壁を作り続けるのか、開放するのか

壁を作り続けるのか、開放するのか

 

 

心の状態と立ち位置を守るための壁作りは正解?

 

自分のやってきたことを否定されることは、とても辛いことです。今迄の自分の人生まで否定されてしまったように感じるからです。自分を否定されないため、自分のやってきたことを正当化したり、失敗の可能性が高かったり、上手く出来るイメージができないこと、自分の知らないことや得意ではないことは、出来るだけ避けたり、他人へ振ることによって自分を守ろうとします。

この時役立つのが、自分の心の状態や立ち位置を守る壁です。

また、予定外のことが起きても自分には影響が及ばず、ややっこしいことが起こりにくいように壁により自分を守ることができます。

 

 

高くて厚い壁は居心地はいいか、プラスに作用するのか?

 

自分のテリトリーに入られたり、荒らされるのを嫌い、壁を作って防御します。
このように、壁によって自分を守り、自分の立ち位置やステイタスを維持する人が多いと思います。
壁作りは、瞬間的には効果があったり、一時の安定が確保されるかもしれません。

しかし、3年、5年、7年と壁作りを続けている人は、能力や心などが成長するのでしょうか。

壁作りは、まず、自分を守るための壁を作ることから始め、徐々に自分を囲い込んで安全地帯を作ります。

そして、何かをやって失敗すると、次失敗しないように、更に壁を厚く、高く作り始めます。
このようなことを繰り返していると壁が厚くなり自分のいる場所が狭くなってきます。

自分のいる場所が狭くなるとは、対応できる範囲が狭くなるということでもあり、成長せずに、現状を維持している状態です。

更に、多くの努力が前に進むものではなく内向きの壁づくりに費やされてしまいます。

 

 

壁を大切にしようとする人達

 

こういう人を見ると、とてももったいないと感じます。

「壁をとって広い世界へ出て見ましょう」と言うと、「自分の高く厚い壁があるところが安全で安心できる」という内容が返ってきます。

「壁を塗る時間があったら、壁をとっぱらってどこまでも続く草原に飛び出して色々なことを経験したり、チャレンジしたらどうですか」と言うと、「壁がなかったら、悪い人が入ってきてしまうので危ないじゃないですか。」と返ってきます。

 

 

壁の開放

 

最初は怖く感じるのは当たり前です。高い壁の中に住んでいましたから。

気持ちや意識を変える努力を少しずつしていくことにより、壁を少しずつ取っていき、全ての壁がとれた時は少し不安そうにしていますが、広い草原で自由に動き回る気持ちよさを知ることになります。

「できない」ことを恥じるのではなく、「できるようなる」ことによって、成長の喜びと信頼と笑顔溢れる仲間が増える喜びを味わうからです。

常に、制約事項を作りながら、出来ない理由を考えたり、上手くいくか心配な業務を人に渡そうと画策する行動から、どのようにすればできるようになるか追及する、自由な発想と創造によって物事に取り組む心と行動へ大きく変わります。

 

 

壁はなかったという人

 

壁を無くし開放した人が、壁を作っている人に会ったり、見た時、どう感じるのでしょうか。

彼は私に、次のように語ってくれました。

彼は、今までとても厚い壁の中に住んでいたはずなのに、「どうして、あの人はあんなに自分を守るために壁を作って無駄な時間を過ごし、人間的な成長する機会を逃しているのでしょうか。勿体ないですね」と言います。

いつも、私はこう返すことにしています。

「君は、半年前はもっと壁を作っていたんじゃない?」

以前壁を作っていた人達は、いつも同じ答えを私に返してくれます。

「そうでしたっけ?忘れました」

意識改革と心の整理、壁の取り払いが終了した彼が、壁を取り払い自由に行動することを進める立ち位置に変化した瞬間です。

 

 

 

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本書は、実戦で強烈な威力を発揮する「スカウト」の戦闘技術に触れた瞬間、根底から意識が変わってしまった隊員たちが、戦場から生き残って帰還するために、寸暇を惜しんで戦闘技術の向上へのめりこんでいく姿を記録したものです。

そして願わくば、ミリタリー関係者だけでなく、日々、現実社会という厳しい戦いの場に生きるビジネスパーソンやこれから社会へ出て行く若い人たちに、読んでいただきたいと思っています。スカウトという生き残り術を身につけることは、必ず日々の生活に役立つと私は信じています。

 

 

 

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に登場する隊員たちが訓練を通じ成長していく姿は、若い人達に限らず、人材育成全般にも多くのヒントがあると思います。
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オオクワガタに出会い、採集やブリーディングを始めて、いつの間にか20数年が経ってしまいました。
日本各地のオオクワガタの有名ポイントで多くの仲間と出会い、採集をした楽しい思い出やズッコケ採集記は私の宝物です。
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