手白澤温泉への接近経路は徒歩に限定されています。登山用の服装で自然豊かな遊歩道を２．５時間登ると到着です。夕方になると雨が降りやすくなる完全な山の気候を味わえるところです。そんな山奥に近代的でおしゃれなロッジがあり、格別のコース料理を頂くことができるので驚きです。
部屋にはポットに、近くの水源の水が入っていて、飲むとありがたいと感じる水に出会うことができます。
ゆったり、蛇口のない完全かけ流しの温泉を楽しんだ後の夕食は、標高１５００メートルで味わえるとは思えないコース料理を楽しめます。お品書きがあり、魚と肉料理を堪能できます。無農薬のブドウから作ったワインもせっかくの機会なので味わうことにしました。
いつもの栃木の酒「四季桜」も勿論頂きます。
涼しい露天風呂で星を見ながらゆっくりしていると何とも言えない贅沢な時間だなと感じます。
「イワナが美味しい」、「鹿肉に感動」と家内は大喜び状態です。
料理ひとつひとつに気持ちが込められている感じで、素材の良さと料理をする人の心意気を味わえます。
手白澤温泉の往路は、車止めから登山着に着替えるあたりから雨風が強くなり、雨が降る前にロッジへ到着しようと出発しましたが、１５分も歩かないうちに土砂降りになってしまいました。
普段、登山などしたことのない家内は、だんだん無口になりながらも、頑張って登り切りました。思ってもみなかった清潔なロッジに着き、肌寒さを感じる涼しさと素晴らしいかけ流しの温泉を出る頃になると上機嫌になっていました。
朝食は、こんなに沢山お鉢にご飯を入れても食べきれないというほどの量ですが、頭から尻尾まで食べられるニジマスの甘露煮で２杯、とろろと卵で１杯ずつで軽く朝から４杯いってしまいます。いつものご飯と違って軽い感じで、お腹がパンパンになるはずなのにならないので少し怖くなるほど入ってしまいます。
翌日朝食後の復路は、前日とはうって変わって、とても天気が良く下りが多くあまり疲れないコースのため、自然をたっぷり堪能しながら上機嫌で歩いています。
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