戦闘技術と戦闘スピリッツは、戦闘訓練において戦闘行動や射撃の一つ一つの動作に自己の精神と肉体の集中を求め、常に生死の境目に面した真剣勝負の状態で行うことによって向上していきます。
人に言われてやるようなやらされ感の強い訓練や、人に注意されないと集中できないようでは、成長はあまり期待できません。
根性を人に入れてもらってやるのではなく、自分で入れてやる姿勢が必要です。
精神と肉体を練成する時に集中する「この瞬間の厳しさ」が、戦闘技術と戦闘スピリッツの向上とともに、徐々にその人の人格やよい社会生活形成にも反映されていきます。
反対にぬるく、力の抜けた精神の集中もなく真剣味のない訓練は、戦闘技術と戦闘スピリッツの向上もなく、目的のない運動をする様なものです。更に、人格の向上にもつながりません。
精神と肉体を練成する時に集中する「この瞬間の厳しさ」を失なったり緩めてしまえば、ズルズルと元の場所へずり落ちてしまいます。訓練は、毎日たとえ小さなことでも自分の限界を突破することをはっきり意識して、挑戦的に進めていく必要があります。
一瞬でも訓練を休めばずり落ちますが、寸暇を惜しんで行う訓練は、自分への挑戦であり、限界へ挑戦する簡単な方法です。寸暇を惜しんで訓練をするには、やろうという意識になるための自己との葛藤やモチベーションの管理、高い志と集中力がなければできません。小さな自分への挑戦をしているといえます。
どうしても破れない限界を呻きと雄叫びにより、自分の周りの壁を打倒し新しい力を自分のものにする場合と、小さな自分への挑戦を継続しているうちにいつの間にかできるようになる場合があります。
呻(うめ)きと雄叫びにより得るものは、大きな成長です。このためには、根性を人に入れてもらってやるのではなく、自分で入れてやる姿勢がなければできません。
小さな自分への挑戦を継続しているうちにいつの間にかできるとは、訓練は言葉でやるものではなく、イメージすればできるものではなく、あくまでも実訓練を行いやり切り、一歩一歩力をつけ進んだ結果として、限界を通り過ぎた状態です。努力の継続により、できなかったものが、スッと入るようになり身体に溶け込むようになる感じです。
自分の限界にも挑戦せずに、毎日同じ量と質の訓練を続けていくことは、「単なる体操」です。
そして、根性は自分で入れなければ効果がありません。
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