「珍しいお酒がありますからどうぞ」と言われて頂いたお酒のラベルを見ると貴醸酒と書いてあります。透明ではなく茶色の液体になっています。いつ製造したか確認すると平成7年12月とありました。11年も寝かしている日本酒に初めて出会いました。こんなに寝かしてしまった日本酒は飲めないのでないかと思うほど熟成させています。
貴醸酒のラベルに、貴醸酒は、平安時代の古文書「延喜式(えんぎしき)」に伝わる宮中秘伝の酒造技術を、国税庁醸造研究所によって開発された、神々しいお酒です。
貴醸酒最大の特徴は、留仕込み水の代わりに清酒を使うところにあります。この貴醸酒大吟醸は、水の代わりに純米大吟醸を使って仕込んだものです。
限定2340本の中の1223本目のお酒です。
広島県呉市音戸町、榎酒造で作られたものです。
濃厚でまろやかな甘口です。レーズンのような香味が豊かでコクがあります。しかし、普通のお酒よりも酸味があり、思った以上に、甘いながらもあと口がさっぱりしています。
熟成させるほどに琥珀色が深みを帯び、円熟した味わいになるとのことです。
一口目は日本酒というよりは、上品な紹興酒に感じますが、その複雑で深いな味わいは、類を見ず「貴醸酒」という新しい分野のお酒といえます。そして、飲むと身体が喜んでいるのがわかります。
一度機会があれば、手にとってみて下さい。
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