空手バカ一代大山倍達に学ぶ

空手バカ一代大山倍達に学ぶ

 

 

大山倍達との出会い

 

「日本で一人物凄く強い男がいる。名前は、大山倍達(ばいたつ)だ。アメリカのプロレスラーの肋骨を正拳突きでボキボキにするし、牛を一発で倒す男だ」と中学生の私に父親が話をして、「世界喧嘩旅行」という本を渡してくれました。その本の著者名を見てみると倍達(ますたつ)と書いてあり、本当はますたつじゃないかといくら言っても、ばいたつだと断固と受け入れません。どうも父親の頭の中には、強い空手家の名はばいたつと刻み込まれていたようです。

ちょうどその時は、書籍として「空手バカ一代」も本屋に横積みされている時期で、空手バカ一代がブレイクする少し前の時期でした。

「世界喧嘩旅行」を読むと、少しも強そうな表現をしていないのですが、やっていることや闘いが物凄く想像を超える内容のため、かえって大山倍達の強さが際立ちます。

大山倍達の書いた「世界喧嘩旅行」、「続世界喧嘩旅行」や現実と同時に進行している当時の「空手バカ一代」の連載劇画、毎週のテレビ劇画の放映から、「強さ」へ心を魅かれていきました。

 

 

強さを追求する言葉に魅かれる

 

大山倍達氏の「力は技の中にあり、技は力の中にあり」、「正義は強さの中にあり、強さは正義の中にあり」という言葉から、強さに憧れた高校生の私は武道の道に足を踏み入れました。少林寺拳法から始まり、空手の町道場へ通っている間に防衛大学校へ入学し、本格的に空手や格闘技にのめり込んでいきました。学生時代、同期と日本一を目指し関東リーグ戦や全日本大会で競いました。

防衛大学校の空手は、本土防衛戦と考え、審判の「始め」という言葉がでたら、試合の開始線より下がることは、国土を侵略されることと同じであるとみなし、下がることは全くせず前へ前へ進む空手を追求しました。そして、強い突きや蹴りで相手が飛ぶ強さを求めて基本を徹底的に稽古をしました。

 

 

大山倍達の深く吸い込む目

 

表紙と本の中の一枚の写真の眼が物凄いと感じて大山倍達の雪の中で稽古をしている写真集を買いました。眼力の強さを当然感じますが、黒目の中が何処までも澄んでいて深く、グンと一発で吸い込まれる感じを受け背中がゾクッとする目です。

実物の眼を見たら、凄いんだろうなと考えたりしていました。

 

 

高弟黒崎健時を知る

 

更に、大山倍達氏の高弟である、大山茂、中村、芦原、山崎、添野、佐藤、盧山、三浦氏等々、映画、著書や記事を読み漁りました。

ムエタイ500年の門外不出のチャンピオンベルトを日本に持ち帰った藤原敏男を育てた高弟、黒崎健時に会いたくて楽園ホールへムエタイの試合を見に行き、近くで身体を触ろうと人をかき分け近づくと、黒崎氏の周りに空間ができています。近づこうとすると前に押し出されすぐ近くに行けましたが、身体がこの人にこれ以上近づいてはいけないと無意識に下がろうとします。皆が同じ状態になっていました。人から自然に体が怖さを感じ離れようとする体験をこの時始めて味わいました。

 

 

緑健二代表との出会い

 

そして、新極真会の緑代表との奇跡的な出会いがあり、元世界チャンピオンの塚越師範との出会いがあります。厳しい修行をしてきた世界チャンピオンから多くのことを学び続けています。

 

 

 

 

 

自衛隊最強の部隊へ-偵察・潜入・サバイバル編: 敵に察知されない、実戦に限りなく特化した見えない戦士の育成
自衛隊最強の部隊へ-偵察・潜入・サバイバル編: 敵に察知されない、実戦に限りなく特化した見えない戦士の育成

 

 

 

 

 

【kindle本が出ました】

 
 

二見龍レポート#2 コンバットメディックの照井資規、弾道と弾丸を語る
二見龍レポート#2 コンバットメディックの照井資規、弾道と弾丸を語る

 

 

 

二見龍レポート#1 ネイティブ・アメリカンの狩りの技術を伝える川口拓氏との対談
二見龍レポート#1 ネイティブ・アメリカンの狩りの技術を伝える川口拓氏との対談

 

 

 

40連隊の見えない戦士達: 自然をまとう「スカウト」戦闘技術
40連隊の見えない戦士達: 自然をまとう「スカウト」戦闘技術

 

 

本書は、実戦で強烈な威力を発揮する「スカウト」の戦闘技術に触れた瞬間、根底から意識が変わってしまった隊員たちが、戦場から生き残って帰還するために、寸暇を惜しんで戦闘技術の向上へのめりこんでいく姿を記録したものです。

そして願わくば、ミリタリー関係者だけでなく、日々、現実社会という厳しい戦いの場に生きるビジネスパーソンやこれから社会へ出て行く若い人たちに、読んでいただきたいと思っています。スカウトという生き残り術を身につけることは、必ず日々の生活に役立つと私は信じています。

 

 

 

40連隊に戦闘技術の負けはない: どうすれば強くなれるのか!永田市郎と求めた世界標準
40連隊に戦闘技術の負けはない: どうすれば強くなれるのか!永田市郎と求めた世界標準

 

 

『40連隊に戦闘技術の負けはない―どうすれば強くなれるのか!永田市郎と求めた世界標準―』
に登場する隊員たちが訓練を通じ成長していく姿は、若い人達に限らず、人材育成全般にも多くのヒントがあると思います。
 人生・仕事への姿勢について、ミリタリーの人に限らず、多くの人達に読んで頂ければと思います。
 読み方は自由に、肩肘張らず、気楽に読んでいただき、志を持ったインストラクターと若い隊員たちの記録を堪能して頂ければ幸いです。

 

 

 

オオクワガタ採集記: 朽木割り採集・灯下採集・樹液採集の世界
オオクワガタ採集記: 朽木割り採集・灯下採集・樹液採集の世界

 

 

オオクワガタに出会い、採集やブリーディングを始めて、いつの間にか20数年が経ってしまいました。
 日本各地のオオクワガタの有名ポイントで多くの仲間と出会い、採集をした楽しい思い出やズッコケ採集記は私の宝物です。
 オオクワガタを通じ、色々な経験や学びがあり、人生が豊かになった感じがします。そんなオオクワガタ採集記をお楽しみ下さい。

 

 

 

オオクワガタ飼育記 ~マット飼育による美形・大型作出テクニック~
オオクワガタ飼育記 ~マット飼育による美形・大型作出テクニック~

 

 

マット飼育は、菌糸ビンのように簡単に大型を作出するのは難しい飼育法ですが、綺麗な個体を得ることができ、安価で多量にオオクワガタを飼育できることが魅力です。
 本書により、マット飼育のコツを積み上げ、皆さんの目指すオオクワガタを作出して頂ければ幸いです。

 

関連記事紹介

5 Comments

  1. Pingback: 自信を持つと人間は2倍強くなる -更に努力し本物の強さを目指す- | 戦闘組織に学ぶ人材育成

  2. Pingback: できるタイプを見つける秘訣は本気度を見ること | 戦闘組織に学ぶ人材育成

  3. Pingback: 基礎練習と実戦的な訓練の違い | 戦闘組織に学ぶ人材育成

  4. Pingback: 圧倒的な努力をし、前向きに倒れても立ち上がり続ける生き様 - 見城徹 - | 戦闘組織に学ぶ人材育成

  5. Pingback: 強く生きたい君へ-連隊長の時連隊長伝令へ送った書籍、大山倍達の教え- | 戦闘組織に学ぶ人材育成

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です