10回チャレンジして1回しか成功しないことを、やっても9割は失敗するので、やらない方がいいと考えるのか、「10回チャレンジすれば、1回は成功できる」のを、それだったら100回チャレンジすれば、その10倍の成功を得られると考えるか、その捉え方によって、評価が全く変わります。
90回も無駄なことをするのか、10回も成功するのか、捉え方を変えるだけで、意識と行動が大きく変わります。
何もしなければ、何も起こらず、進むこともありません。
チャレンジを繰り返す人は、失敗から、多くの気付きや教訓を得て成長していくタイプです。
成長することにって、できることの幅が広がり、深みが出てきます。
チャレンジをするタイプは、成功に導くために必要な力が徐々に身に付いていきます。
そして、諦めず継続することによって、成功の鍵を見つけることができます。
チャレンジを開始すると、チャレンジに必要な知識や要領について調べたり、多くの人に話しを聞いたりするリサーチをします。
次に、チームを作り、予算を獲得したり、援助や協力をしてくれる人との連携が必要となります。
チャレンジが始まると、一つ一つの過程で問題点や修正事項を確認しながら、議論したり、改善を続けます。
これだけでも、チャレンジをするのと、しないのとでは、知識、行動、人間関係など、多くの差があるのがわかります。
失敗したり、上手くいかなかった場合、原因を究明し修正を加えなければなりません。
改善に必要な知識や経験・コツを多くの人にヒヤリングしたり、リサーチのやり直しが必要となります。
そして、迷惑をかけた人に謝りに行き、理解と信頼を得るための説明・説得が必要となります。
事業計画の修正、上司への報告、企画の見直しなど、行なわなければなりません。
失敗から、多くのことを学ぶことができるのがわかります。
多くの知識と経験を得て解決の糸口を掴める力を付けていき、更なる理解と信頼と協力のもと、チャレンジしていくことによって、成功するために必要な態勢が徐々に整っていき、問題解決能力が向上していきます。
この失敗と改善、個及びチームの成長、問題解決能力の向上を繰り返していくことによって、成功の道が開かれていきます。
チャレンジして、前に進もうとしている人には、信頼できる仲間が集まり、具体的に物事が進んでいきます。
反対に、チャレンジや改善を図らず、同じことを繰り返していくところには、人は集まりにくく、組織自体も衰退していきます。
仕事を行うことによって得られる価値を感じることがなく、活動に躍動感がないからです。
仕事を達成すること、プラス、各人が仕事をすることによって得られる、人間的な成長、技術の向上、チームワーク作り、仲間と力を合わせる方法など、「仕事から得られる価値」は、重要な要素となります。
チャレンジしたり、前に進もうとしているところには、仕事から得られる価値が多く存在します。
そのため、「仕事から得られる価値」を求めて人が集まります。
何回も失敗や挫折を繰り返しながら、仲間と問題の解決方法を話したり、新たな切り口を求めていくことは、真剣で本気にやっていればいるほど、苦しいと感じないものです。
「これはどうだろう」、「あれを試してみよう」、「この分野の第一人者の人の本を読んで、話を直接聞いてみよう」と前に進めることでいっぱいで、苦しいと思う時間があったら、前に進める方法を考えているからです。
チャレンジしていることが上手くいき始め、建付けが出上がって、出口が見え始めると、今迄チャレンジに向けていたモチベーション以上の量のモチベーションを得ることができ、前よりも、パワーアップします。
完成に近づいていくにつれ、チャレンジしたことが実現する喜びよりも、違う方向へモチベーションが移行していきます。
完成した時には、仲間で達成を喜ぶパーティーよりも、次のチャレンジを如何に組み立てていくことを早く進めたいという気持ちに移っています。
今は、通過予定していたポイントを予定通り通過したという感覚です。
次のチャレンジのためのチーム作りや進め方をどのようにするか、に重点は移行しています。
次々にチャレンジしていく度にモチベーションがどんどん充填され、勢いが増していきます。
そんな仕事や趣味を続けていける人生は幸せだと思います。
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