刺すような視線を感じる

刺すような視線を感じる

 

 

視線には力がある

 

警備や捜査をする人が、犯人らしき人を尾行する時、犯人の背中や後頭部へ視線を合わせながらあとをつけると必ずといっていいほど、振り向いて後ろを気にするといいます。特に、女性は後ろからでも見つめられると本能的に誰かに見られていることを察知する敏感なレーダーがあるといわれています。

このため、尾行をする時は持っている荷物やカバンに視線を合わせるような対応をします。目には力があることがわかります。

 

 

強烈な視線を感じるが相手がいない

 

北熊本に勤務をしている時、官舎は1階で目の前に芝生が広がり、駐屯地の外柵は100メートルも離れていない所にありました。天気も良く、演習に行っていたので、溜まった洗濯物を一気に洗濯していました。

ベランダに出て洗濯用ハンガーに迷彩シャツやタオルを干していると、突き刺さるような視線を背中に感じました。視線が体を貫通するような感じを受け、後ろを振り返ると何もいません。

演習で山の中に長く居過ぎて敏感になったか、気のせいかと思って洗濯物を干し始めるとまた焼けるような視線を感じます。

素早く振り向いても何もいません。

人間がいるかと思い、胸から顔の高さを見ていた視線を地面の方に落とした瞬間、グレーの高さ60センチで羽を広げると1メートルを超えるサギがすぐ横にいて、見つけた瞬間「オウ」と声を出したら、サギも少し羽を広げてびっくりしているのがわかりました。

逃げるに逃げれなくて気配を消して私を見つめていたようです。手で飛んで行っていいよという仕草をすると、了解という感じでバサッ翼を広げて飛んで行きました。

 

 

けもの道で刺すような視線を感じる

 

里山でオオクワガタの採集をしている時、小さくガサッと音がする方向を見るとタヌキがいて、刺すような視線でこちらを見ています。いっていいよというそぶりをしても強い視線のまま動こうとしません。完全に戦闘態勢に入っています。よく見ると、足が罠で挟まれていて逃げられないことがわかりました。

 

 

動物がスポットアングルをする時

 

焦点を合わせないで全体を見るようにすることを「ワイドアングル」といいます。「スポットアングル」は、一つのものに焦点を合わせる見方をいいます。

自然界では、ワイドアングルが通常の状態です。スポットアングルに切り替えるのは、獲物を狙い倒す時、身を守るため外敵と戦う時、求愛をする時に限られています。

スポットアングルは、自然界では生と死にかかわる時にしか使われない動作です。

人間は自然からだんだん遠ざかり野生が薄れてきましたが、視線はまだ野生の面影を残しているようです。

動物の行動から、視線をワイドアングルにしておくことでかなりの気配を消せるのと自然に溶け込めることがわかります。

 

人は、自然界ではめったに切り替えないスポットアングルで常に生活しているので、自然界の動物から見れば、目から強い光を出して森を歩いていて、常に殺気を放って行動しているように感じると思います。

 

ところで、私に対するベランダのサギのスポットアングルは何だったのでしょうか。

 

 

 

 

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40連隊の見えない戦士達: 自然をまとう「スカウト」戦闘技術
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オオクワガタに出会い、採集やブリーディングを始めて、いつの間にか20数年が経ってしまいました。
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