大顎がシオマネキのように左右大きく異なる阿古谷系オオクワガタ出現

大顎がシオマネキのように左右大きく異なる阿古谷系オオクワガタ出現

 

 

25年間のオオクワガタ飼育で初めての出来事

 

羽化した成虫をビンから取り出すと、左の顎が長く中間が力こぶのように太くなっています。右の顎は普通の大歯の顎のオオクワガタが出てきました。まるで、カニのシオマネキのように左右のハサミの大きさが違うような大顎をもったオオクワガタ(次から『シオマネキ君』と呼びます)です。飼育を始めて、このような突然変異のような状態で羽化した成虫は初めてです。

シオマネキ君は、3令幼虫時の判定は75㎜以上になる判定をしていましたが、後半思ったよりも大きくならず、最終的に72㎜で羽化しました。

ビンから取り出した時は、まだ体が十分できていないためか、それともシオマネキ状態のためか元気がありませんでした。

変わった形のクワガタは、たぶん長生きせず、冬眠前に寿命かなと思っていました。案の定、ゼリーを与えても、まったく食べずに、マットの上で静かにしています。

やっぱりダメかなと思っていると、7月半ばから急に元気になりゼリーを食べるようになりました。冬まで持たないパターンから脱出し一安心です。

 

突然変異か

 

 

 

オオクワガタのオスの顎の形や開き具合に関する遺伝は、飼育をしていると、種親のオスの特徴を強く受けることがわかりました。

特に、悪い遺伝、劣性遺伝はとてもよく引き継ぎます。(悪い部分は、多くの子供の個体に拡散します)
例えば、左の顎の開きが悪い親から生まれた子供のほとんどが、左顎の開きの悪い状態になります。

しかし、シオマネキ君の親である、種親のオスは、左右バランスのとれた顎で、真ん中に力こぶがあり、エッジがシャープな特徴があり、左右非対称ではありません。

突然変異なのか、あと一つ気になることがあります。

羽化時の茶色い薄皮がなかなか取れなかったことです。

 

 

羽化時の事故的現象か

 

 

 

シオマネキ君は、羽化時茶色の薄い皮が、右の顎の部分がなかなか取れない状態が10日ほどありました。
この薄皮によって、本来の顎が、十分膨らんでいくことができなかったのではないかということが考えられます。

この原因については、経験をされたり、知識のある方の意見を本ブログへ頂ければ幸いです。

いつも要所要所飼育を手伝ったり、採集に付き合い、いつの間にか25年の経験を踏んでしまった家内が、シオマネキ君を見にきて、次のように言いました。

「突然変異で片方の顎が大きくなってしまったので、長い顎の薄皮は、ぴょんとすぐ取れたけど、短い方は、皮がごにょごにょして取れなかっただけで、最初から右の顎が大きい状態で羽化しているはず。皮が取れなかったから、大きくならなかったとは考えられない」

と結論付けました。

突然変異なのか、羽化時の何らかの事故なのか、原因究明のため、累代飼育をすることにしました。

 

 

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