小隊長見習で、自衛隊に関する知識もまだまだの状態の時、防衛大学校と一般大学出身者の普通科職種(歩兵)は、富士に所在する富士学校普通科部の「幹部初級課程」へ8か月間入校して、小隊長の基本を学びます。
基本・基礎を身に付ける最中に色々なことを体験していきます。
今回は、普通科中隊内の小隊の陣地防御の訓練を行っていた時のエピソードです。
陣地防御といえば、穴掘りとすぐに考えがちですが、敵に見つかりにくく、長い射程を確保して、お互いの陣地の前を射撃で守り合えるようにして敵を倒す火網の編成が最も重要になります。
実際に現地を歩いて、 陣地から撃つ場所の死角の点検、味方との相互支援、鉄条網や地雷原との射撃の連接を確認・修正して、火網の編成を詰めていきます。
火網を組み込んでいく作業ともいえます。
防御準備間は、夜間も陣地構築を継続しますが、敵の攻撃時期が近くなると戦闘予行(敵が攻撃してきた時にどのように戦うか)や戦備の度(どのぐらいの人員が起きて戦闘配備につくかの基準)を示して夜間態勢に入ります。
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配信は、毎週金曜日の07:00を予定しております。
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生粋の戦車乗り(タンキスト)が切り開いた未来16MCV 戦闘組織に学ぶ