「経済性」 お金を儲けるだけを考える(優先する)
「人材育成」 人材を発掘して能力を開発し有効活用する
「処遇・情緒面」 社員の処遇、人間関係
「使命感」 組織の目的、貢献度、会社の使命
この4つをバランスよく進めていくことが必要です。
「使命感」と「人材育成」は、組織改革を行う基本となります。改革を進めようにも、この2つの事項がなければ、絵に描いた餅となり、組織が変わったとしても、本質は変わらずのままだからです。
「使命感」と「人材育成」が確保できていれば、意識改革が起こり、行動が改革されます。
この状態に「経済性」と「処遇・情緒面」が上手く絡むと、組織風土が変わり前へ進んでいきます。
「経済性」だけ進めるのは、金儲けだけを考えている組織であり、ネガティブな意識が作り出されます。
部門間の争い、保身優先で建前だけのコミュニケーション、政治的な駆け引き、策略が横行するようになります。
利益がなければ組織は効果を発揮できませんが、組織はそのためだけに存在しているわけではないからです。
「処遇・情緒面」だけ進めるのは、組織から経済性を排除した場合どのような状況に陥るか実証実験をしているようなものです。
組織の効果を測る基準が設定されていないので、組織活動の効率が低下し、非生産的に陥り、最終的には市場からはじかれてしまいます。
「処遇・情緒面」が劣っている組織のマネジメントスタイルは、見た目は穏やかではあるが、内実は独裁で、組織内の反発や抗争、高い離職率などが深刻で慢性的な会社の風土を持っています。
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