「手白澤温泉」は、栃木県日光市川俣の秘湯です。車では行けません。女夫淵駐車場が車止めになります。そこから歩くこと2時間半、標高1500メートルに信じられないホテルのようなロッジがあります。この数年間、毎年通っています。1回行くと、また行きたくなる魅力があります。深い自然に抱かれると心の黒い部分が浄化され、清々しさが戻り、元気になるからです。
2時間半の道のりは、決して楽なものではありません。しかし、そこに足を踏み入れた者が味わえる深く豊かな自然に出会うことができます。夕方、一雨ある手付かずの自然があります。
素晴らしい施設ですが、あえて自然を満喫してもらう趣旨で、部屋にはテレビはありません。聞こえるのは、川の流れしかありません。夜は寒いので窓を閉めて布団をかけて寝ます。
家では、35℃以上の暑さに思わずクーラーを1日中入れてしまう状態ですが、窓を閉め、布団をかけて寝るとは、これだけで贅沢な感じです。
手白澤温泉に魅かれるのは、20年前の桧枝岐一帯の深く豊かで、人を寄せ付けないほど厳しさを持った自然が手白澤温泉にあるからです。
「このトンボの量、20年前の桧枝岐だね」と言って、息子はすぐに手白澤温泉が気に入ってしまい、毎年息子の方から手白澤温泉紀行を誘うようになりました。
霧の中の幻想的な風景を見て、ファイナルファンタジーの世界と同じイメージだと言いながら、歩いています。登山者の足跡を見てモンスターハンターワールドをやりたくなったという感じです。
完全かけ流しです。いつもは温かい感じですが、今回は私たちを歓迎して燃えているのか、かなり温度の高い湯でした。
川の音を聞きながら自然に囲まれた露天風呂は格別です。
溢れるように流れている蛇口がない温泉では、贅沢なお湯の使い方ができます。
露天風呂から眺める夜空は、見た瞬間信じられない感じになります。近頃、こんなに沢山の星を見たことがないからです。
星で埋め尽くされている夜空を露天風呂で横たわりながら、味わっていると、昼間の深い自然と同じように、静かに心が洗われている自分を感じます。美味しい水を飲みながら、朝日を露天風呂で浴びると綺麗に生きていこうという気持ちになります。
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そして願わくば、ミリタリー関係者だけでなく、日々、現実社会という厳しい戦いの場に生きるビジネスパーソンやこれから社会へ出て行く若い人たちに、読んでいただきたいと思っています。スカウトという生き残り術を身につけることは、必ず日々の生活に役立つと私は信じています。
40連隊に戦闘技術の負けはない: どうすれば強くなれるのか!永田市郎と求めた世界標準
『40連隊に戦闘技術の負けはない―どうすれば強くなれるのか!永田市郎と求めた世界標準―』
に登場する隊員たちが訓練を通じ成長していく姿は、若い人達に限らず、人材育成全般にも多くのヒントがあると思います。
人生・仕事への姿勢について、ミリタリーの人に限らず、多くの人達に読んで頂ければと思います。
読み方は自由に、肩肘張らず、気楽に読んでいただき、志を持ったインストラクターと若い隊員たちの記録を堪能して頂ければ幸いです。
天然オオクワガタを求めて-山梨県韮崎一帯オオクワガタ採集記-