心を大きくする方法-いっぱいいっぱいになってしまう心の改善方法-

心を大きくする方法-いっぱいいっぱいになってしまう心の改善方法-

 

 

心の容量を大きくし限界値を上げる方法

 

重要で量の多い仕事の連続や睡眠不足、上手くいかないことが続くと、心がいっぱいいっぱいの状態になります。いっぱいいっぱいの状態を防止し、思ったよりも身近で簡単に、自分の心の限界値を上げる方法を知り、自分で実践して成果があったことを紹介します。

私が、20代後半の時、忙しい部署に配置されていたため、月曜日の朝に「いってきます」と言って土曜日の始発で「ただいま」という 生活をしていた時がありました。

毎日1時過ぎまで資料を作成し、それを点検してOKが出たら終わるという日々で、寝るのは夜中の3時という感じで、寝袋を買って 夜の美しい東京タワーを見ながら会社に宿泊していました。

朝、先輩の朝食を買いに階段を下りたりした時に「あっ、先輩おはようごさいます」と言うと、ほとんどの先輩は、同じように寝不足 なので不機嫌に「おう」と答える人ばかりなのですが、ある先輩は違い驚いてしまう人がいました。

 

 

徹夜続きでも清々しい人に会う

 

その先輩に「おはようございます」というと、満面の笑みで「おはよう。どうかな元気かな。futamiryu君」とまるでカルフォルニアの青い空 のように澄み渡った声で答えてくれます。

毎日そのようにしていて、なんでこんな清々しくいれるのかなと不思議に思うくらいでした。
その先輩は、私の作成した資料や他の人の資料を点検したり、取りまとめたりする仕事をしているので私よりも遅くまでかかり、寝る時 間も少ない状態です。

私は、この人が何でこんなことが出来るのか、出来るようになったのかを知りたくて仕方がなく、仕事の区切りがついて、飲みに連れて いって頂いた時、思い切って尋ねてみました。

 

 

心の容量を無理やり開いて大きくする

 

最初は「不機嫌で疲れているのにうるさいなという感じで答えるより明るくなるからね」と言っていましたが、どうすればできるんで すかと聞くと、キチンと教えてくれました。

「人には心が穏やかでいられる状態に保てる限度があり、その容量はそれぞれの人毎に違うものである」、どうすればいいんですかと 問うと「その容量を大きくする努力をすることだよ」と柔らかい表情で話を続けてくれました。

「自分の心がいっぱいいっぱいの時に少し踏ん張って、穏やかな心にしようと毎日トライを続けると広がるんだ」

「自分も眠くて疲れているが 、不機嫌にしてもなにもいいことはないだろうし、忙しくてしょうがないと言ってもみんな忙しいんだからね」

「だったら考え方を変えてみたらと思ってね。やってみるかい」頑張ってごらんと続きを話してくれました。

「そうだな、心の容量が球状のものであったら、その球を少し無理やり広げるようにしてみるのをしているうちに球が広がる感じかな」といいまあ飲むかと話は終わりました。

 

 

心を広げるのはつらいが効果が少しづつ出る

 

次の日から、朝の挨拶の時、カルフォルニアの青い空のように爽やかな顔と声で「おはようごさいます」と先輩達に挨拶をすると、みんな びっくりして、「おい、仕事が楽にったのか」とか「いいことがあったのか」と言われます。

「そんなに仕事が忙しくありませんので元 気溌剌です。」と答えると、「頑張れ」と先輩達がニコッと笑って答えてくれました。

3日後、心を無理やり広げているので、表情と心を作るのがきつくてきつくて、これはもちそうもないかな~と弱い心が出てきてやめよう かなと思った時、あの先輩の言葉を思い出しました。

「やっているうちに慣れてくるから」という言葉でした。

あの時は余り心に引っかから ない言葉でしたが、もう少しやるかと言う気持ちになりました。

ヒーヒー言いながら1週間やっていたら、少し楽になった感じがして、それが1カ月になり、いつの間にか普通に出来るようになりました。 この日から、少し心の容量を広げていくことを今でも続けています。普通の人よりは、強くなったと実感しています。

これをやるのは、特に、若い時に行うと成長時期でもあり、効果が早く出てきます。

皆さん、どうですか明日から

 
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本書は、実戦で強烈な威力を発揮する「スカウト」の戦闘技術に触れた瞬間、根底から意識が変わってしまった隊員たちが、戦場から生き残って帰還するために、寸暇を惜しんで戦闘技術の向上へのめりこんでいく姿を記録したものです。

そして願わくば、ミリタリー関係者だけでなく、日々、現実社会という厳しい戦いの場に生きるビジネスパーソンやこれから社会へ出て行く若い人たちに、読んでいただきたいと思っています。スカウトという生き残り術を身につけることは、必ず日々の生活に役立つと私は信じています。

 

 

 

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『40連隊に戦闘技術の負けはない―どうすれば強くなれるのか!永田市郎と求めた世界標準―』
に登場する隊員たちが訓練を通じ成長していく姿は、若い人達に限らず、人材育成全般にも多くのヒントがあると思います。
人生・仕事への姿勢について、ミリタリーの人に限らず、多くの人達に読んで頂ければと思います。
読み方は自由に、肩肘張らず、気楽に読んでいただき、志を持ったインストラクターと若い隊員たちの記録を堪能して頂ければ幸いです。

 

 

 

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オオクワガタに出会い、採集やブリーディングを始めて、いつの間にか20数年が経ってしまいました。
日本各地のオオクワガタの有名ポイントで多くの仲間と出会い、採集をした楽しい思い出やズッコケ採集記は私の宝物です。
オオクワガタを通じ、色々な経験や学びがあり、人生が豊かになった感じがします。そんなオオクワガタ採集記をお楽しみ下さい。

 

 

 

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マット飼育は、菌糸ビンのように簡単に大型を作出するのは難しい飼育法ですが、綺麗な個体を得ることができ、安価で多量にオオクワガタを飼育できることが魅力です。
本書により、マット飼育のコツを積み上げ、皆さんの目指すオオクワガタを作出して頂ければ幸いです。

 

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24 Comments

  1. 實藤 様

     厳しい状況の時ほど、苦しい時ほど、忙しい時ほど、この爽やかさ、明るさというものが重要になってくると思います。どんよりした職場環境ではいいアイディアも浮かんでこないですし・・・。

     職場の雰囲気を明るくし、意思の疎通をしっかりとして、柔軟な発想で仕事をしてもらう場を作るのも私の仕事と認識し、日々精進していきます。

    1. futamiryu

      實籐様

      コメントありがとうございます。
      忙しい職場は、活気があり素晴らしいものがあります。そこに、やっていることの価値を見出してチームワークがとれているとたまらないですね。この環境を作る95%の責任はリーダーにあります。その一番早い方法は、自己の能力の向上です。力を付けて下さい。

      futamiryu

  2. HIDAKA

    本当に人は忙しい時ほど不機嫌になるものですね、でも自分が不機嫌でいると周囲にいる人まで不機嫌になりそれが最後には自分に跳ね返ってくることになるんですよね、不思議なものです。私も20代後半の頃に転勤した時、自分をあまり知らない連中の中に入ったことをきっかけに、この際だから引っ込み思案の自分の性格を少しずつでも変えて見ようと思ったことがあります。やってみたら意外と大胆になれた自分に少し驚いたことがありました。60歳に近くなった今ではかなり困難を伴うと思います。若い時こそチャレンジすることをお勧めします。

    1. futamiryu

      HIDAKA様

      心をいっぱいいっぱいな状態から、少し広げては大きくすることを繰り返す方法は、このブログにおいて多くの人へ是非とも伝えたい内容です。特に、若い人達の成長する時期にチャレンジして大容量で懐の深い人間になって、充実した人生・仕事、生活を送って頂きたいと考えています。
      時々しんどいこともありますが、年齢に応じてというか、経験と能力に応じた心を大きくするトライをするのは、今でも結構楽しいものです。

      忙しい時ほど、自分の真の姿が出てしまうものなので注意する必要があります。その通りだと思います。

      今度、といわずすぐにでも、ブログに投稿して頂ける事を楽しみにしています。

                             futamiryu

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