相手を理解する努力により自分の影響できる範囲を広げていく方法

相手を理解する努力により自分の影響できる範囲を広げていく方法

 

 

話を聞くことによって信頼感(信頼の量)を増やす

 

 日常生活や仕事において、相談事や意見を求められたり、情報を得たり、多くの人と話をします。相手の話が、気持ちを表すものであれば、共感しながら聞くのが適しており、自分の考えが正しいか確認したいものであれば、自分の意見を交えながら話すことが適しています。

 「嬉しい」、「やりたくない」、「ちょっと疲れる」は、気持ちを知ってほしい時の話し方です。「ということから、こう考えています」、「~しています。一方、こういう考え方もあるのではないか」は、論理的な話です。

 この2つの区分ができ、人の話を聞けるようになると次の段階への道が開けます。人の話を深く吸収することができると、世の中、色々な意見があるんだなと実感できるようになります。そして、自分の知識・経験・世間と相手とは違いがあることを理解でき、より深く人の話を聞くようになります。
 相手は、「自分の話をじっくり聞いてくれた」、「理解してもらえた」と感じれば、相手も自分の話を聞いてくれるとともに、信頼感(信頼の量)が発生します。信頼感が大きくなればなるほど、相手に自分の意見をいえるようになり、理解してもらえるようになります。 

 

 

自分が影響を与えられる範囲と内容かどうか

 

 今まで、信頼の量がゼロか少ない場合、相手は自分の意見を聞くことや理解しようとする意識が低いので、影響を与えることができない状態です。
 
 一方、相手の話を深く聞き、理解しようとすることによって、相手も自分の話を聞き、理解しようとするようになります。この状態は、自分が影響を与えることのできる範囲が広がったと捉えることができます。人の話を深く聞くことを続けていくと、自分の影響を与える範囲が広がり、次第にやろうと考えていることが実現できるようになっていきます。

 自分の影響を与える範囲が広がると、同時に相手からも影響を受けていることに気がつきます。相手への理解が深まると、良い部分が鮮明に見えるようになり、新たな見方ができるようになります。

 お互いが影響し合うようになると、今までの自分だけの影響の及ぶ範囲よりも広い範囲へ影響を与えられるようになります。

 お互いが高い信頼感に基づく協力を行うことができれば、1+1=2を超えるシナジー効果作り出すほどの影響力を発揮することが可能になります。

 会話を大切にして下さい。 

 

 

 

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本書は、実戦で強烈な威力を発揮する「スカウト」の戦闘技術に触れた瞬間、根底から意識が変わってしまった隊員たちが、戦場から生き残って帰還するために、寸暇を惜しんで戦闘技術の向上へのめりこんでいく姿を記録したものです。

そして願わくば、ミリタリー関係者だけでなく、日々、現実社会という厳しい戦いの場に生きるビジネスパーソンやこれから社会へ出て行く若い人たちに、読んでいただきたいと思っています。スカウトという生き残り術を身につけることは、必ず日々の生活に役立つと私は信じています。

 

 

 

40連隊に戦闘技術の負けはない: どうすれば強くなれるのか!永田市郎と求めた世界標準
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『40連隊に戦闘技術の負けはない―どうすれば強くなれるのか!永田市郎と求めた世界標準―』
に登場する隊員たちが訓練を通じ成長していく姿は、若い人達に限らず、人材育成全般にも多くのヒントがあると思います。
人生・仕事への姿勢について、ミリタリーの人に限らず、多くの人達に読んで頂ければと思います。
読み方は自由に、肩肘張らず、気楽に読んでいただき、志を持ったインストラクターと若い隊員たちの記録を堪能して頂ければ幸いです。

 

 

 

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