オオクワガタ成虫飼育のポイントを箇条書きで紹介します。オオクワガタライフを始めて下さい。
アイキャッチ画像は、ゼリーを食べてしまいお代わりが欲しい時、ゼリーを重ねるようにするのを撮影したものです。この状態になる前にエサをあげて下さい。
✖ 夏の虫だから暑さに強いだろう
✖ 直射日光に強いだろう
✖ キュウリやスイカが好きだろう
✖ ペアで飼うものだろう
✖ 成虫は大きくなるだろう
✖ オオクワガタはそんなに力が強くないだろう
✖ 狭いケースに入れておくと可哀そうだろう
✖ ケースに複数のオスを入れても、広ければ問題ないだろう
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- 25℃位が大好きです。35℃を超すと弱る可能性があるので注意、車を降りるときはオオクワガタも一緒に連れていって下さい。(放置すると社内の温度が上がるため死亡します)
- エアコンの効いた部屋が好きです
- 直射日光は大嫌いで、日なたに放置すると死亡します
- ゼリーをあげて下さい。その他はおなかを壊し短命の原因になります
- ゼリーを切らさないでください。ゼリーから水分を補給しています。水分がないと体の栄養分を水分に変えて生きようとするので急激に弱ります
- 産卵したメスは、タンパク質が不足しオスを襲い体液を吸うことがよくあります。産卵後は、オスとメスを別々に飼育して下さい
- 交尾すると2年程度の寿命になります。交尾しないと長生きします
- 蛹から成虫になってからは、大きくなりません
- メスは隙間があるとこじ開けます。蓋には重しが必要です。マットを少なくして、物理的に蓋へ届かないようにします
- 木の狭い「うろ」(隙間や空洞)に住んでいますから、狭いところが大好きです。円筒形の焼きのりのプラスチックケース程度で十分です。(空気穴を千枚通しで4~6か所開けて下さい)
- オス同士一緒にすると喧嘩をして傷つくので1頭(オオクワガタは「頭」で数えます)ずつ別々にして下さい
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- 小春日和にゼリーを食べて水分補給をするので、真冬でもゼリーを入れておき、時々ゼリーの状況を点検して下さい
- 凍るようなところはだめですが、寒い部屋に飼育ケースを移すか暖房を使用しない部屋で冬眠させて下さい。暖かい部屋だと冬眠せず、その分長生きできません
- マットが乾いても、ゼリーがあればマットに加水する必要はありません。どうしてもしたい場合霧吹きではなくコップで水をかけ加水します。霧吹きはほとんど意味がありません。ゼリーがあればいいので、私は加水していません
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- 冬眠明けに水分補給ができないと急激に弱り死んでしまいます。冬眠明け(3月上旬~4上旬)にゼリーを与えられるようにあらかじめ準備しておて下さい
- 冬眠していない場合、常時ゼリーがあるか確認して下さい
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- オスに挟まれると、指に完全に穴が空きます。よそ見をしながらケースに手を入れたり、小さい子供に持ち方をきちんと教えて下さい
- あごの中間あたりの返しの部分がめり込みます。水につけると取れる時がありますが、あごを力でゆっくり開いて指を抜いて下さい
- 怖い場合、割りばしで触るようにしても構いません。オオクワガタはおとなしいので怒らせて、あごを開いているところに指を入れない限り挟まれることはありません
- どちらかというと、臆病で手足を縮めて死んだふりをよくします
大切に飼育すると、5年上手くすれば生きます。
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天然オオクワガタを求めて-山梨県韮崎一帯オオクワガタ採集記-
オオクワガタ採集記: 朽木割り採集・灯下採集・樹液採集の世界
オオクワガタに出会い、採集やブリーディングを始めて、いつの間にか20数年が経ってしまいました。
日本各地のオオクワガタの有名ポイントで多くの仲間と出会い、採集をした楽しい思い出やズッコケ採集記は私の宝物です。
オオクワガタを通じ、色々な経験や学びがあり、人生が豊かになった感じがします。そんなオオクワガタ採集記をお楽しみ下さい。