部下から見たやる気の出る上司-何が心を掴むか-

部下から見たやる気の出る上司-何が心を掴むか-

 

 

環境が悪いとやる気が出ない

 

社員の顔が生き生きとして、意味不明な無駄な動きをしていない職場は、透明で綺麗な空気に満たされています。自分が何をしていいか分からなかったり、チームとしての役割が不明確であったり、指示がなかったり、やることが不明確なところでは、人々は何でこんな動きをするのか分からないような意味不明な行動が多く見られます。意味不明な行動をしているところでは、濁ったモチベーションの低い意識が蔓延しています。

職員が意味不明な行動をしていたり、一人で閉じこもって仕事をしている職場は、仕事が少し上手くいかない程度で、上司以下が愚痴を言うような狭い心と小さな事まで気にして余計な仕事までしてしまうダルさの漂う雰囲気に満たされていきます。

やりがいを感じられないからです。そのような状態では、ほんの少しの手間がかかる程度の仕事の依頼や増加でさえしたくなくなります。

 

 

忙しいけれど楽しい

 

ブラック企業は身体と心を疲弊させてしまうものですが、仕事が忙しいというのは充実感を得る大事な要素です。企画書の作成や上司への報告、お客様と打ち合わせ、資料の作成を信頼できる職場の仲間と力と知恵を出し合って多くの人と触れ合いながら、一つ一つ仕事を進めることのできる職場は、忙しい中に充実感と仲間意識があります。

充実感を得たり、仲間と物事を成し遂げたり、お客様に感謝されると忙しくとも苦にならないのと心に疲れがたまりません。心の疲れは、仲間との会話や仕事の達成感によって綺麗になくなります。

忙しいけれど楽しくやりがいのある環境を作るのが、上司の役目です。上司は、その組織の90%以上に対して責任を持たなければなりません。上司次第で職場の雰囲気や空気が決まり、仕事に対する姿勢や対応要領が決まってしまいます。部下が好きなのか、上の人の目を気にして職場を回すタイプなのかで決まります。職場がうまく回らない責任は、上司にあると言っていい程組織のリーダーの責任は重いものです。

 

よどんでしまっている職場の上司が交代して、新しく来た上司が立て直そうとするする場合、前の上司にだめにされてしまった職場の人達は不信感を持って対応するため、いい上司が来てもなかなか改善ができない状態になります。今度は、いい環境を作ってくれる上司との信頼関係を早く作ってお互いに進めるという事を部下が考え行動することによって改善が進みます。

上司と部下の信頼関係のできた職場は、部屋へ入った瞬間、高原の素晴らしい空気を吸った感じの雰囲気を感じ取れます。

 

 

いつまでも関係が続く間柄

 

上司と部下が信頼感を強くしてともに協力して多くの事を乗り切った時間を過ごすと、職場や立場がばらばらになっても、○○課長を囲む会、△△会と称し、いつでも当時のメンバーが集まって夕食会や懇親会が続きます。素晴しい仲間だと20年経っても、当時の立場のままの会が楽しく話しが尽きぬことなく続きます。

このような関係は、動きやすい環境を作った上司の成長と部下の成長が同時に起こった時に出来上がります。

組織に対する上司の責任は、90%以上ですが、いい上司をより動かして良くすることをするのは、部下であることも忘れてはならないことです。

 

 

保身を考えるのは上司から学ぶ

 

保身を考える人の仕事は、上がどう見ているかしか視点がないので、ぐったりしたくなります。しかし、重要な事を学べる時期でもあります。このような時期は、自分が上司になったらしてはいけない事を学べる絶好のチャンスです。学べるチャンスであると思えば、柔らかい心と対応ができます。

 

 

 

 

 

自衛隊最強の部隊へ-偵察・潜入・サバイバル編: 敵に察知されない、実戦に限りなく特化した見えない戦士の育成
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二見龍レポート#2 コンバットメディックの照井資規、弾道と弾丸を語る
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二見龍レポート#1 ネイティブ・アメリカンの狩りの技術を伝える川口拓氏との対談
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40連隊の見えない戦士達: 自然をまとう「スカウト」戦闘技術
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本書は、実戦で強烈な威力を発揮する「スカウト」の戦闘技術に触れた瞬間、根底から意識が変わってしまった隊員たちが、戦場から生き残って帰還するために、寸暇を惜しんで戦闘技術の向上へのめりこんでいく姿を記録したものです。

そして願わくば、ミリタリー関係者だけでなく、日々、現実社会という厳しい戦いの場に生きるビジネスパーソンやこれから社会へ出て行く若い人たちに、読んでいただきたいと思っています。スカウトという生き残り術を身につけることは、必ず日々の生活に役立つと私は信じています。

 

 

 

40連隊に戦闘技術の負けはない: どうすれば強くなれるのか!永田市郎と求めた世界標準
40連隊に戦闘技術の負けはない: どうすれば強くなれるのか!永田市郎と求めた世界標準

 

 

『40連隊に戦闘技術の負けはない―どうすれば強くなれるのか!永田市郎と求めた世界標準―』
に登場する隊員たちが訓練を通じ成長していく姿は、若い人達に限らず、人材育成全般にも多くのヒントがあると思います。
 人生・仕事への姿勢について、ミリタリーの人に限らず、多くの人達に読んで頂ければと思います。
 読み方は自由に、肩肘張らず、気楽に読んでいただき、志を持ったインストラクターと若い隊員たちの記録を堪能して頂ければ幸いです。

 

 

 

オオクワガタ採集記: 朽木割り採集・灯下採集・樹液採集の世界
オオクワガタ採集記: 朽木割り採集・灯下採集・樹液採集の世界

 

 

オオクワガタに出会い、採集やブリーディングを始めて、いつの間にか20数年が経ってしまいました。
 日本各地のオオクワガタの有名ポイントで多くの仲間と出会い、採集をした楽しい思い出やズッコケ採集記は私の宝物です。
 オオクワガタを通じ、色々な経験や学びがあり、人生が豊かになった感じがします。そんなオオクワガタ採集記をお楽しみ下さい。

 

 

 

オオクワガタ飼育記 ~マット飼育による美形・大型作出テクニック~
オオクワガタ飼育記 ~マット飼育による美形・大型作出テクニック~

 

 

マット飼育は、菌糸ビンのように簡単に大型を作出するのは難しい飼育法ですが、綺麗な個体を得ることができ、安価で多量にオオクワガタを飼育できることが魅力です。
 本書により、マット飼育のコツを積み上げ、皆さんの目指すオオクワガタを作出して頂ければ幸いです。

 

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