産卵しているオオクワガタのメスを産卵用ケースから出す時期

産卵しているオオクワガタのメスを産卵用ケースから出す時期

 

産卵を終了する時期

 

通常、産卵を終了させる時期はメスを産卵ケースへ入れ約1ヶ月が過ぎた頃が目安となります。

5月初旬産卵ケースにメスを入れると、6月初旬にメスを出すと、約1ヶ月後の7月に幼虫が孵化する時期になります。

産卵木から幼虫を割り出し7月上旬~中旬にジャム瓶に入れるパターンが、マンションで飼育するもっとも大型の出るパターンだからです。

温度管理をしている場合、早くから産卵させたりすることができますが、このパターンが、常温で南向きの部屋でマット飼育している私の飼育法です。

 メスを産卵ケースから出す時期はどのように判断すればいいかについて説明します。

メスを取り出す時期は、産卵木にメスが産卵したということがわかる産卵痕や産卵木にメスが坑道を作った状態によって判断します。

 

メスの産卵行動

 

 産卵ケースに産卵木をセットしてメスを入れると、1週間もしないうちに産卵木の皮がメスによって剥がされていきます。

メスが気に入らない状態の産卵木は皮があまり剥がされません。私は次のように推測しています。

メスが産卵木の皮を剥がしてしまうのは、産卵木全体にメスの持っているバクテリアを付けているのではないかということです。

産卵木全体の環境をオオクワガタの成虫が保有しているバクテリアによって、幼虫が孵化して成長しやすい環境に産卵木をコントロールしていると考えられます。

 メスが産卵したことを判断するポイントは、4つあります。

 

1 産卵木の断面の産卵痕

オーソドックスな産卵痕は、産卵木の断面がメスによって削られ、約1センチ弱程度の穴を掘ってそこに産卵し、その穴を木くずで埋め戻した跡がある状態です。

 

2 メスが産卵木に坑道を掘りその中で産卵している状態

 産卵木に芯がほとんどない状態の時、産卵木が柔らかい場合、メスは産卵木の断面の真ん中から坑道を掘り、その行動の中で産卵を行います。

外から見ても産卵痕が確認できないことが多く、この場合、メスを入れた時期から30~40日経過したら産卵を終了させます。

 メスは坑道を産卵場所と居住場所にすることが多く、メスを取り出そうとすると坑道の奥に潜り込んで頭を突っ込んでしまい取り出すことが難しい状態になります。

この状態では産卵木を割らないとメスを出すことができない程、がっちり産卵木に潜り込んで食らいついています。

 無理に出そうとせず、ゼリーを食べに坑道から外に出てきてエサを食べている機会を狙って捕まえます。

 

3 産卵木の表面に埋め戻しの跡がある

 産卵木の皮はメスによって剥がされ、表面に産卵するための穴を掘り、産卵後埋め戻す産卵痕です。

産卵木の断面に産卵している状態と皮をはいだ産卵木の表面に同じことをしている状態です。このパターンも産卵痕として良く現れます。

 

4 産卵木が爆発した状態

 「産卵木が爆発した状態」という表現は私が使っているものです。

メスが坑道を掘り進めていき出口を産卵木の表面や反対側に作り始めると、直径10㎝程度の産卵木では円筒形の状態を維持することが難しくなっていきます。

坑道を生活する場所にしているメスがさらに、坑道を大きくしようとすると産卵木が崩れ始めます。

この状態を2~3日放置していると、産卵木がバラバラになってしまいます。それは産卵木の内部で爆発が起こったような感じの状態になります。

 このような状態になった場合、メスを取り出し、バラバラになった産卵木を努めて円筒状のように組み立て埋め込み用のマットをかけます。

産卵していた場合、産卵木の残ったところとマット中に幼虫がいるので回収することができます。

産卵した場所までメスが崩してしまっているので、幼虫はあまりとれません。

 

 

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