Kindle本発刊『二見龍レポート#2 コンバットメディックの照井資規、弾道と弾丸を語る』紹介

Kindle本発刊『二見龍レポート#2 コンバットメディックの照井資規、弾道と弾丸を語る』紹介

 

 

照井資規氏との対談

 

二見龍レポートは、ミリタリー、危機管理などの分野で活躍されている方と対談した内容をまとめたものです。二見龍レポート#2は、「イラストでまなぶ! 戦闘外傷救護」の著者である照井資規氏との対談です。照井氏は、コンバットメディックで有名です。

現在、徐々にコンバットメディックの道が切り開かれている状態ですが、2003年当時の戦闘訓練では、負傷者の運搬や骨折した部位の固定などが中心の訓練内容でした。拳銃、小銃の弾丸によって撃たれた部位が、どのような状態になるのか、7.62ミリ小銃と5.56ミリ小銃で撃たれた部位はどのように違うのか隊員は知りません。このような状態のため、衛生の訓練はなかなかリアリティーのある訓練ができませんでした。
 撃たれても、映画の戦争場面で負傷したイメージのようになるのではないかと漠然と思っていただけでした。
 おかしいなと感じたのは、北熊本に所在する第8師団の3部長(作戦と教育訓練を担当)時代、アフガニスタンから帰ってきた日赤の医師と懇談をしていた時でした。「7.62ミリ弾で腕を撃たれると弾のパンチ力によって、骨折した骨が飛び出るが治療はできます。5.56ミリの弾は酷い怪我を負わせて治療ができない状態になるのです」と現地での経験談からでした。
 当時、7.62ミリ弾だと兵士を死亡させてしまう威力があるが、5.56ミリの弾は、戦闘行動ができなくなる程度の負傷を与える威力なので、これからの戦闘に適しているという知識しかありませんでした。さらに医師は「弾が肉体の中で、縦方向に回転して、損傷部分が大きく筋組織を破壊してしまうので治療ができない状態になります」と話してくれました。
この時、もしかしたら、今まで見ていた戦争映画や知識とは全く異なる、想像を超えた状態の怪我になるのではないかと思いました。イラク戦争辺りから、コンバットメディックの情報がアメリカを中心に入り始めると、日赤の医師の言った通りであることがわかってきました。ちょうど、陸上自衛隊の衛生科職種も、リアリティーある状況に対応する方向へ、舵を切ろうと動き始めたところでした。
 

 銃の取り扱い、弾薬について高いレベルを保有している照井氏は、当然、第一線の戦闘部隊を希望すると考えていました。照井氏には、幹部になって普通科を牽引していってほしいと思っていました。しかし、彼は、衛生科職種を希望したのです。

 第一線部隊の戦闘の実態を知り、銃と弾薬に関する高い知識と技術を保有している照井氏は、戦闘で負傷した隊員の命を助ける道を選んだのです。衛生科職種の幹部として、陸上自衛隊にコンバットメディックの道を切り開くため、照井氏は、最先端のコンバットメディックを自ら学びとり、広げていく努力をしました。しかし、陸上自衛隊の衛生科職種にとっては、照井氏の登場は早すぎたのかもしれません。富士学校で普通科のコンバットメディックを広げる活躍をしたものの、最終的には陸上自衛隊を去ることになりました。

陸上自衛隊で手放してはいけない人物だと考えていた私は、大きなショックでした。陸上自衛隊の損失ではないかと。退職後、粘り強く、努力家の照井氏は、地道に活動を継続しながらさらなる実力を身につけ、「イラストでまなぶ! 戦闘外傷救護」が発刊されました。

 

 

弾道と弾薬に関する深い知識と経験

 

今回の対談では、コンバットメディックと双頭の位置づけにありますが、今までほとんど語られていなかった弾道と弾薬(多くの方がイメージしやすいように本のタイトルでは「弾薬」ではなく「弾丸」を使用しました)に焦点を当てて、語って頂きました。

さらに、小銃、機関銃と弾薬に関する最新情報をはじめ、大量の寄稿をして頂き、充実した内容に仕上がっています。

照井氏は、ジャーナリストとして世界の兵器ショーの取材を行い、常に最新の銃、弾薬、戦闘に関する動向を把握しています。自分の目で確かめ、世界の動きを肌で感じている人物です。
装備の開発や配備に関する国家戦略や世界各国がしのぎを削っている状況を豊富な知識と経験をもとに照井氏は、鋭い視点で分析し、真実を掘り出した内容を情報として発信します。

本書は、陸上自衛隊員だけでなく、海空自衛隊、テロ対策を始めとする銃に関係する警察、海上保安庁、民間の警備関係者、医療関係者、危機管理にかかわる関係者そして、知識として一般の方たちも知って頂きたい内容だと思います。

《対談項目及び照井氏による寄稿》

① 有害駆除時に見た銃創の凄さ
② 弾の進化
③ 7.62ミリ弾の有効性
④ サプレッサーの必要性
⑤ 日本の5.56㎜の弾のレベル
⑥ 進化する機関銃(リモート・ウェポン・システム)
⑦ AAD2018緊急レポート
⑧ ASSAMをどう見るか
⑨ コンバットメディックの進歩   など

 

 

 

【kindle本が出ました】

 

二見龍レポート#2 コンバットメディックの照井資規、弾道と弾丸を語る
二見龍レポート#2 コンバットメディックの照井資規、弾道と弾丸を語る

 

 

 

 

二見龍レポート#1 ネイティブ・アメリカンの狩りの技術を伝える川口拓氏との対談
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40連隊の見えない戦士達: 自然をまとう「スカウト」戦闘技術
40連隊の見えない戦士達: 自然をまとう「スカウト」戦闘技術

 

 

本書は、実戦で強烈な威力を発揮する「スカウト」の戦闘技術に触れた瞬間、根底から意識が変わってしまった隊員たちが、戦場から生き残って帰還するために、寸暇を惜しんで戦闘技術の向上へのめりこんでいく姿を記録したものです。

そして願わくば、ミリタリー関係者だけでなく、日々、現実社会という厳しい戦いの場に生きるビジネスパーソンやこれから社会へ出て行く若い人たちに、読んでいただきたいと思っています。スカウトという生き残り術を身につけることは、必ず日々の生活に役立つと私は信じています。

 

 

 

40連隊に戦闘技術の負けはない: どうすれば強くなれるのか!永田市郎と求めた世界標準
40連隊に戦闘技術の負けはない: どうすれば強くなれるのか!永田市郎と求めた世界標準

 

 

『40連隊に戦闘技術の負けはない―どうすれば強くなれるのか!永田市郎と求めた世界標準―』
に登場する隊員たちが訓練を通じ成長していく姿は、若い人達に限らず、人材育成全般にも多くのヒントがあると思います。
人生・仕事への姿勢について、ミリタリーの人に限らず、多くの人達に読んで頂ければと思います。
読み方は自由に、肩肘張らず、気楽に読んでいただき、志を持ったインストラクターと若い隊員たちの記録を堪能して頂ければ幸いです。

 

 

 

天然オオクワガタを求めて-山梨県韮崎一帯オオクワガタ採集記-
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オオクワガタ採集記: 朽木割り採集・灯下採集・樹液採集の世界
オオクワガタ採集記: 朽木割り採集・灯下採集・樹液採集の世界

 

 

オオクワガタに出会い、採集やブリーディングを始めて、いつの間にか20数年が経ってしまいました。
日本各地のオオクワガタの有名ポイントで多くの仲間と出会い、採集をした楽しい思い出やズッコケ採集記は私の宝物です。
オオクワガタを通じ、色々な経験や学びがあり、人生が豊かになった感じがします。そんなオオクワガタ採集記をお楽しみ下さい。

 

 

 

オオクワガタ飼育記 ~マット飼育による美形・大型作出テクニック~
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マット飼育は、菌糸ビンのように簡単に大型を作出するのは難しい飼育法ですが、綺麗な個体を得ることができ、安価で多量にオオクワガタを飼育できることが魅力です。
本書により、マット飼育のコツを積み上げ、皆さんの目指すオオクワガタを作出して頂ければ幸いです。

 

 

 

 

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