まず面接を行う際には、相手が落ち着いて話ができ、その人のいいところが出るような会話を心掛けます。そのため、話が詰まってしまったり、頭が真っ白になって話せなくなった人に、柔らかく話しやすい場面を提供します。
良い人材を探していると、目指すものが高ければ高いほど、なかなかフィットする人材は見つかりません。そして、探し続けていて成果が出ないと色々考え始めます。行動を通して、気付きや、上手くいかない問題点の分析をしたりして、人材を探す方も多くのことを学びます。
即戦力とか、自分達の仕事が楽になるような人材がほしいと考えているから見つからないんだ。自分達で育てていこうという意思に欠けているところが問題ではないか。というより、成長する人物を探そうとだんだん考え方が変わってきます。
どのような人物がほしいかを突き詰めれば、「この目の前にいる人と一緒に仕事ができたらいいな」という人だなということに気付きます。
ことわざに「類は友を呼ぶ」というのがあります。同じような行動をしているグループやチーム、会社にいる人は、組織の進んでいる方向や職場の雰囲気、そこで働いている人の考え方が近いせいか、一緒に仕事をしたいと感じることが多くなります。
また、自分達と同じ人生に対する姿勢や考え方をする人が探しているタイプであり、一緒に仕事をしたいタイプであるなと感じます。
一人見つけると、その人から色々な情報を得ることができて人材探しが進みます。
次にやることは、違和感がないかです。違和感を感じた時、その違和感が何であるのかを確認します。
違和感を感じるというのは、「道を歩いていて、小さい凹凸につまづく様な感じ」で何かがあるというのに気がつくのですが、それが何だかすぐわかるものもあれば、わからないものもあります。
往々にして、その人の癖や偏った考え方、トラウマから発生しているのが多く、話の焦点を絞っていくと、とても妙にあるところにこだわっていることがわかります。
どこに違和感を感じるのかを説明するのは難しいのですが、目に出るのと動作や顔に出るものとして、「ある話になると目が泳ぐ」「目が妙にギラつく」、「ある内容になると手とか腕や震える」、「貧乏揺すりが激しくなる」、「顔が蒼くなる」、「汗が出てくる」、「顔面神経痛のように顔がピクピクする」とか、「口調が変わる」というようなところです。
熱く語っていてなるのと普通に話していてなる。との違いと捉えると分かり易いかもしれません。
確認する理由は、違和感は偏った考え方や変な癖、精神の弱点でもあり、厳しい状況になればなるほど、大きな欠点として表れてくるからです。チームとして大きなブレーキになります。
人材を探すことによって、変な癖をつけたり、トラウマに悩まされないように、偏りのない清々しい日々を過ごす生活に日頃から心掛けることの重要性を学びました。
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