仙台へ出張している間に、飼育棚の一番上に置いてあるメスの蛹が羽化していました。羽化まで刺激を与えないように、新聞紙でカバーをしていたので気づきませんでした。
まだ、羽に色がつき始めた程度です。同じ常温の状態での飼育をしていて、通常の系統の時よりも、羽化の時期が20~30日早く、縮むことなく、思った以上に大型が羽化しています。まだ、1頭だけですが、最初の成虫が、その系の傾向を把握しやすい特徴を出すことを、今までの飼育で感じていたので、良い感じで後続が羽化していくと思います。
早く羽化する分縮みを防止できるので、能勢YG血統の性能の高さを実感できます。
仙台は、八重桜が満開です。
能勢YG血統は、1令幼虫から3令幼虫になるまで、死亡する幼虫が少なく、マット飼育において安定して成長することがわかりました。
菌糸ビン飼育から、マット飼育に切り換えた初年度なので、そう簡単には大きさは出ないと思っていましたが、メスの幼虫でも、15gオーバーが何頭も出ているので大きさまで期待してしまう飼育になりました。
1つの系統を除き、最後のエサ換えの時も縮むことなく、順調に伸びているので記録が楽しみです。
今回、13.8gの幼虫が4/24に初羽化をしました。最初に羽化してくるグループは、大きさとして中の上の大きさが出るのを飼育をしていて確認しています。
13.8グラムの幼虫としては、思ったよりも大きさが出ているようなので、出来がいいことがわかります。
通常系統と能勢YG血統も同じ傾向を示すなら、今回のメスは思って以上の大きさが出ているので、多くのオオクワガタが羽化する主力グループはもう一段大型が出てくるとすると、初年度のメスの出来は結構いい結果が出ると予想できます。
大型幼虫からは、54ミリクラス、もしかしたら、55ミリクラスが出るかもしれないと今から期待しています。
今迄の通常の系統の時、オスは、いつも大型になればなるほど、羽化不全が多くなり、いつも、1番~6番目に大きいオスの幼虫は羽化不全になり、7番目から元気な成虫になるため、なかなか記録が伸びませんでした。
性能の高い能勢YG血統のオスの羽化不全がどのような形で出るか、もうすぐわかります。
31gの幼虫が数頭出ているので、80ミリ~81ミリ級の成虫が確保できれば、マット飼育として納得できる飼育成果になるのではないかと思います。
これからが楽しみです。
成虫取り出しの状況についてまた書く予定です。
【次のブログも参考にお楽しみ下さい】
オオクワガタ能勢YG血統を飼育する環境ができる-息子からの嬉しいプレゼント-
オオクワガタデータ飼育 -飼育に与える温度の影響と温度管理-
オオクワガタを通常よりも1㎜から2㎜大型にする新聞紙を使った飼育方法
【オオクワガタkindle本の紹介】
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オオクワガタに出会い、採集やブリーディングを始めて、いつの間にか20数年が経ってしまいました。
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またコメント失礼します。
かなり手ごたえあり、のようですね。実は、自分も能勢YGを入手してしまいました(笑) 今年からマットでチャンレンジです。
YGといってもいろいろな血統があるので、自分が入手した血統では同じ結果になるかは謎です。しかし、癖や傾向を把握するにはいいと思って、やることにしました。
能勢YG血統入手おめでとうございます。
飼育していて、この血統の良さを感じます。
成虫の他に、幼虫から飼育した能勢YG血統がいます。しかし、オスが61ミリ、メスが45ミリと小さく、あまりいい導入の方法ではないと感じました。
成虫から始めるのが適しているなという感想です。
お互いに能勢YG血統でどのような結果が出るか楽しみですね。
こちら入手したのは成虫ペアで、まぁまぁ血統のようです。超大型ではないですが、80ミリ/50ミリは超えてくる血統のようです。現在のYGの中では標準的な血統でしょう。でも自分がやってきた通常血統にくらべたらはるかに化け物ですし、手始めにやるにはちょうどよいと思います。
現在ペアリング中で、来週にもセットを組める状態です。成虫から産卵なので、幼虫入手よりはいい結果が出るのではと考えています。次は、YG幼虫の実物を見るのが楽しみです。
あと、通常血統のほうも同時進行しています。同じ条件で飼育し比較してみるつもりです。
今年も経過を報告できたらと思います。
お互いに能勢YG血統により、オオクワガタの楽しみが広がりましたね。
成虫の取り出しや、産卵セット、マットの作成と忙しくなりますね。
充実したオオクワライフになることを祈念致します。