現代社会は、iPhoneやパソコンなどでほしい情報が簡単に得られるようになりました。一方で、私たちは時間に追われるような生活も送っています。時間に追われながらも、人生を充実させたり、有意義にしようと考え、仕事のこと、家のこと、家族のこと、人間関係など、達成したいことややりたいことが色々あります。
しかし、今日、目標達成のためなどに必要なことができなかったとしても、仕方がないと片付けてしまってもいいのでしょうか。本当にやるべきことをする時間を取ることはできなかったのでしょうか。
メールに返信や対応する時間や電話をする時間はなかったのでしょうか。
チャンスに出会ったり、目標を掴み取るためには、日々の行動の積み重ねを続けることが重要になります。時間がないからという理由で、つい流してしまいがちなちょっとした行動を確実に行うには、ちょっとした工夫をすることによって、習慣化することができます。
その方法は、「いつ何をするか」をあらかじめ予定に入れておくことです。例えば、このようなハードルの低い感じで、「毎朝、出勤前に腕立て10回、腹筋10回、背筋10回する」設定します。
この行動が、1か月続けば、習慣化し、日々の生活に溶け込んでいきます。3か月もすると、徐々に効果が表れてくると、モチベーションが上がり、少し増やしてみようかという気持ちになります。
腰回りのぜい肉が取れてくると、健康のためになるだけでなく、毎朝の運動をすることが楽しみになります。
いつでも止められるようなことも、「いつ何をするか」というように、日々やるべきことが具体的な行動まで落とし込むことができると、自然に行動するようになり、習慣化へつながっていきます。
時間を効果的に使ってやるべきことを済ましてしまいたいと思っていても、仲間から相談を受けて集中できなかった。メールが気になってそちらに時間を割いてしまった。
急ぎであるがあまり重要ではない仕事に時間を多く使ってしまった。多くの人が、このような経験していると思います。
この状態を改善する方法が、先ほどの「いつ何をするか」を一歩進めた「時間がきたら、やるべきことをやる」と決めておくことです。「9時になったら、Aさんに指導受けをする」、「15時になったら、何があっても、今日電話をかけなければならない人全てへ電話する」と決めます。
なんだかいやだなー、面倒だなーと思っていても、15時になったから始めようと取りかかってみると、たいして面倒なことでもなく、やっているうちに気持ちが乗ってきたり、進んでいくことが嬉しくなったりします。
開始するまでのモヤモヤ感を持つのなら、早くやってしまえばいいという気持ちができてくると行動が変わります。
いつまでもエンジンをかけなかったり、長い時間暖気運転をすることなく、エンジンをかけると、加速をする感じで仕事に取りかかり、ゴールへ飛び込めるようになります。
さらに、確実にする方法として、午前中にパワーポイントのプレゼン資料を作り切れなかったら、「16時~18時の間に作り上げることにする。必ず概成までもっていく」とします。
事前にやるべきことを明確にしておくと、意識しなくても、行動すべき時に自動的にスイッチが入ります。「16時だ仕上げるぞ」というように、「やらないといけないなー」と気にかけることなく、何をすべきか迷うことはありません。
そのため、行動する時間がくるまで、集中でき、気にすることもなく、時間がきたら行動を起こせばいいので、立ち上がりも早くなります。
「帰宅して、1時間以内に5キロのランニングへ出発する」は、私がよく使うパターンです。
【次のブログも参考にお楽しみ下さい】
与えられた目標を必ず達成する方法を教える「陸上自衛隊の戦術教育」の活用
仕事が早く切れ味のいい若手社員は改革を進める原動力となる
成長する部下、伸びる部下、将来楽しみな部下は仕事の価値を知っている
最短距離で正解にたどりつくことはいいことか-若い人に伝えたい事-
倒れても絡めとる粘りは成功を導く
二見龍レポート#5 見えない戦士の作り方ー実戦的スカウト訓練ー
自衛隊最強の部隊へ-CQB・ガンハンドリング編: 牧歌的訓練からの脱却。第40普通科連隊を変えたガン・インストラクター
自衛隊最強の部隊へ-偵察・潜入・サバイバル編: 敵に察知されない、実戦に限りなく特化した見えない戦士の育成
警察・レスキュー・自衛隊の一番役に立つ防災マニュアル (DIA Collection)
【kindle本が出ました】
二見龍レポート#4 二見龍レポート#4 スカウト技術を現代戦に生かす
二見龍レポート#2 コンバットメディックの照井資規、弾道と弾丸を語る
二見龍レポート#1 ネイティブ・アメリカンの狩りの技術を伝える川口拓氏との対談
40連隊の見えない戦士達: 自然をまとう「スカウト」戦闘技術
40連隊に戦闘技術の負けはない: どうすれば強くなれるのか!永田市郎と求めた世界標準