自己をコントロールする『自衛隊式セルフコントロール』

自己をコントロールする『自衛隊式セルフコントロール』

 

反射的な行動は危険

 

 訓練では、頭が真っ白になる時の対処法や反射的な行動をとってしまうことを防止することを身に付けます。人間が反射的な行動を防止する『STOP(ストップ)』という対応要領があります。 これは、「Stop」、「Think」、「Observe」、「Plan」の頭文字をとったものです。

〇 反射的に行動を起こすのではなく、一度止まる

〇 考えられる状況を作る(落ち着く)

〇 周囲の状況を観察する

〇 その後の行動計画を立ててから行動する というものです。

これにより二次災害を防ぐことができ、物事を好転させることができます。

 

『自衛官用の新しいOS』

 

 加えて、団体生活、各種教育訓練を通じてさらに多くのアプリをインストールしていきます。『自衛官用の新しいOS』は、部隊での訓練を積み上げていくうちにバージョンアップを繰り返していきます。

 これが、自衛隊・自衛隊員が危機に対応できる基礎となります。さらに、いくらでもOSをバージョンアップすることができます。

 バージョンを最高度に上げたOSはどのようなものになるか。

 一般の人は気持ちの切り替えや集中力、緊張度など、ONとOFFを意識しながら生活をしています。しかし、厳しい環境におかれる特殊部隊クラスの兵士は、ON・OFFの感覚の差はほとんど感じられま せん。 

 その様な兵士にとっては、生活全般がトレーニングであり実施・実戦の場でもあるからです。 それは緊迫した状態に限ったことではなく、リラックスした状態でもOFFにすることなく、ONの状 態になっているということです。

 それはONとOFFだけで切り換えるスイッチではなく、例えるなら、調光機能の付いたスイッチのように全灯からOFFまで幅広い調節機能の付いた電灯のように、その場に応じた状態で対応できるのです。(特殊部隊の兵士はOFFを使用しないということです)

 本書は、自衛隊セルフコントロールを身に着けるためのOSを自衛官用へ切り換える方法をわかりやすく皆様にお伝えするために作成しました。

 

 

自衛隊式セルフコントロール


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