改革を引き戻す現状維持の引力

改革を引き戻す現状維持の引力

 

1 何かを得るには、何かを受け入れなければならない現実

  人は何かを受け入れた結果、何かを得るものであり、その量と質は見合っていると考えられます。

 例えば、売り上げが伸びたのは、売り上げが伸びるほどの活動をしたからであり、その活動を受け入れた結果であるといえます。

  改革・改善の効果を出すために、社員の人達は新たに受け入れなければならないものがあります。

 それは改革・改善が目指している行動を自ら、そして、組織として行うことです。

  動けば、動いた量と質に見合う成果を得ることができますが、動かなければ何も変わりません。

2 「現状維持の引力」によって能力向上を阻害されているが、その感覚がない

  人は、「過去の体験から得た習慣や価値を守りたい」、「新しいものは受け入れたくない」という住みやすいコンフォートゾーンに戻ろうとする現状維持の引力によって、新たなものを受け入れる幅が圧縮され、結果も圧縮されていることをなかなか理解できません。

  長く同じ所にいればいる程、同じ環境が続けば続く程、現状維持の引力が強まり、元に戻すレバーも錆びついて操作できない状態になっています。

3 現状維持の引力を破壊する方法

  現状維持の引力が強くなると自分で変えていくことが難しくなります。

 そのため、組織やチームが進めている組織を変えることによって、不可逆の体制を作ります。  

 次に、望ましくない行動を取り除き、新しい望ましい行動の習慣を根付かせるために、上司が変わっていく必要があります。

  変わろうとしない上司、変われない上司は、引き続き、将来の変化への対応もできず、2~3世代古い望ましくない行動をとり、害をまき散らし、悪影響を与える人物となります。

  管理職ではなく他で力を発揮する道を薦める必要があるといえます。

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