。

      好きな形のオオクワガタを作ることが楽しみだと思います。
      私は、逆三角形の体で顎が大きい形が好きなので今回羽化した成虫は残す系統にします。
      掛け合わせるメスは、ひょろ長いのではなく、がっしりした頭部が大きく顎の太いメスを選びます。
      可能な限りメスが大きいのがいいと思います。子供の大きさに影響すると考えているからです。

      こちらも、メスの羽化が始まり、オスの蛹化が進んできました。取り出さないとわかりませんが、まずまずかなと評価しています。
      対談も回数を重ね内容が幅広く、濃くなってきたので、Q&A集を作っても面白いなと考えています。

  5. 匿名希望

    回答ありがとうございます。 なかなかよい系統が産まれたという事のようなので、嬉しい成果です。 まだまだ系統の拡張性がある血統かも?しれませんね。

    これはひとまず種親候補としておきまして、残りも羽化してくるの群も待つことにします。

    Q&A集はよいアイディアかもです。余裕があればお願いします。

  6. 匿名希望

    またコメント失礼します。

    エサ失敗で十分に成長できなかった期待できないオス群なんですが、ほとんどが60ミリ台にありがちな一般的な形であがってきたんですが、2匹ほど妙な個体がいました。 体長に対してアゴが短く、アゴ幅・張り出しが強いです。このような形は同じ群の兄弟(兄弟10匹以上ほどいます)には出ていません。

    特に目についた1匹は、60ミリしかないのにアゴ幅・張り出しが60ミリ台中~後半ぐらいの感じです。実際にアゴ幅をデジタルノギス計測すると同兄弟の65ミリぐらいと同等でした。つまり、60ミリのボディに65ミリ台のアゴ幅で、アゴ短いということです(アゴが短いのはたんに体長が小さいからかもしれませんが)。 なお、この個体の2令幼虫時に頭がデカイという判定のラベルを貼っていました。その後、エサ失敗で成長させられなく60ミリという結果になりました。

    こういった個体は、もしかしたら太丸短アゴになる素質があるんでしょうか? だとすれば太丸短アゴ系統作出にチャレンジしてみようかなとも考えています。

    あと、メスのアゴなんですが、同サイズでも、アゴが長めだったり短かったりするものがいます。メスのアゴは次世代へ影響ありますでしょうか?もしあるとすれば、前述の太丸短アゴ系オスと、メスの太短アゴ系をかけわせて、太丸短アゴ系を狙ってみるのもおもしろいなと思っているところです。

    1. futamiryu

      オオクワガタ飼育に対して、常に問題認識を持ち、良く観察をされている姿に接して、オオクワガタへ向き合う自分の姿勢に、とてもいい影響を頂いています。
      新たな血統のメスを使用したか、2年以上前に掛け合わせた血統の影響が出ているかもしれないですね。
      系統を固定するのでの4年程度は、ばらつきが出ますが、好きな形を残していくうちにほぼ同じ形の成虫が得られた経験があるので、その状態かなと思います。
      好きな形を狙ってみるのも面白いと思います。

      私は、ブログでメスの選び方で紹介しました通り、顎の太いメスを選定します。体形は、亀みたいに丸い感じのずんぐりりした頭部が大きいメスを選定します。

      来年の飼育の楽しみができましたね。

  7. 匿名希望

    回答ありがとうございます。 まだバラツキがあるようで感じがしますので、新しい系統が入ったかもしれませんね。

    あと、失敗しなかったオス群はだいたい羽化してきて全体的にいい成績を得られました。 全体的に親より±0~2ミリぐらいの間です。大きいものは親より2ミリぐらい親ごえを達成しました。

    ただ、格個体、ボディバランスが違う感じです。 長さがあるやつ、幅があるやつ、面白そうな系統がいろいろ出ましたので、なにを基準にして残すべきなのか判断にまよっています。

    紹介いただいた顎太亀丸ずんぐり系を1つの基準にするとして、 自分は縦長に伸びる系統もおもしろいかもしれない考えています。

    以前のビークワのブリーダー対談で能勢YGは他産地と比べて顎と上翅(腹部)が長いという話がありました。話によると、同じ蛹体重でも能勢YGと川西では成虫サイズ3ミリほど違うらしいです。川西では体重が厚みや幅に出るそうで、能勢YGは縦の長さに出るということです。 頭と前胸背板を縦に伸ばすには無理があるので、最大全長を出すには顎と上翅(腹部)が長くなるのが重要だという話です。ブリーダーもそういった個体を選別しているそうです。 能勢YGという血統は、そういった長くなる系統を掛け合わせてきた種なのかもしれません?。

    それを参考に、顎の長さと上翅(腹部)が長い系統を選別してやろうかなとも考えてますが、いろいろやると管理が大変なので検討中です。

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