スナイパーの携行する食事はどのようなものか

スナイパーの携行する食事はどのようなものか

 小隊長時代、40年前の自衛隊の食事は、缶詰が主流でした。

 缶詰ご飯、缶詰のおかずと沢庵が1食分でした。3日分の缶詰を持ったら、それだけでリュックがいっぱいになるし、無線機の乾電池の予備を持つとかなりの重量になりました。

 なんとかならないもんかと考えていると、レーションが始まりました。最初は、牛丼とカレーとおでん程度でしたが、それからバリエーションが増えていきましたが、重量はそれなりにありました。

 ゴミも多く持ち帰らなければ、痕跡を残すことになります。

 潜入後、長期間行動する斥候やスナイパーは、少しでも戦闘荷重を減らすことが必要です。

 今回紹介するのは、エネルギーバーと錠剤です。カロリーを摂取できるため、身体は動くことができ、空腹感が神経を敏感にするので感覚が鋭くなります。

 戦闘で疲労すると、停止した瞬間に眠りにつくような状況になり、満腹の場合、警戒能力が低下します。

 このような携行食を部隊の任務に応じて供給する体制を陸上自衛隊で進めて頂きたいと考えます。

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