不安は自分の心の中で成長し、ネガティブな緊張を与えるようになっていきます。作戦間での一番の不安要素は「敵」です。
敵はよく訓練している精鋭部隊なのか、どのような兵力なのか(大量の敵がいるのではないか)、強力な火力を保有しているのではないかなど、敵の正体を掴めない場合、不安は増幅していきます。その不安から恐怖心が生まれてきます。
敵は、ミリタリーであれば敵兵や敵部隊となります。ビジネスでは、競合する企業、ライバル会社になります。
本来ならば、敵と戦うための準備として身体が自動的に興奮状態にする作用や酸素を多く取り込み一気に力を発揮させようとするはずの作用が、恐怖心に心が囚われる(マイナスに作用させてしまう)と、心拍数の上昇、発汗、呼吸の乱れ、身震いなどが起こり、五感や免疫機能の低下に伴い、判断力、決断力の低下などに繋がる恐れがあります。
恐怖心と向き合うためには、恐怖の正体を突き止めることにより、恐怖心をポジティブな緊張感として受け容れることが重要となります。
「初めてだから怖いのか、みんな同じだ」、「失敗することが怖いのか、失敗がなければ成功はない」というように、不安の正体を突き止めます。そして、プラスに作用するポジティブな緊張感へ切り換えるようにします。
動悸や発汗、呼吸が早くなるのは、身体がチャレンジするために準備してくれていると捉えることによって、冷静な判断と的確なパフォーマンスへと導くことが可能となります。
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