震源が地下10キロ程度で浅く、震源の近くが激しく揺れます。揺れている時間は、プレート型地震は、比較的長く揺れますが、直下型地震は、15秒~20秒間の激しい揺れです。震度6を福岡県と宮城・岩手県で経験をしました。
何か、カチッとスイッチが入った感じがすると、大男が家を持ちあげて思いっきりガタガタガタと揺らした感じで、短時間ですが強烈です。
震度5弱まではそんなにこたえませんが、震度6になると世界が変わり、通常の常態ではすみません。座っていても身体を持っていかれてしまいます。
コンビニや会社にあるコロの付いているプリンターは、震度6になると暴れ馬のように走り回ります。身体にぶつかれば骨折や身体の損傷は免れません。
タンスや本棚が倒れてくるというイメージではなく、柔道の重量級のチャンピオンが投げつけたように飛んできます。倒れてくる感じであれば、手で押さえたり、足を出したら何とかなると思いますが、投げられたタンスがぶつかり大怪我をするイメージです。
事務所は、机や椅子、本棚、パソコンが飛びまくって、ごちゃごちゃの状態になり、埋もれた中から出てくる感じになります。
震度6を超えると世界が変わることを記憶しておいて下さい。
プリンターやタンスにぶつかれば、大きな怪我の可能性があります。どうしても逃げられなければ、身体を守るために腕を十字にして空手でいう十字受けで受けます。
この時、腕は折れるのを覚悟して下さい。
最も避けたいことは、窒息死です。腕や足が折れたり挟まれただけでは、人間は死にませんが、息ができなければ10分はもちません。
仰向けで胸をはさまれたり、胸が圧迫されると呼吸ができなくなりあっという間に窒息死してしまいす。呼吸を確保できれば、生き延びる可能性が高くなります。
地震が来た時、頭を押さえて身体を丸めて机の中に身を隠す姿勢は、身体を丸めることにより肺の部分に呼吸ができるスペースがあるので挟まれても、窒息死を防止できます。
首と後頭部の首の付け根は、損傷すると致命傷になり易い部署であり、回復が難しい部分です。頭を押さえるのではなく、首の回りをしっかり防護する必要があります。
直下型地震が発生した初日は、10分に一回程度のペースで、ドーンと重迫撃砲の発射音とともに、ガクッと音と揺れが続くため、家の中にいるのが怖くなり外へ出たり、一人暮らしの女性は避難所へ避難してきます。
避難所となる学校や市民センターは、地震初日の夜はギュウギュウ詰めの状態になります。家が大丈夫であると次の日から避難者が減少していきます。
避難所は学校の体育館や市民センターなど建物の中に滞在できるところです。避難場所は、学校のグランドや公園、広場など外の広いスペースです。町会や自治会は、まず避難場所へ集合し、避難所へ向かいます。
学校は、通常、各市町村がアルファー米、ビスケット、毛布、発電機、懐中電灯等、防災用備品を備蓄しています。
貯水槽は、緊急遮断弁がついていて、地震が発生すると40トン程度の飲み水を貯めている状態にまります。
マンホールトイレという仮設トイレの整備も進んでいて、防災拠点として強化されています。避難所では、地域住民が中心となり避難所運営委員会を設立してルールある避難所生活ができるようにします。
家が、大丈夫であれば、家が最もいい避難所になることは言うまでもありません。
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