ローライトコンディションCQB

ローライトコンディションCQB

※本記事のアイキャッチ画像は、永田市郎様から頂いた画像を使用致しました。

 

 

夜間戦闘の基本は

 

陸上自衛隊の訓練で夜間戦闘の基本として教えられのは、音を出さない、光を出さない、低い所を移動する内容です。一般部隊でも、懐中電灯の光は白く明るすぎるので、赤いセロファンを入れて光度を下げて使用します。夜間光を出すことは、自分や部隊の居場所を遠くから発見されるので命取りになり、近くでは光に向かって射撃を受けると考えています。タバコは、小さな火ですが、吸う時に付けるライターの火と吸った時に光が強くなるので作戦間禁止か、手作りの火の見えないパイプのようなものを使って吸っていました。

 

 

実戦の暗さ

 

市街地の戦闘は全くやっていない状態から、市街地訓練場が建設され市街地における戦闘能力を保持する訓練が始まると、気付いたことがあります。

建物の中に入ると、停電状態であれば、昼間でも暗く潜んでいる敵を発見したり、識別射撃がしにくいことがわかりました。

特にビルの中では電気を落とした場合は、昼間でも懐中電灯が必要であり、夜は必需品です。

懐中電灯を手に持ちながら、両手で取り扱う自動小銃を上手く使いこなすことが難しい状態になります。更に、リロードする時、手こずります。

 

 

1980年のアメリカ映画

 

アメリカのアクション映画や戦争映画を見ると1980年代に自動小銃にマウントがあり、ダットサイトやグリップ、ライトが付いていて自然に使用されています。

市街地訓練をするようになり、視点が広がると今まで見ていたのに、見えてなかったことが見えてきました。自衛隊の銃にはなんで何も付いていないのだろう。

それで戦いに有利なのかという疑問が出ます。また映画を見ると、ライトは自動小銃の引き金近くにスイッチがあり自由にONOFFができるようでした。

スコープの様なものを覗くと赤い点がありこれに目標を合すだけで弾が当たるようになっているダットサイトは全員付けています。

 

 

ローライトコンディションCQBの凄さ

 

強力な懐中電灯の光を利用した、光を使用する室内用の戦闘技術があります。始めて見て、経験をするとこの威力の凄さに驚くのと、従来のレベル以上のガンハンドリング技術が必要なことがわかります。

これは、40連隊の夜間での得意な戦闘技術にしようと思いました。

後に、ローライトコンディションCQBを野外における戦闘へ応用した戦い方を隊員達が考えだして、夜間、FTC部隊をパニックにさせることになります。

 

 

最近の銃のトレンド、常識

 

銃にはナイトビジョンやダットサイトを搭載したりするため、マウントとしてレールを取り付けます。レールを利用して、ライトを付けたり、グリップを付け、その他戦闘に必要な各種機材を取り付けると、機材の価格が、銃の価格の10倍になります。

銃の機能強化はとても重要です。真っ暗闇でも見えて正確に射撃ができ、素早く照準が正確にできる機材を持っているかどうかで勝負が決まってしまうからです。

1秒でレベルの高い射手は4発射撃ができます。持っているかどうかで、一瞬に4名を失います。常に進化へ目を向けていくことが重要です。

やられるのは、最前線で頑張っている隊員です。彼らが任務達成して生き残るため、可能な限り、いや全力で有利に優勢な状態で戦えるようにしなければなりません。

 

 

 

 

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二見龍レポート#2 コンバットメディックの照井資規、弾道と弾丸を語る
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二見龍レポート#1 ネイティブ・アメリカンの狩りの技術を伝える川口拓氏との対談
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40連隊の見えない戦士達: 自然をまとう「スカウト」戦闘技術
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2 Comments

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